こんにちは。
北海道十勝地方池田町地域おこし協力隊、32歳になりましたkuro隊員です。
雑音はいらない
まだまだ書き慣れていない本音シリーズの第2弾!!
書きたいことは数えきれないくらいあるけど、まだ心のどこかで"これ書いたら嫌われるよなぁ..."なんて甘ったれた気持ちを捨てきれないので、小出しにしています。
老若男女から好かれる人気者になりたい訳ではないのに、いざ本音を曝け出そうとすると尻込みしちゃうのは何故なんでしょうかね。
やっぱり人に嫌われるのが怖いんでしょうかね。
時と場合によっては"傾聴"する必要なんて全く無いよって話”!
本音シリーズ第1弾はコチラ↓
教えたがり勘違いの人
いろんな人間関係にヒビが入りそうな予感がビシビシするけど、まず言わねばならんことがありまして。
一言でまとめるならば
今、お前の意見聞いてねぇから
って瞬間が、人生において多々あるってことです。
どういうことか、ご説明いたしましょう。
何を例に出せばわかりやすく説明できるかなぁと考えた結果、"厳しい上下関係のある部活動"にします。
監督は鬼で先輩は怖い、そんな体育会系指数Maxな部活を想像してくださいね。
kuro隊員は野球部だったので野球部として想像してもらうのがベストですが、まぁサッカー部でもバスケ部でもOKです。
あなたは高校2年生。
うるさかった先輩たちが引退し、1&2年生の新体制で始動したばかりのチームを率いるキャプテンです。
責任のある立場に最初こそ戸惑いましたが、キャプテンに就任してから1か月が経ち、どうにか板についてきたところです。
不慣れな重責ながらも先輩たちと自分たちのチームを比較し、"先輩たちは攻撃のチームだったけど、僕らに合っているのは守りのチームだ!"と方針を定め、徹底して守りを鍛えた1か月。
つい先日の練習試合でも、その方針通りの勝利を収めた新チーム。
"やっぱりこの方針で間違っていなかった"と自信をつける部員たち。
あなたはただ指示を出すだけではなく、もちろんプレイヤーとしてもしっかりと成果を挙げ、最近じゃ後輩から尊敬の眼差しを向けられているような...。
"よし、このまま練習を重ねていけば次の大会は良い成績を残せそうだ"と、いつも通りの練習風景を見ながらそう思った瞬間。
"お~う、やってるかぁ!?"と響く声。
その聞き覚えのある声の方に目をやると、そこには"一応レギュラーだったけど性格が悪くて慕われていなかった先輩"の姿が...。
誰もが"アイツ引退したのに何しに来たんだよ"とコッソリ顔をしかめていることにはもちろん気付かず、その先輩は言い放つのです。
"お前ら!この前のショボい試合はなんだ!?俺が現役だったらもっと楽に勝ててたぞ!!"とね。
茫然と先輩を見る現役のメンバーたち。その目には困惑と狼狽。
キャプテンであるあなたが"いや今年のチームは守り勝つスタイルでいこうと思いまして..."と説明に行く前に、先輩はバカみたいに叫びます。
"俺が攻め勝つ方法を教えてやる!ボケっとしてないで準備しろ!!"とね。
なんということでしょう。
せっかく適正を考慮して舵をきったはずの"守り"の方針が、いともたやすく揺らいでしまいます。
あなたの求心力は確かだったとしても、"先輩の言うことは絶対だ"という染み付いた習慣には逆らえないのです。
体育会系の悲しき性とでも言いましょうか。
せっかく固まりつつある方向性が、既に部外者であることに気付いていない人間の一言で崩れていく様を、あなたは悔しさに歯を食いしばって見ているのです...。
そんな時あなたは...もとい、わたくしkuro隊員ならこう思います。
今、お前(先輩)の意見聞いてねぇから
ってね。
部外者の意見はほぼいらん
こうまで書いとけば、kuro隊員の言いたいことが伝わるような気はします。
要は
部外者がいらんこと言うな
って話です。
この"部外者"の定義がまた広義なので、はっきりさせときましょう。
基本的には、何かの物事に今まさに当事者として携わっている人以外は全て部外者だと思うべきです。
邪魔する人はもちろん、善意であっても的外れなアドバイスをしてくる人も部外者。
時間と労力を注ぎ込み、目的を理解し汗をかいてプロセスを歩んでいる人だけが当事者。
乱暴な定義付けである気はしますが、ボーダーラインの微調整は各々で決めればいいことです。
自分の性格と周囲の環境、取り組んでいることなんかを考慮してね。
ここから外は部外者!とラインを引いたら、よっぽど有益な意見でもない限りは無視...というか耳に入らないくらいに目の前のことに取り組めばいいのです。
NFS(ナチュラルフルシカト)状態と呼びましょう。
事情をよく知らん部外者の意見を全て傾聴するよりも、目的に近づく確率はグッと上がります。
