こんにちは。
北海道十勝地方池田町地域おこし協力隊、首肩腰が調子悪いkuro隊員です。
36 WHISKEY'S ROUND ③@Whipper Snappere Gym
まさかのクライミングパンツを忘れるという事件。Uターン!#ボルダリング #コンペ #札幌
— 黒田知樹 (@kuro_ikdcok) 2018年8月31日
慌ただしく池田町を出発し、札幌のコンペを観戦&参戦してまいりました。
以前に"何事も経験だから!"と負ける前提の言い訳っぽいことを書きましたが、ホントにいい経験になりました。
結果はお察しの通りですがね...。
コンペがめちゃくちゃ楽しかったよって話!
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2日連続コンペ
9月1日はTHE NORTH FACE CUP 2019(以下TNFC2019)の北海道予選。
9月2日はWHISKEY'S ROUND③(以下ウィスキーズ)。
これまでコンペに無縁だったkuro隊員が、はるばる札幌まで出かけてコンペ漬けの時間を過ごしてまいりました。
出発して15分後にクライミングパンツを忘れたことに気付き、その後はTNFC2019の開始時間を勘違いしていたことに気付き、"もう何時に着いてもいいわ"と若干不貞腐れながら、ダラダラと車を走らせて。
道中、皮肉にもめっちゃ好天。
RED POINTスタッフ戦績
長々書くのも面倒アレなので、簡潔に結果をご報告。
RED POINTスタッフの戦績は...
- TNFC2019:1名予選突破
- ウィスキーズ初コンペカテゴリ:2名敗退※多分
です!!
当ジムスタッフのN君、見事にDivision4で5位を勝ち取り、3月に東京で開催される本戦進出が決定!!さすが!!
かたや会長ことkuro隊員は、初コンペカテゴリでボロ負けしてまいりました。
なおウィスキーズの結果を"※多分"としたのは、諸事情あって正式な結果発表前に会場を離れてしまったので...。
kuro隊員は間違いなく入賞していませんが、同じ"初コンペ"のカテゴリで参加した女性スタッフは、もしかしたらいいとこいってたかも知れません。正式な結果発表を待っております。
TNFC2019のセッション中は、モニターで成績がリアルタイムに流れており、観戦している人でも戦況がわかりやすくて素敵でした。
初コンペ感想
惨敗
RED POINTのTシャツを着て、ジムの看板背負って挑んだ初コンペでしたが結果は惨敗。言い訳はなにもありません。
初めて行くジムで初めて登る課題、そして初コンペという条件なんか関係ないくらいに圧倒的な実力不足。
緊張で普段の力が出せなかったとかじゃないっす。むしろワクワクしてアドレナリンが出ていたせいか、開始直後の数本のトライで3本を一撃。慣れないどっかぶり(急傾斜)課題に不安はあったけど、まぁ一撃。
"なんならいつもよりいいんじゃね?"と思うくらいに順調なスタートを切ったのですが、そこからがしんどかった...。
セッション方式
kuro隊員が参加したウィスキーズは、セッション方式というルールです。
参加者全員が好きなウォール&課題を選び、制限時間内で何本の課題(ポイント)を落とせるかの勝負。
一人ずつトライするので、自分の順番が来るのを列に並んで待つのです。
順番を待つ間にレストしながらオブザベできるし、なんなら他の人が登っている姿も参考にできるし、そもそも2ROUNDで計2時間半もあるからどうにかなるでしょ、と思っていたのですが。
全然どうにもならんかった。
まず、思ったよりも順番が回ってくるのが早い。
空いているウォールなら1分で次のトライが回ってくることもしばしば。当然身体は回復していない。
ゴール落ちした課題を"次やればイケる!"と思ってもう1回順番待ちしたら、先に登る人たちが予想以上に早く落ちてしまい、"えっもう俺のターンなの?"状態。
そうしてパンパンに張った腕でトライするも、前トライよりも進めずに落ちたり、正解だと思ったムーブを試す力が残っていなかったり。
持久力も最大出力も不足という現実...。
後半セッション開始しての1発目のトライ、"絶対に落としてやる"と意気込んで臨んだ課題でゴール落ちして広背筋から指先までがつるという貴重な経験もしました。
あとは意外とオブザベできないという点。
と言うのも、自分の前に登っている人をついつい見ちゃうのですよ。
"お、あの課題できそうだな"とか"そこガンバ!"とかね。
集中力不足と言えばそれまでだけど、同じグループで競っているはずの相手なのに、自然と"ガンバ!"と言ってしまうのがボルダリングの面白さでもあると再認識。
で、そんなことしてたら"えっもう俺のターン?"状態に陥る訳ですが。そりゃ落とせる訳ないってね。
あらためて言うけど
惨敗
でした。
当事者として場に立つことの興奮
惨敗という結果についてはまぁいいとして。
ただ、ボロクソに負けても
めちゃくちゃ楽しかった
んですよ。ホントに。
わたくしkuro隊員の主義というか持論というか、"当事者であれ"的な思考があるのですが。
ただコンペを観戦するだけでも充分に楽しめるんですが、"その先にはもっと楽しい経験があるんだよ"というか。しかも先とは言ってもエントリーさえすれば誰でも立てる目と鼻の先くらいの近距離に。
ボロ負けして恥かいたとしても、"その場に立った者でないとわからない何か"を確かに感じたのです。それが何なのかと問われると答えに窮するかも知れませんが。
上にも書いたように、競争相手であるはずの人にガンバとエールを贈ることもそうだし、慣れない環境で身体は限界だけどトライし続ける気持ちだったり。
何か自分でもよくわかりませんが、一つ確実に言えることは
背中に感じるガンバの声が嬉しかった
でしょうか。
十勝の外れで小さなジムを運営している駆け出しクライマーでも、多くの人から声援を受けて登れるなんて、ホントに嬉しかったし心強かったのです。
コンペの場では経験年数も実力も関係なくて、ただ頑張っている人を心から応援するという空気がありました。
もちろん普段のジムでもガンバの声はありますが、あの場、あの空気、あの熱気で浴びるガンバの声はレベルが違う、と。
そう感じるのは、やっぱり惨敗でもコンペに参加した当事者だったからと思います。ジムで落とせなかった課題を落とした時の興奮にも勝るこの快感、当事者でなければ決して味わえない、と思います。
当事者&部外者に対するkuro隊員の姿勢についてはコチラを↓
何事も経験と思って出場したコンペで、想像以上の実力不足を実感するとともに、得たものも想像以上でした。
来年は勝つ!!
最後に
色々と得たものはありましたが、一番嬉しかった&悔しかったことがありまして。
RED POINTの常連の子(小学生)が、コンペを観に来てくれたんですよ。帯広からはるばる。
"よっしゃカッコいいとこ見せたるぜ!"というkuro隊員の思惑は外れまくりましたが、それでもいくらかはモチベーションになったようで。
来てくれるだけでも嬉しいのですが、どうせならもっとカッコいいとこ見せたかった...!
もっと、強くなります。
ではまた(^O^)/
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