こんにちは。
どこに行くにもマスクを着けているため、かつてないほどヒゲがボーボーに伸びているkuro隊員です。
手入れをサボってもバレないので、コロナ収束後もマスクが手放せなくなるかもしれません。
農家バイト始めました
農家バイトをやってみようと思った理由はいくつかあるのだけど、そこそこマジメな話になるのでblogにでも書くとして。
— kuro隊員@(たぶん)日本一弱いジムオーナー (@kuro_ikdcok) 2020年11月10日
どこの農家でもマダムたち(推定平均年齢65歳)から
"お兄さんカッコいいね!"
”背ぇ高いね!”
"若いね!"
と称賛される心地よさも、理由の一つに付け足そうと思う。
唐突ですが、2020年秋より農家バイトをしとります。
僕が住んでいる北海道の十勝地方は、日本の食料供給基地とも呼ばれるほど農業が盛んな地域です。
十勝に移住して5年目を迎え"そろそろ農業のこともちゃんと知っとこ"と思い立ち、素人ながら畑仕事に汗を流しております。
"daywork"(以下デイワーク)というアプリを使って農家バイトを始めたよって話!
"デイワーク"とは
農作業専門の求人アプリ
さて、まずはご説明を。
"デイワーク"とは
農作業専門の求人アプリ
と説明するのがわかりやすいでしょうかね。
繁忙期だけ人手が欲しい農家さんと、1日単位で自分の予定に合わせた仕事を探す働き手をつなぐアプリです。
十勝出身のエンジニアが開発し、2019年から十勝地方を中心としてサービスが開始されています。
カレンダーから自分の空いている日をタップすると、その日に募集している農家さんの一覧が表示されます。
求人の一覧からは、作業内容、勤務時間、勤務地、給料、募集人数などが一目でわかるように表示されます。
複数の求人を簡単に見比べられるため、働き手にとっては自分の希望に近い農家さんを探しやすくなっているのが嬉しいポイントですね。
生産者(農家)・労働者双方の評判(口コミ)も自由に閲覧できるため、ミスマッチングを防ぐことも期待できます。
↑に貼った画像のように、時にはけっこう辛辣なコメントもあり...。
生産者側はよりよい労働環境を、労働者側はよりよい勤務態度を求め合う効果があるのではないかと思います。
良い職場には人が集まり、良い人間はマッチングが有利、という両者ともにダメなヤツは自然と敬遠されるってシンプルな仕組みですな。
働かない人と一緒の現場だと、生産者が困るだけではなく他の労働者も不愉快な思いをすることになるので、どんどん事実に基づいた評判を投稿してほしいものです。
なお、必ずしも応募した求人とマッチングするとは限りません。
前述したように農家さんからすれば、ダメなヤツは雇いたくないに決まってるじゃないっすかw
募集人数を上回る応募があった場合、生産者はどの労働者を雇うかは当然選択できるようになっています。
労働者一人一人が持つプロフィールページにて、この人はこれまでにどんな作業を経験して、どんな評価を受けているかを材料に、雇うか否かを決められるようです。
遅刻や欠勤など、過去にやらかしてしまった労働者は...もちろん選ばれにくいですねw
メッセージ機能もあるため、仕事に対する質問や連絡事項などもスムーズにやりとりできます。
いかんせん天候に左右される仕事なので、せっかくマッチングしても"雨なので今日の作業は中止です"なんて連絡が来ることもありますw
導入する生産者・エリアの拡大
農家さんの"ちょっと野菜もってきな"のスケール感がハンパない。 pic.twitter.com/i9drekBAni
— kuro隊員@(たぶん)日本一弱いジムオーナー (@kuro_ikdcok) 2020年10月28日
要は人材派遣と大差ない仕組みではあるのですが。
デイワークには仲介費用が発生しません。
アプリの運営には農林水産業みらい基金なる団体から助成を受けていることもあり、生産者も労働者も、今後の数年間は無料でサービスを利用できるとの見通しです。
