池田町地域おこし協力隊~kuro隊員の活動日誌~

平成28年4月。30才目前にして、北海道池田町地域おこし協力隊として移住したkuro隊員の活動をダラダラ綴ります。

地域おこし協力隊1年目の教科書~着任前の準備編~

こんにちは。

北海道池田町地域おこし協力隊、任期2年目のkuro隊員です。

地域おこし協力隊を志す人たちへ

なんとも身の程知らずなタイトルを付けてしまいました。記事の内容が見合うものかどうかは不明ですが、協力隊を志す人、着任したばかりで戸惑っている人、少しでも協力隊に関心のある人の参考になればと思います。

内容はあくまで個人的な経験に基づいたものであり、個々の性格・能力・担当業務・雇用形態・目指すゴール・何よりも受け入れ先の自治体により的外れなお話となるかも知れませんがご了承下さいませ。

今回は着任前に準備する事編。

町を知る

応募前ではなく着任前です。つまり一度は着任先について調べて、面接のために訪れている事が前提です。想定時期は採用決定~着任前です。

面接時にその町の概要は調べているかと思います。人口、面積、産業、歴史、イベント等々。それらをもう一度おさらいしておきましょう。

特に歴史は大切。歴代の首長、特産品ができるまでのストーリー、その町にあった災害など。

なぜか?その理由は2つ。

理由その1。

着任後は総じて多くの地域住民や主要団体と顔見せ的な場面があるかと思います。予備知識の有無で住民が語る話への理解度は大きく左右されます。

何より住民への第一印象が変わる。「全く知りませんでした!」よりも「町の歴史は本で読んでいましたが、そんな裏話があったんですね!」では全然違うので。学校の授業もそうですが予習は大事です。kuro隊員は予習などしたことないですが。

理由その2。

調べれば調べるほど、どこを探しても得られない情報に気付き、その町の情報発信の薄い部分が見えてきます。数年前にイベント告知はしてるけど、これは今でも続いているのか?どれくらい入り込みがあったのか?など。

より具体的な疑問を持つことができるため実際に地域を目にした時、問題点にも素早く気付けるでしょう。

名刺の準備

自費で名刺を用意するのか、町で負担して用意してくれるのかも要確認。

池田町の場合は着任後に作るとの事だったため、kuro隊員は事前に作っておきました。もちろん作る旨は役場担当者の許可を得てから。

着任直後から様々な住民と会う機会がきっとあります。そんな時に名刺があると無いとでは印象が違います。所属部署や内線番号など未定の場合はわかる範囲で作りましょう。

なお、自身の携帯番号も記載することをオススメします。抵抗がある人もいるかも知れませんが、知り合った人といちいち携帯番号交換をする手間が省けるし、相手からも必要な時に直接連絡が入り、素早く対応できます。

家計簿のイメージを持つ

お金の話です。これは相当大事。

報酬額はもちろん事前に知っているはずなので、それに基づいて月々の収支を考えておきましょう。特に一人暮らしや就労経験の少ない人。

協力隊は住宅が無料だったり活動車両やPCが支給されたり、待遇は様々ですが少なからず補助があります。基本的には移動手段として車を使う事が多いため、今まで車を所有したことが無ければ車検・車税・燃料費等々はキッチリ調べましょう。

生活費はイメージが難しいかも知れません。「田舎は物価が安い」なんて言われたりもしますが全ての地域、業種が安い訳では当然ありません。直売所で野菜や魚を売っている町なら食費は安く抑えられるかも知れませんが、飲食店はそれなりに高いと思っていたほうがいいです。絶対的に客数が少ないため必然的に高単価となるのでしょう。

お付き合いでの飲み会には積極的に参加する方が地域に溶け込みやすいのは事実。その分交際費はかかります。

他にも寒い地域なら冬の暖房費が膨らんだり防寒用品を揃えたり、予想以上の出費になることもあります。町で手に入らない物を調達するために、50km離れた都市へ車を走らせる事もあるかも知れません。ガソリン代もバカになりませんね。

移住して生活、特に定住するならお金の話は超重要です。どんなに町に活気をもたらしても、自分がお金を稼げず生活できなければ協力隊として満点ではありません。と、個人的には思います。

協力隊活動を通して何をしたいか?を描く

正直言ってkuro隊員は白紙でした。生活してみなきゃわかんないや、的な。

ここは担当するミッションの有無、内容によって様々かと思います。カッチリ決まった業務に就くならイメージしやすいかも知れません。

逆にフリーミッションの場合。想像できませんよね。

そんな時は他の町の協力隊活動事例や、協力隊に限らずとも自治体の成功事例なんかを調べましょう。農業振興ならこんな6次産業化の例がある、移住促進ならこんなアプローチをしている、商店街の活性化ならこんな新しいイベントができた、等々。

