"元"池田町地域おこし協力隊~kuro隊員のその後~

平成31年3月に池田町地域おこし協力隊を卒業したkuro隊員の"その後"をダラダラ綴ります

【書評#4】天才たちのライフハック(許成準著)

こんにちは。

北海道池田町”元”地域おこし協力隊、現在は池田町議会議員のkuro隊員です。

f:id:kuroroman:20190913181100p:plain



ライフハックとは

ライフハックって

そもそもなんだっけ?

って話からなんですけども。

 

もともとは

仕事術

とかの意味を持つそうです。

 

今はもうちょっと広い意味で解釈されていて

人生うまくいくための習慣

とかそんな意味でも使われる言葉ですかね。

 

天才たちのライフハックが記された本の感想!

 

とりあえずパラパラ読み進めていって、気になったところだけザっと紹介していきますー。

 

第1章 集中力強化するライフハック

残り寿命を確認する(パトリック・コリソン)

パトリック・コリソンが何者か知らなかったのですが。

Stripeというオンライン決済サービスを弟のジョン・コリソンとともに開発し、シリコンバレー史上最年少の億万長者になった強者とのこと。

 

パトリック氏のライフハックがなかなか面白いもので。

自宅のPCモニターに

残り寿命のカウントダウン

を表示させている、とのこと。

その画面を見るたびに

時間を大切にする覚悟

が生まれるという効果があるようです。

 

物は試し、ということで。

kuro隊員も早速アプリで残り寿命を調べてみました!

f:id:kuroroman:20190913185534j:plain

 

kuro隊員の残り寿命は

約17119日

だそうです!

ぜんぜん

ピンとこない

のはkuro隊員が凡人だからでしょうね。

 

ランチを減らして集中力を高める(ウォルト・ディズニー)

創造の狂気 ウォルト・ディズニー

知名度バツグン、ライフハックもシンプルですね。

これはkuro隊員も

100%同意

です。

 

腹いっぱいにランチを食べると頭の働きが鈍くなる、という理由でサクッと食事を済ませてしまっていたそうです。

個人的にはその理由以外にも、時間の節約になったりダイエットになったり、いいことしかないと考えていますねー。

 

ささいな問題は予め選択肢を決めておく(リチャード・ファインマン)

ノーベル物理学賞を受賞した物理学者、だそうです。

量子力学の発展に大きく貢献したそうですが、kuro隊員は無知故にそのすごさはよくわかりません。

 

が、ライフハックはわかりやすく実用的です。

 

リチャード氏が大学生だった頃。

食堂には豊富なデザートメニューがあったそうで、氏はいつも"どれを食べるか"悩んでいたそうで。

後の偉人らしからぬ悩みではありますが、ある日"こんなことで悩んでいるのは時間の無駄だ"と気づく。

"今後、デザートはチョコレートアイスクリームしか選ばない"と決心。

大学を卒業した後もその決心は継続され、デザートどころか人生における多くの選択に適用していったのだからすごい。

 

日常における細かい選択は確かにメンドイので、このライフハックは非常に有用だと思います。

 

 

第2章 アイデアが湧いてくるライフハック

毎日5分、ひとつのアイデアを考える(孫正義)

孫正義 リーダーのための意思決定の極意 (光文社新書)

日本の長者番付の常連、孫氏ですね。

家庭の事情により学費を工面するのが困難となった氏は

1日に

5分だけ

働いて

ひと月に100万円

稼げないかと本気で考えたそうで。

 

この発想が既に並大抵の器じゃねぇな感に満ちていますが。

 

1日5分まで、そして閃かなければさっと諦めるのがルールであり、それが集中力を高める効果があるとされています。

とにかくまぁ偉人は若いころから発想すげぇな、って感想です...。 

 

 

第3章 仕事の生産性を上げるライフハック

身近な人に客観的な意見を聞く(エンリオ・モリコーネ)

映画音楽 の巨匠 エンニオ・モリコーネ 作品集 CD4枚組 4TBP-260

めっちゃ有名な映画音楽作曲家、とのこと。

どんな仕事をする人でも、自分の成果物を客観的に評価することはできないとの理由から、作った曲を真っ先に妻に聞かせ、意見を求めていたのだとか。

 

このライフハック自体ももちろん有用なことではありますが。

前提条件として率直な意見を述べてくれる人が身近にいることが重要だと感じます。

こちらの顔色を伺うでもなく、利害関係から無難なことだけしか言わないでもなく、忖度無しの率直な意見を言ってくれる人がいるなら、大事にしなきゃね、と。

 

苦労をせずに結果を出す方法を考える(鳥山明)

DRAGON BALL大全集―鳥山明ワールド (補巻) (集英社ムック)

鳥山氏については説明不要ですね。

 

氏のライフハックの前に紹介されているのがリ・ゾンリョンという人物のエピソード。

事業に失敗し約3500万円もの借金を背負ってしまったゾンリョン。

当時40歳という年齢もあって、就職することを諦め、7つのアルバイトを掛け持ちして借金返済に生活を捧げた、とのこと。

1日2時間睡眠でのアルバイト生活を7年間(!)続けたゾンリョンは、ついに借金を全額返済。

壮絶かつ勤勉な生き方が話題となり、TV出演や書籍の出版など、7年間の苦労が報われた、というエピソード。

 

その対極にあるスタイルとして、氏のライフハックを紹介。

氏は

いかに楽に仕事を終えるか

を考える習慣を持っていたそうです。

 

ドラゴンボールの作中で、

敵キャラが都市を破壊すれば建物を詳細に書く必要がなくなる。

主人公たちが超サイヤ人になると髪に色を塗る必要がなくなる。

精神と時の部屋は物体の無い空間なので何も書く必要がなくなる。

 