それが人材派遣との大きな違いであり、無料を強みとして導入が進んでいくのではないかと予想されます。
仲介者がいないため、農家さんから"次も働きに来てよ!"と直接やりとりできるケースも珍しくありません。
今までは農家バイトアプリを介して仕事を探していたのだけど、直接仕事をいただける農家さんが2軒になった。
— kuro隊員@(たぶん)日本一弱いジムオーナー (@kuro_ikdcok) 2020年11月3日
明日から2週間くらい長芋の収穫をお手伝いするので月収が倍増する11月。
田舎には仕事が無いなんて誰が流したウソだろう。
年齢や能力にもよるだろうけど、仕事がありすぎて身体がもたん。 pic.twitter.com/BpOGmC7nde
人材派遣で仲介を無視するのは...おそらくタブーなんでしょうけども、そんな煩わしさもないのが良いですな。
ちなみに。
実際にどれだけの人がデイワークを利用してバイトしているか、と。
リリースされた2019年にはマッチング数が4,400人ほどだったのに対して。
導入する農家・エリアが拡大された2020年11月時点では既に15,000人超!
コロナ禍による仕事減もあってか、前年比400%の増加はハンパないw
この調子で選べる作業・農家さんが増えるのは、労働者側である僕にとっては嬉しい限りです。
農家バイトを始めた理由
農作業のお土産でもらった長芋がお尻型。 pic.twitter.com/JVVMJncD3T
— kuro隊員@(たぶん)日本一弱いジムオーナー (@kuro_ikdcok) 2020年10月23日
で、僕が農家バイトを始めた理由、ですが。
冒頭にもチラッと書いたように
農業を知りたい
という理由です。
農業は北海道十勝の基幹産業であり、僕が暮らす池田町も農業なしでは語れません。
が、しかし。
札幌で生まれ育った中途半端な都会っ子の僕は農業経験は皆無なのですw
せいぜい公表されている情報や数字をチェックして、知識として蓄えている程度なのですよ。
"池田町で生産している作物はコレとコレと..."
"今年は生育状況あんまりよくないらしいね"
"秋は農家さん忙しくて大変だよね"
知識と情報があれば、そんなもっともらしいことは言えても本質や実態を知るにはほど遠い。
それじゃイカンな、と。
こう見えても僕は町の議員という公職に就いているのに、そんな上っ面しか農業を知らんで何を語れようか、と。
ということで
農作業してみよう
と結論した次第でございます。
単純な理由この上ないですねw
"日雇いのバイト程度で農業の何がわかるってんだ"と自分でも思いますが、とりあえずやってみなきゃ何も始まらんとね。
農作業後の手がえらいことになってる pic.twitter.com/HOREh0WbLS
— kuro隊員@(たぶん)日本一弱いジムオーナー (@kuro_ikdcok) 2020年11月10日
もちろんバイトの作業だけで農業を理解しようとしている訳ではなくて。
バイトを通じて知り合った農家さんと交流を持つことで、現場の声が聞けるじゃないっすか。
実際に農業を営んでいる人たちが何を考え何を望み、そして何に困っているか。
たかが僕一人ですべてを解決できる訳はないですが、現場を知ることには意味があると考えています。
というか"そもそも議員の仕事の範疇だろそんなん"って話でもあるのでね。
今まで浅い理解しかなかったことが恥ずかしいっすね(-_-;)
今後もバリバリ農家バイトして、農業への理解を深めていきます!!
最後に
ということで。
10月中旬~11月下旬まで農家バイトに勤しんでおります。
ぶっちゃけ身体が辛すぎてREDPOINT(kuro隊員が運営するボルダリングジム)の業務に支障をきたしていますがw
これも一つの試練ということで、長芋収穫のラストスパートに臨みたいと思います。
ではまた(^O^)/