ただし"無視しすぎて人間関係が壊れて本末転倒!"って恐れがあるなら、適度に相手をしてあげましょう。
客商売やろうとしているのに、潜在的な客である部外者を遠ざけすぎてはあまり良くないですね。
"傾聴が大事"に惑わされない
コミュニケーションに関するセミナーなんかでよく耳にする"傾聴"とは。
もともとカウンセリングにおけるコミュニケーション技能の1つ。傾聴の目的は相手を理解することにある。それにより、話し手が自分自身に対する理解を深め、建設的な行動がとれるようになるようサポートする。 傾聴で大切なのは次の3つとされる。 ・言葉以外の行動に注意を向け、理解する(姿勢、しぐさ、表情、声の調子など)。 ・言葉によるメッセージに最後まで耳を傾け、理解する。 ・言葉の背後にある感情も受け止め、共感を示す。
コトバンクより引用。
たしかに傾聴スキルが身に付けば、仕事に関するコミュニケーションに限らず一生ものの技術かと思います。
新人研修なんかでも言われなかったですかね?"キチンとお客様の声に耳を傾けましょう!"みたいな。
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それ自体が間違っていると言いたい訳じゃなく、どうせ教えるなら"傾聴することに意識を注ぐよりも、傾聴する対象を見極めましょう"とすべき。
当blogでは珍しく、タイムリーな話題を例に出しますが。
史上初となる2度目の春夏連覇に王手――大阪桐蔭はなぜ強いのか|人間力・仕事力を高めるWeb chichi|致知出版社
2度目の春夏連覇を達成した大阪桐蔭高校、ホントに強かったですねぇ。
上記リンクの記事には、大阪桐蔭野球部の西谷監督の言葉が書かれているのですが、その中の一文に
転機となったのは、32歳の時です。不祥事があって半年くらいグラウンドに出られなかったことがあるのですが、その時コーチングに関する本を読んでいると、そこにはこう書いてありました。
「あなたはコーチをしている対象の人の話を聴いていますか?」
目から鱗でした。自分は面談をして子供たちとコミュニケーションを取っているつもりになっていたけれども、本当の意味で子供たちの話を聴いていなかったと気づかされたわけです。
とあります。
偉業を成し遂げた監督の言うことには説得力がありますが、単純に"人の話を傾聴することが大事"だと勘違いしちゃいけません。
これはあくまで全国制覇を共通目標とする監督&選手たちという関係があるから、傾聴が活きた例だと言うこと。
"練習したくない、試合に勝てなくても別にいい"って考えている選手の話を傾聴する必要は
あまり無いよ
って話です。
例えが高校野球という教育交じりの話なので、傾聴する必要が無いからとバッサリ無視する訳にはいきませんが。
仕事に置き換えたらわかりやすいじゃないですかね。
見込み客にもなりそうもないけどやたら話好きなお客さん。
ろくに改善を図ろうとしないのに仕事の相談(愚痴)をしたがる同僚。
責任を負う覚悟が無いのにああしろこうしろと口を挟む上司...。
その全てを傾聴なんてしていたら、とてもじゃないけど時間が足りないでしょ、と。
最初の数回は聴いてもいいけど、変に"この人はムダ話してくれる人だ"なんて認識されようもんなら立派な時間泥棒の完成です。
他の誰でもない、あなたが時間泥棒を生み出してしまうのですよ。
研修で教わった通り、一生懸命に傾聴したつもりが自分の首を絞める現実なんて、ゾッとしませんかね?
"何でもかんでも傾聴しよう!"では、今必要なことは何かを見極める眼力を麻痺させ、貴重な時間をどんどん奪っていきます。
議論やアドバイスを聴き入れるのは、当事者及び必要最小限の有益な部外者だけにしたいと、kuro隊員は常々思っております。
余談ですが、kuro隊員が好きなマンガにもわかりやすい傾聴否定がありまして。
主人公である船橋のライバル的ポジションで、家柄も腕っぷしもルックスも持っている樫沢が言い放つ一言。
人の話を聞くからいけないんだよ。自分の言いたい事だけ言えばいい。
これよこれ。
全ての人に対して傾聴することは不可能じゃないけど、それが必ずしも正解ではなく、さらには自分の時間を削る覚悟が無いとただ消耗するだけになっちゃうよ、ってことです。
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一言でまとめると
傾聴なんてクソくらえ!
ってことです。
最後に
そういえば、本音シリーズの一番最初に書くべきだったテーマ"議論もアドバイスもいらん"って記事を書くの忘れていました。
そのスタンスを明確にしておかないと"お前の考え方は間違っている!"と多方面から言われかねないので、近々書きます!
仮に"間違ってるぞ"と指摘されても、的を得た意見以外は傾聴しませんがね!
ではまた(^O^)/