"元"池田町地域おこし協力隊~kuro隊員のその後~

平成31年3月に池田町地域おこし協力隊を卒業したkuro隊員の"その後"をダラダラ綴ります

ボルダリングDIY記Vol27(最終回)~池田町ボルダリングジム レッドポイントついにプレオープン!~

こんにちは。

北海道十勝地方地域おこし協力隊、方針模索中のkuro隊員です。

池田町ボルダリングジムレッドポイント

ボルダリングDIY記最終回=完成

ついにこの日を迎えました。ノリで始まった構想から早くも半年が経過し、Vol27を数えたボルダリングDIYシリーズは今回の記事をもって終了です。涙の最終回。ハンカチ必須。

「DIY」シリーズの終わりが意味するのは、即ち改修作業が完了したという事です。改修の完了が意味するのは、即ちレッドポイントがオープンするという事です。

そう、DIYシリーズが最終回を迎え、改修が完了し、レッドポイントがオープンします。大事な事なのでまとめた上で2回言いました。

前回の記事はコチラ↓

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レッドポイント営業情報

レッドポイント外観,池田町地域おこし協力隊blog

概要

※以下の営業情報はプレオープン期間(5/20~8/31)のものです。正式オープン(2017/9/14~)後の営業情報については以下の記事をご覧下さいませ。

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5月20日(土)オープンです。

10:00~11:00は入門スクーリング、13:00~14:00は女性限定スクーリング。15:00~18:00は一般開放(高校生以上)。

施設利用料は大人(高校生以上)500円、小中学生無料。クライミングシューズレンタル料は大人200円、小中学生無料。

営業時間は木・金が19:00~22:00。土は13:00~18:00。なお13:00~15:00のみ小中学生利用可能。

各種スクーリング

親子スクーリング月1回開催予定(第一土曜日10:00~11:00)。対象は小学1~3年生の子どもと大人。

入門スクーリングも月1回(第一土曜日13:00~14:00)。対象は小学4年生~大人。

第一木曜日はレディースデイ(19:00~22:00)。女性がたくさん集まってほしいとは思いますが、下心はありません、純粋にエクササイズ感覚で通ってくれる女性をターゲットにしただけですからね。下心はありません。

DIYの思い出

さて、もう今更宣伝してもアレなので、レッドポイントDIYの歴史を振り返りたいと思います。完全に自己満足ですが、よければ最後までお付き合い下さいませ。

企画期

全ての始まりはここから。なんとDIYシリーズ1発目の記事は2016年11月30日に投稿していました。あれから早くも半年。DIYとボルダリングそのものに夢中だったせいかあるいは歳のせいか年月が過ぎるのは早い。

ある日突然「ボルダリングジム作ろうか」との一言から全ては始まった。

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今でこそレッドポイント運営委員会の会長を務めているkuro隊員ですが、商工会M氏の発案と協力隊H親方の建築の腕あってこそです。私はメンバーみんなが担いでいる神輿に乗っているだけですが、神輿の飾りにでもなれるなら喜んで乗ろうじゃないか。

記事内にもあるように、当初から予算の心配はありました。今でもあります。まぁ色々と寄付や開店祝いをいただき、どうにかオープンに漕ぎつける事ができました。

感謝。

DIY開始期

当初は我々DIYメンバーは「ボルダリング作り隊」という名称だったようです。kuro隊員が勝手に名付けてそんな事はとっくに忘れていました。

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この頃はもう完全に廃墟ですな。よく完成を信じて作業したもんだ。

協力隊H隊員(親方)の大工作業の腕に惚れ惚れ。お見事。

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バールとハンマーを振り回して天井落としたり壁を剥がしたり。ちょうど冬を迎えた池田町。極寒の中で作業していたのが夢のよう。

ちょっと疲れが見え始めた頃、「電気新聞」を天井裏から発見して盛り上がりましたよ。まるでタイムカプセル。

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そんな中ジェットヒーターの灯油が切れたり壁に穴が開いている事が発覚したり。

一難去ってまた一難。そして徹底的に寒い。

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想定外の事が沢山ありました。ある意味、隣町の幕別町のスポーツクライミングジム十勝へ視察に行った際にも想定外の出来事が。

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意外と登れねぇ、っていう想定外。そういえばこの頃は6級すら登れなかったなぁ。

2017年1発目の作業では天井裏に危うく閉じ込められそうになったり。ここでkuro隊員はインパクトドライバーを手に入れたんですね。

協力隊の活動予算から捻出して手にしたインパクト君はその後も大活躍しています。

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そしてレッドポイントDIYの歴史上の名場面、「梁を切り落としたらアビィロード」が生まれます。本当に写真に収められなかったのが悔やまれる。

不器用なkuro隊員はなかなか真っ直ぐに切れなかったけど、電動丸のこにも世話になったなぁ。

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いよいよ核心部分のウォール作成に着手。この辺から「早く作って遊ぼうぜ!」的な空気が流れ始めたような気がする。仕方ないよね。ボルダリング面白いんだもの。

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さて、やっとホールドが取り付けられて登れるようになりました。しかし20代前半の若者から見れば、30歳は「いい歳」だと言われてちょっと凹む大人たち。

