こんにちは。
読む時間を取れないのがわかっているのに、"コレおもしろそー"と本を買ってしまうので、未読本の山が片付かないkuro隊員です。
ひとり社長
これまでの当blog、あまり書評記事って書いてなかったんですがね。
前々から書きたい気持ちはあったのですが、
読む+書く
という作業時間を確保できず、"いつかそのうちに"でズルズルと生きておりました。
ちょうど500記事という節目を迎えたことだし、読み方&書き方を見直して書評やってみようかなーという試みです。
では。
書評5冊目いきまーす!
概要の紹介
タイトル:ひとり社長の稼ぎ方・仕事のやり方
著者:一圓 克彦
初版:2019年3月22日
構成:全7章(251ページ)
第1章:さぁ、ひとり社長になろう
第2章:ひとり社長のスタートアップ
第3章:ひとり社長のビジネスモデル
第4章:ひとり社長の営業戦略
第5章:ひとり社長の時間管理術&セルフコントロール術
第6章:ひとり社長の情報発信術
第7章:実録「ひとり社長」ができあがるまで
タイトル通り、著者の一圓(いちえん)氏は"ひとり社長"。
複数回、大小さまざまな起業経験を持ち、現在は"最も理想的な働き方"と称した社長一人きりの会社を経営。
2013年からは北海道札幌市(kuro隊員のふるさと!)に移住し、コンサルタント等の事業を展開している、とのこと。
全体的な感想
「本書は私の失敗に基づいて書かれた本である」
そんな言葉から始まります。
一圓氏の過去の起業経験を事例として引用しつつ、ひとり社長のメリットについて解説されています。
何を隠そう!
わたくしkuro隊員も、小さな会社のひとり社長をやっております。
ホントに謙遜とかそんなじゃなく、
マジで零細企業
なんですけどね。
たとえ規模は違ってもひとり社長って形は一緒なので、本書の内容のほとんどにうなずけるものがありました。
ひとり社長の5つの自由(時間、仕事量、取引先、取扱商品、参入&撤退)をはじめとして、まさに今、頭を悩ませていた固定費の変動費化、ひとり故にセルフコントロールの必要性などなど...。
しかし、自由を手に入れられる反面、自分をしっかりと律することが求められます。
※P152”ダメダメな私の告白”より引用
商品開発や営業手法など、書いてある内容そのものは他のビジネス書でも目にするかもしれません。
が、本書はあくまで
ひとり社長の目線
で
ひとり社長に対して
書かれたものなので、似たような内容があったとしても、意味はぜんっぜん違いましたね。
私達ひとり社長は、1つのアクションから、できるだけ多くのリターンを得られるよう、考えて考えて考え抜く努力をしなければいけません。
P87"めざせ「一石二鳥」ならぬ「一石多鳥」"より引用
特に↑のフレーズは、戒めを込めて頭に焼き付けましたw
こんな人にオススメしたい!
ひとり社長
当たり前ですねw
ひとり社長のための本なので...。
もっと言うなら
- 今後、ひとり社長になりたい人
- ひとりではないけど、数人規模の会社経営者
- ひとり社長だけど経験値が少ない人(←kuro隊員)
ですかね!
個人事業主
書いてあることのほとんどは、個人事業主でも活用できるものです。
固定費を抑えるとか、フットワークの軽さとか、法人だろうが個人だろうが必要なことには変わりないと思うので!
コンサルタント・講師業
正確には、
仕事がこないor駆け出しの
コンサルタント・講師業の人でしょうかね。
講師業をフック商品的に成長させ、そこからコンサルの事業を展開していった著者の体験談は、おそらく参考になるはず!
...そういえば。
kuro隊員もつい先日、
人生初の講師依頼
がきまして。
ちょっとした研修会なんかで無料の講演(と呼んでいいものか)は何度もあります。
が、今回の依頼は
講演料がいただける
ヤツです。
...もいっかいこの本読んどこっと。
特にココが良かった!
商品開発は「差別化」よりも「個別化」(第2章)
個別化、と聞くとペルソナマーケティングを連想しませんかね。
実際には全くの別物で、架空の人物設定ではなく"実在する1人(1社)のため"に商品開発をするというもの。
ターゲットはただ1人という超一点突破な考え方です。
これ、市場の規模がそもそも小さい、
地方のBtoCビジネス
にも当てはまることだと思いまして。
RED POINT(kuro隊員が経営するボルダリングジム)なんかホントそれ。
お金のかからない営業活動を取り入れる(第3章)
これも絶賛検討中だったこと!
お金がかからない=とりあえずSNS!ではなくてですね。
著者の例でいうと
- コンサル客を獲得したい
- まずは講師として活動
- 営業経費不要、講演料収入を得ながら見込み客の発掘
...となる訳です。
過去、(いわゆるお付き合い上の取引で)自分で不慣れな販促物を作って配ってもらったこともありますが、
コスパ激悪
だった苦い経験があるもので...。
この辺の整備は急務、ですね。
100人の新規顧客に匹敵する1人の熱狂的ファン(第4章)
特別、今の自分に100%関係することではありませんが。
似たような感覚は大事にしたいと思います。
REDPOINTの常連さん、当blogの読者さん、あるいは選挙で応援してくれた人たちw
その人たちに商品を売る、というカタチを取っている訳じゃない(=売る商品なぞ持っていないw)ので、参考になるなーって程度ですが。
ただし、今後の展開やリピーター獲得にも関する話なので、ピックアップしときました!
あ、余談ですが。
本書の他のページでも、リピーター獲得についてはよく言及されています。
著者はリピーター創出が得意分野のようですねー。
参考までに!
経理業務は1日10分!日次決算のススメ(第5章)
これもう
即導入
しなきゃならんことです、はい。
そんなに金銭の出入りが激しくないはずなのに、1週間後に経理作業すると"あれ現金合わねぇぞ!"とか"領収書どっかいったぞ!"とかのトラブルが起こりがちなので...。
ホントに10分もかからずできるので、マネさせていただこう!
ひとり社長の商品開発 譲れない5つのポイント(第7章)
これも改めて考えなければ...ってとこですかね。
5つのポイントとは以下。
①仕入れや在庫が不要
②高額な初期投資を要さない
③高利益率
④今までの経験が活かせる
⑤代金を前払いいただける
※P218"ひとり社長の商品開発 譲れない5つのポイント"より引用
あまり掘り下げて書くと、本書のネタバレになってしまうのでアレですが...。
kuro隊員の起業のケースは、今まで任意団体で運営してきたジム+kuro隊員個人の仕事をまとめて法人化した、って形なんですね。
だからいわゆる法人成りでもないんだけれど、完全に0からの起業って訳でもないのです。
そのため、というのはただの言い訳ですが...。
商品開発的な目線が弱かった、と今まさに痛感しています。
正確には商品開発という表現ではなく、法人化してひとり社長になった現状に適したブラッシュアップ、とでも言いますか。
今までやってたことの延長線としか捉えられていなかったな、と反省している次第です。
本書を読んだことがいいきっかけになりましたよ!
最後に
以上、ひとり社長の稼ぎ方・仕事のやり方の書評でした。
ようやく書評を書けて一安心しております。
冒頭に書いたように、読む+書くという作業のシステムを変えてみたら、わりとすんなり書けました。
これぞPDCA!
意外と読書するほうなので、今後も面白い・有用・絶対読んどけ!のどれかに当てはまる本に出合ったら記事にしていきます!
と宣言して、次の書評が1年後とかになるのがkuro隊員の常套手段。
ではまた(^O^)/