大体の田舎の課題は似通ってます。少子高齢化、人口減少、空き家問題、後継者不足etc。よその取り組みがそのまま適用できる訳ではありませんが、事例を知っておくことで下地にはなります。

別に完全にプランを作る必要はありません。フワッとしたものでもいいからイメージしておきましょう。

自分のスキル・趣味の棚卸

田舎では何が重宝されるかわかりません。

スキルで言えばデザイン・Web関連の知識(HP製作やSEO)などは共通して重宝されるように感じます。もちろんkuro隊員にそんなスキルはありませんよ。

技術じゃなくとも行動力や明るさも立派なスキルです。若者の少ない地域では賑やかな人間が一人来るだけで空気が変わります。協力隊が何でも屋となる事に賛否はあるかと思いますが、積極的に地域の行事や些細な用事を手伝う人間は例えヨソモノであっても貴重です。

地域性は少なからずあれども人間関係を作るステップは都会も田舎も一緒です。長所は積極的にアピールできるよう、自分という人間を一度見直しましょう。

そしてもう一つが趣味の棚卸。仕事が忙しくて長らく忘れていた趣味や、挑戦したいけどなかなか着手できなかった趣味はありませんか?

スキル同様、趣味一つでも何が地域に役立つかわかりません。

映画が好きなら上映会、音楽が好きなら演奏会、日曜大工が得意なら空き物件リノベーションなど、娯楽の少ない田舎に賑わいをもたらす可能性は充分にあります。

趣味で繋がるネットワークができれば友人も増え、プライベートも退屈しません。kuro隊員は現在でこそ業務時間外のボルダリング作業など拘束時間がそこそこあるため(愚痴じゃないよ)読書や映画と言った趣味は後回しになっていますが、着任した1年前にはマラソンを始めました。キレイな風景と静かな道、澄んだ空気の中を走るのは何とも爽快です。

地域を盛り上げる事も当然大事ですが、協力隊は定住するのが目的の一つでもあります。自身が充実した人生を送るためにも、継続して取り組める趣味を見つけるなり再開するなりしましょう。

副業について考える

これも所属自治体やミッションによって大きく異なりますが、言及しておきたい事。

任期後に特定の企業や団体へスライドするルートの隊員、起業するつもりの無い隊員、または副業禁止の隊員には関係無いかも知れません。

協力隊の任期後に起業を考えているのであれば、任期中から動き出す事を強くオススメします。むしろ協力隊の3年間は起業のための準備期間と言っても過言ではない。

任期後のナリワイに繋がる事業を副業にできればベストですが、そうでなくとも何かしら収入を得る手段を模索しましょう。地域の農作業や漁の手伝いでもいいしお祭りに出店してみてもいいし。

kuro隊員は起業路線ですが、協力隊になるまではお金を得る手段と言ったら給料以外ありませんでした。よって自分でお金を稼ぐという事が全然イメージできず、それがどれだけ大変かも全く知りませんでした。

とりあえず手軽に始められるWebライティングの仕事や当blogを始めて小銭を得る事を覚えましたが、これがまぁ大変。生活していく金額を稼ぐなんていつになることやら。

協力隊の報酬だけでも3年間は生活できますが、起業するとなれば資金が必要。いや、年齢を考慮すると単純にもっと貯金していてもいいはず...なんて焦りも多少はあります。

起業する前に少しでもナリワイ候補としてお金を稼いで、それを管理して再投資して税金納めて、という一連の工程を踏んでおきたいと思い、副業を始めました。決して生活が苦しい訳じゃないですよ。

どんな事でも経験に勝る勉強は無いと思います。協力隊として副業を始めるのに早すぎるという事はありません。稼いだお金の一部は地域で買い物したり飲み食いしたりで還元できればなお良いとも思います。

副業に夢中になり過ぎて本業が疎かにならない事、所属自治体のルールを破らない事には注意しましょう。というか副業禁止ルールは必要性を訴えて変えましょう。

最後に

以上、着任前の準備編でした。気付けば写真の添付も無く勢いで書いた文章となりました。

冒頭でも述べた通り、あくまでkuro隊員の経験に基づいた個人的な意見であり、各々の状況によってすべき事は一人一人違います。

また随時思い付いた事があれば追記・修正していきます。

 

協力隊を志す人の参考となるよう願います!

ではまた(^O^)/