あぁそういえばkuro隊員の乗っていた脚立が倒れそうになるハプニングがありましたね。

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ウォールが1面だけ取り付け完了し課題が1つできたため、この辺から作業時間の半分は練習に費やし始めます。仕方ないよね。ボルダリング楽しいんだもの。

今見るとホールドが少なくてスッカスカ。これで「ウォールができたぞ!!」とハシャいでいた自分が恥ずかしい。

そして全然登れない。「これで6級ってマジなの!?」と何度確認したことか。

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DIYと練習期

少しづつ増えていくホールドと課題。作業と練習がfifty-fiftyに。

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やっぱりまだ6級課題に苦戦してたようです。

そして急展開の運営委員会の総会へ。ここでkuro隊員が会長に就任します。

後に気付いたのですが「運営委員会」なら役職としては「委員長」が正しいのでは...?決まっちまったもんはしょうがないっす。

※2017年10月時点で「会長」の呼び名がしっかり定着しています。

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コソ練全盛期。しかしマットレスは寝具用という、今思えば怪我人が出なかったのが不思議な環境です。寒くて筋肉伸びないし。

会長に就任した責任感(?)からか、ついにマイシューズを購入。カッチカチのソールが懐かしい。

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やっと照明が付きました。今までは投光器のみだったのが嘘のよう。科学の力がこんなに偉大だなんてこの時初めて知った。

というかあんな薄暗い中でよく作業してたよなぁ。

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いつまでもコソ練していてもアレなので、内装工事にも取り掛かります。梁を磨いたりゴミ整理したり外壁の心配をしたり。写真見ると思い出すけど、「外壁べローン」状態ってすげーな。

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引き続き内装工事。マットを敷くためのすのこ作りのため、解体現場から廃材回収。そしてひたすら釘抜き。kuro隊員の足親指と人差し指間を見事に釘が貫通した瞬間のヒヤッと感は忘れられない。ヒヤリハット事例発表会があったら絶対発表する。

そして「コソ練」という言葉がついに新聞に掲載。コソ練野郎、kuro隊員。

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ここまで来ると、主要なDIY作業は概ね完了。装飾やウォール以外の壁面に意識が向かいます。ゴミ箱作成に数日かけてのはいい思い出。Mr不器用、kuro隊員。

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たかがゴミ箱で2記事も書くなんてお恥ずかしいですな。

そして楽しい漆喰塗りと超重労働のマット搬入。

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あれ、気付けばマット搬入記事書いてないですね。

マットはとにかく重かった。以上。

完成に向け一直線期

3月末頃からメディア露出も増えてきました。

特筆すべきは某TV局の取材。ロケ時間の割に放送時間が少なかったのは内緒。H親方の鹿の角を加工したホールド作りが全てカットされたのはもっと内緒。

「十勝ワインを超える名物に!」と冗談半分で言ったらそのシーンが採用され、kuro隊員のビッグマウスっぷりが地上波に乗った記念すべき日。

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しかし取り上げてもらって感謝。

良い天気で春を感じる土曜日、朝から足場組んで休日返上でペンキ塗りしたり。

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ここからメンバーのレベルアップにも力が入ります。課題作りと称してほとんど個人練習。帰宅時間はどんどん遅くなっていく。

そして肩周りと背中にちょっと厚みが増したような。

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マットに被せるシートが届き、死ぬほど苦労して取り付け。DIY史上最も頭を使った作業だったかも知れない。そしてプロに依頼して外壁補修。もう完成は目前。

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4月に入りメディア露出がピークに。色々ば媒体で「登っている姿を撮りたい」の言葉に応じ続けた結果、常にkuro隊員が浮かれて登っている写真が出回る。

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PRのために、たまたま池田町を訪れたブギウギ専務をレッドポイントに連れ込もうとしたり(結果は未遂)。

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そして後回しにしていた事務作業に追われて...。

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そして今!

どうにかプレオープン準備が整いました。最終チェックに半日以上かかりましたが、どうにかです。

レッドポイント最終調整,池田町地域おこし協力隊blog

久しぶりに21時前に帰宅しましたが、結局この記事を書いていたらこんな時間に。

ついに、廃墟同然だった建物が生まれ変わる瞬間です。

皆様のご協力には何度お礼を言っても足りない。感謝。

最後に

冒頭でも述べたように、DIYシリーズの記事は今回が最終回です。

遅い時間に帰宅して書くのが大変な日もありましたが、泣いても笑ってもこれが最終回。

なんだか無性に寂しいですが、明日からは「レッドポイント運営期」シリーズが始まります。黄昏れているヒマは無いって事。

 

最後の最後は完全に自己満足な振り返り記事となってしまい、申し訳無いです。しかし一から何かを作り上げる経験の少ないkuro隊員にとって、この半年感は本当に新鮮で楽しい日々でした。

 

そしてこの場を借りて、寄付・協力いただいた皆様に感謝申し上げます。

少しでも池田町の活性化に尽力できるよう、今後も足を止める事無く活動していきます。

願わくば、レッドポイントを通じて老若男女問わずに運動機会の確保に役立ったり、名のある選手を輩出できればとな、と思います。

 

重ね重ね、みなさまへ感謝申し上げます。

それでは明日から始まるレッドポイントと同運営記をお楽しみ下さい!

 

ではまた(^O^)/

RED POINT運営記はコチラ↓

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