こんにちは。
北海道十勝地方池田町地域おこし協力隊、ハーフマラソンサブ100を目指すkuro隊員です。
導入自治体は多数!
平成30年4月で10年目を迎える地域おこし協力隊制度ですが、平成29年度時点で、全国の協力隊隊員数が5,000名弱にまで増えているそうな。
単純な規模で言ったらオンワードホールディングスの正社員数(2016年時点)とほぼ同数ってすごくないっすか。
従業員5,000名クラスの会社に勤めた経験は無いなぁ...と思ったら札幌市職員が20,000人超えてたわ。あ、念のためお伝えするとkuro隊員は元札幌市職員です。
北海道だけでも募集地域はたくさんあるけど、道内でパッと見でどこが楽しそうかを勝手に判断する話!
2018年5月時点の募集状況
求人は全てJOINで探してます。
全国各地の求人を探せますが、地域を北海道に絞って検索すると...
募集中の求人が56件もある...!
全部中身読まないと紹介できないので、一瞬ダルいからこのネタボツだわ、と思いましたが急遽会議1件がキャンセルになったので調べることを決意。
採算度外視な単純明快データ収集作業だけは集中力を発揮する男、kuro隊員。
面白い募集あるかなー!
好待遇な求人
厚岸町(週4日勤務、報酬月額25万円)
好待遇1発目は厚岸町。
観光協会の運営支援や組織強化がミッション。
報償費月額25万円...しかも車両手当2.5万円!
っていうか報償費(=隊員の給料)って、年間250万円が上限のはずでは?単純計算で25万円×12か月=年間300万かかるんだけど、どんな技使って支出してるんだろ。
勤務時間は1日7時間で月16日出勤と、拘束時間も短い。さらに協力隊としての採用=任期後は観光協会に内定らしいので任期後の心配も少ない。
が、好待遇故に選考基準もレベル高いよ!
- 大卒
- 観光関連業界で10年以上の正社員経験
- 旅行業務取扱管理者
- 外国語会話能力
- コミュニケーションと交渉力に優れている
あぁ、kuro隊員は高卒の時点で応募すらできないね。ちょうど最近学歴コンプレックスを持つ主人公のマンガ読んだばかりで、タイムリーに学歴の壁を痛感。
条件を満たしていて能力に自信があって、かつ田舎暮らしを希望している人にはこの上ない条件じゃないでしょうかね。
厚岸のカキは安くて超うまいしなぁ。
ちなみに同時募集している林業(桜守)もほぼ同待遇で、任期後は厚岸町職員としての採用を想定しているとか...。
手厚いなぁ。
日高町(観光協会事務局長採用の可能性アリ)
こちらも観光協会関係のミッション。
詳しく書かれている訳ではないけど、恐らく応募者のスキルによっては観光協会事務局長として任用されるっぽい。隊員の待遇(年最大240万+手当)と局長採用の場合(隊員待遇+年最大100万円+手当+ボーナス)と分けて提示されているので。
局長待遇は協会の財政状況によって増減する場合もあるようですが、任期後も特に問題無ければそのまま局長継続を想定しているって感じでしょうかね。
厚岸町ほど選考基準は絞られていないので、観光で責任あるポジションを担いたい人には日高町もいいですねー。
なお雇用関係は役場ではなく観光協会と直のよう。
日高あたりはやっぱりシシャモですかねぇ。
面白職種な求人
黒松内町(釣果も選考基準!?)
なんと募集職種は
アユ漁師!
釣りに疎いkuro隊員がアレコレ説明するのもなんなので、求人情報をそのまま抜粋すると...
本町を貫流する朱太川、その特産物である朱太川天然アユが注目され付加価値が高まっていますが、一般の方々でもアユを購入しやすい流通環境を整えることによる経済波及効果を期待しています。また、河川環境整備、 人工孵化放流や産卵場造成の増殖事業、密漁監視活動、釣果状況の情報発信など朱太川漁港との業務と連携し内水面漁業資源の適正利用を促進します。配属先は(一社)黒松内町観光協会に所属し、 シーズン中はアユ友釣りガイドやサケ孵化場を活用する新たな朱太川エコツアーの開発や、環境保全活動にも取り組んでいただきます。
とのことです。
河川環境整備とか密漁監視とか、内容はちゃんとミッション型の協力隊っぽいですね。アユ釣りガイドも活動の内だから任期後のナリワイにできそうだし、面白求人として紹介するほど飛びぬけてないかなぁと思って審査方法まで読み進めていくと...
下記の書類を提出してください。
(中略)
(4)活動目標レポート(1,000文字以内、A4用紙で様式は自由)
テーマ 『アユ漁師及び環境保全活動目標』※本人のアユ釣歴と年間最多釣果を明記して下さい。
審査方法の中に年間最多釣果との文字...!
そんな文字面を目にしたことある人いる?
普通にプロ野球のシーズン(=年間)最多安打風にサラッと書いてるけど、年間最多釣果ってフレーズがいかにも役場っぽくて逆に面白くないっすか?
これはもうダントツで面白職種求人ですよ!
年間最多釣果に自信のある人はどうぞ応募を!
利尻町(離島の教育現場)
離島ファンの皆さま、お待たせしました!
利尻町の求人ありますよ!
しかも公営塾スタッフ!
社会教育的な募集はよく目にしますが、塾スタッフって多分貴重じゃないですかね。勤務時時間も昼から20時くらいだし。
離島で子どもたちとふれ合えるなんて夢のある仕事、いいんじゃないでしょうか!!
kuro隊員も2017年に利尻島&礼文島を観光で訪れましたが、余裕で生活できると感じました。離島という様々なハンデはあるけど。
その他
とりあえず最も目を引いた4つの自治体を紹介しましたが、他にも52自治体で募集していますからね(クドイようですが当記事を書いている2018年5月上旬現在です)。
ちょっと面白そうと感じた求人は他にもいくつかあります。
幌加内町の農業研究(専門職っぽい)とか豊富町の温泉施設運営(視察で行った)とか浦幌町のうらほろスタイルの一員(池田町から近いしオススメ)とか。
これだけの数があるので、その気にさえなれば北海道に移住したい!って願望はいくらでも叶えられると思いますよー。
定住できるかどうかは着任後のあなたの行動に懸かっていますけどね!
最後に
地域おこし協力隊の制度について、賛否はあるだろうと思います。
公務員でもないのに3年間税金で給料もらって、結果的に定住できなければ去っていくので懐疑的な目で見られるのも当然ですよね。
現役の協力隊員として本音を言うなら、ただ田舎暮らしに憧れるだけじゃなく、着任地を第二のふるさとだと思える人を採用してほしいなぁと思います。
条件だけを勘案して協力隊として移住しても、ギャップは絶対あると覚悟した方が自分のためですよ!
ではまた(^O^)/
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