言われてみればあぁたしかにと頷けるポイントばかりですが...。

kuro隊員が子どもの頃に夢中になって読んでいた時には、そんな思惑があるなんてもちろん知りません。

一歩間違えれば手抜きだと誤解されかねない手法とも思いますが、それを演出として利用できているところが、氏のテクニックなのだと思いましたね。

 

本はノートのように使い倒す(アイザック・ニュートン)

アイザック・ニュートン―すべてを変えた科学者 (ビジュアル版伝記シリーズ)

偉大な物理学者ですね(語彙力)。

万有引力くらいはkuro隊員でも知っていますが。

光の色がRGBで構成されていることを確立したのも氏の功績らしいですよ。

 

氏のライフハックは読書に関すること。

読書をしていて、覚えておきたいページの角を折って印をつけることってありますよね。

氏はただ折るだけではなく、そのページで重要な単語or文章を指すように折り目をつけていたのだとか。

当然、本は大小さまざまな折り目でクタクタになるのですが。

氏にとっての本とは

大事に保存しておきたいもの

ではなく

仕事に必要な道具

と捉えていたようです。

 

凡人代表であるkuro隊員もそうですが、どこかで本とはキレイなままで手元に置いておくもの、という意識があるような気がします。

最近では"状態よければメルカリで売れる"という理由もあったりしますが、本を読む最大の目的は必要な情報を得るためなので。

 

理念は自分が率先して取り入れる(インクヴァル・カンプラート)

IKEA(イケア) MICKE ホワイト 10213077 デスク、ホワイト

家具のイケアの創業者であり、ライフハックは節約とのこと。

大企業の社長が意外と質素な生活をしている、という話はそんなに珍しくない気もしますが。

 

氏の亡き後も節約精神はイケアに徹底して根付いており、今なお創業者の意志を実践している影響力は、トップである氏が公私ともに節約を実践し習慣としていたからに他ならないのかと思います。

 

kuro隊員は池田町議会の新人議員という立場があるのですが。

行政に対して無駄な金使うなと言う割に、考えられないくらい非効率的な出張で旅費を使う慣習がありまして。

既存の議員が誰もツッコまないことに呆れ果てて物申したのですが、まさに自分らがちゃんとしていないと説得力ないよって感じたことを思い出しました。

 

 

第4章 ストレスに打ち勝つライフハック

ルーティーンでストレスを緩和する(イチロー)

f:id:kuroroman:20190914115009j:plain

イチロー登場!!

打席に入るまでの仕草は、イチローの現役時代を見てきた野球少年なら誰しもが一度はマネしたことがあるはずです。

 

ルーティーンの意義を日本に広めたのはイチローだと言っても過言ではないのですが、試合中に見せる仕草の他にも、細かなルーティーンを持っていたとか。

 

翌日の試合に合わせた就寝・起床・食事の時間とその内容。

そのルーティーンを守り続けることがストレスになるのではなく、余計なストレスを抱かないためにルーティーンをこなし続けているのが真実であって。

イチローが朝食でカレーや素麺ばかり食べていたように、例えそれが100%効率的・合理的なものでなくてもいいのです。

余計なストレスを抱えず、本業にフォーカスすることがルーティーンの真の効果なので。

 

ささいな問題は予め選択肢を決めておく(リチャード・ファインマン)に通じるものがありますね。

 

第5章 学び、自らを高めるライフハック

問題は分けて解決する(イングウェイ・マルムスティーン)

オデッセイ

王者イングウェイ!!

ギターの話をしたいのはグッと堪えて、偉大なるギタリストのライフハックを。

 

超絶テクニックでロックシーンを大きく変えた功績は言わずもがなですが。

氏のテクニックを得るまでの練習方法というのがちょっと変わっていまして。

 

ギターの練習は

右手と左手を分けて

する習慣があった...と。

 

....まぁ天才のやることだから、と片付けるのは簡単なのですが。

なんかちょっと

意味わかんねぇ

ですね。

 

ただまぁ意味はわからずとも、氏のテクニックを見ればその練習方法が(一つの)正解だった、というのは紛れもない事実なのであって。

 

科学やエンジニアの世界では、難解な仕事を簡単な仕事に分けて解決していくことは

分割統治法

という手法として存在するのだとか...。

 

ぜんぜん知らなかった手法ですが、とりあえず

イングウェイすげぇ

ってことですね。


イングウェイ マルムスティーン ギターソロ~運命 in Tokyo

 

 

毎朝10分 最も大事なことを勉強する(ロンブ・カトー)

わたしの外国語学習法 (ちくま学芸文庫)

16か国語を操る名高い翻訳家らしいです。

母国語&ネイティブレベルで話せる5か国語+準ネイティブレベルで5か国語+翻訳できるレベルで6か国語、とのこと。

 

ライフハックは正統派な勉強習慣。

毎日(できれば朝)学んでいる言語で思考し、10分間は話す。

それができなければラジオで聴くなど勉強の方法を変える

日常で目に入る看板や広告を多言語で解釈してみる。

...など。

 

一見すると地道なことですが。

方法を変えたり日常生活に落とし込むことによって、通常は不可能とされる16か国語の習得に成功したのだから、習慣化して継続することの大切さを感じずにはいられないですね...。

 

 

以上、kuro隊員が気になった天才たちのライフハックでした!

 

最後に

偉人や天才、成功者たちの習慣を記した本は無数にありますが、その多くに共通しているであろうことは

継続

なんじゃないかと思っています。

 

継続するためには習慣化...ルーティーンでもライフハックでも、言葉はなんでもいいですが、

毎日当たり前にやる

だけなんですよね、きっと。

1日ごとに差が開く 天才たちのライフハック

 

 

ではまた(^O^)/