"元"池田町地域おこし協力隊~kuro隊員のその後~

平成31年3月に池田町地域おこし協力隊を卒業したkuro隊員の"その後"をダラダラ綴ります

ボルダリングについてよくある誤解と質問TOP3!~REDPOINT運営記Vol90~

こんにちは。

"風邪ひいたかも?"と感じたら"吐く一歩手前まで食べ物を詰め込んで一晩しっかり寝たら治る!"というリゾバ時代の友人の教えを忠実に守っているkuro隊員です。

おかげで風邪気味どまりで済むことが多いのですが、医学的根拠はきっとないでしょう。

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マイナースポーツ

わたくしkuro隊員、地域おこし協力隊の任期中からボルダリングジムREDPOINTの運営に携わっておりまして。

現在では合同会社RFMという会社を設立し、事業の一つとして同ジムを経営しているところでございます。

 

かれこれ3年ほど、ボルダリングには仕事兼趣味として触れているのですが。

まだまだマイナーなスポーツである故、"ボルダリングって○○なんでしょ?"って誤解を含んだ質問をよくいただきます。

 

なので今回は。

ボルダリングについてよくある質問について答えるよって話!

 

前回の運営記はコチラ↓

www.kuroroman.com

 

初心者・未経験者からのTOP3!

今回紹介する質問は主に

初心者or未経験者

から寄せられるものです。

 

つまり

誤解やイメージ先行

によるものが多いですが、しっかり解いていきたいと思います!

 

以下、よくある質問を第3位からどうぞ!

 

第3位:命綱つけないの?

未経験者10人が来店されたら

10人中3人

には聞かれます。

 

ボルダリングという種目において

命綱はつけません!

 

そもそもボルダリングというのは

スポーツクライミング

という競技の中の

1種目

なのです。

 

わたくしkuro隊員がよく例として説明するのは...。

”陸上という競技の中で、走ったり投げたり跳んだりする種目があるのと同じようなモンです”と回答しています。

どれも陸上という一つの競技ですが、タイムを競うのか距離を競うのかが違うように、ボルダリングはクライミングの中の1種目なんですよ、というように。

 

いわゆる命綱=ロープを用いる種目は

リードクライミング

です。

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たっけぇー



競技の概要は

リードクライミングは高さ12m以上の壁で、最長60手程度のコースをどこまで登ることが出来るかを競う種目です。

選手はロープの繋がったハーネスを装着し、途中の確保支点にロープをかけることで安全を確保しながら登り、最後の支点にロープをかけると完登と見なされます。

こんな感じ。

※日本山岳・スポーツクライミング協会HPより引用

 

簡単に言えば

どこまで高く登れるか

を競うのがリードクライミング。

 

で、ボルダリングは

ボルダリングは高さ5メートル以下程度の壁で、最大12手程度の複数のボルダーを対象にいくつ登ることができたかを競う種目です。

こんな感じ。

※引用元同上

 

そもそも高さが5m以下なので、ロープを必要としないのです。

(それでも5m地点から落下するとケガの危険は大いにありますが...)

 

また、似たような質問で

すごいスピードで登るやつは?

と聞かれますが、あれは

スピードという種目

です。

 

スピードについては

スピードクライミングは高さ10メートルもしくは15メートルの壁で、予めホールドの配置が周知されているコースをどれだけ早く登るかを競う種目です。

こんな感じね。

※引用元同上

 

kuro隊員が経営している

REDPOINT

"ボルダリング"ジム

です。

 

違いがおわかりいただけたでしょうか。

 

第2位:ボルダリングやってたら痩せますか?

続いて多い質問がコチラですね。

未経験者10人が来店されたら

10人中5人

には聞かれます。

 

これは主観なんですけどね。

ボルダリングをスポーツに挑戦する感覚でいらっしゃったか、通常のスポーツジムのようにエクササイズやってみよう的な感覚でいらっしゃったかによって分かれます。

主に後者の感覚を持っているお客さまからされる質問ですかね。

ちなみにどちらの動機であっても、

REDPOINTは大歓迎

ですので誤解のないよう(^^;

 

これ、気になりますよね。

わかりますよーその気持ち。

 

ただまぁね。

痩せる(からおいで)

と言いたいのはやまやまですが。

 

単刀直入に申し上げると

痩せるとは限りません

の一言に尽きます。

 

一口にボルダリングを始めた!と言っても

  • ジムに通う頻度
  • 来店1回あたりの強度

によってぜんっぜん違います。

 

さらに言うならば

  • 日常の食事や運動量
  • ボルダリングにどれだけハマるかどうか

によってもぜんっぜん違います。

 

わたくしkuro隊員の経験でお話すると

痩せました

が、それは思いっきりハマって週3日以上登って(オススメしない頻度) ダイエットも始めたから、です。

www.kuroroman.com

 

 

言い換えるなら...そうですね。

こどもが塾に入っただけで成績が上がるかどうか、に近いものがあるような気がします。

塾の授業を聞き流していたり、塾に通っているからいいやと学校の宿題を疎かにしたり、つい勉強している気になって反動で遊びに走ってしまうなど。

結局は

本人がいかに努力や継続

をできるかどうか、だと思うんですね。

 

塾に入った=成績が上がる、ではないようにボルダリングを始めた=痩せるではない、ということです。

話題のパーソナルトレーニングに申し込んだからと言って、自動的に痩せるって話でもないように。

 

 

ただし。

楽しんで続けることができれば、

差はあれど痩せる

とも思います。

 

継続して登っていると、どうしても落とせない課題に出会ったり、上達の壁にブチ当たったりします。

"もっと強くなりたい!この課題を落としたい!"と思うことがあれば、それは痩せるチャンスです。

 

"ちょっと食事に気を使ってみようかな..."とか、"家でもトレーニングしてみようかな..."とか"週2回通ってみようかな..."考え始めたら

痩せます。

 

自分で必要性を感じて、少しでも摂生なりトレーニングを日常に取り入れられたなら、きっと痩せます。

 

と、同時に。

そこまで考えられたあなたは

ボルダリングに夢中

なはずです!

 

もっと登って楽しんで強くなって、

一緒にコンペに出たり

www.kuroroman.com

外岩行ったり

www.kuroroman.com

遠征したり

www.kuroroman.com

しましょう!

 

楽しいよー!

 

第1位:握力(腕力)ないとダメだよね?

さて、第1位!

未経験者10人が来店されたら

10人中8人

には聞かれます。

圧倒的確率。

 

まずは結論から言うと

握力いらん

です。

 

以下、捕捉していきますと。

  • 握力・腕力頼りで登るには限界がある
  • 握る力よりも保持する力
  • 腕を意識するより脚、全身でバランスをとる
  • ごく瞬間的にはないよりあったほうがいい

あたりでしょうか。

 

男性クライマーが陥りがちな

ガバを鷲掴みして腕力で登る

のはせいぜい4~5級までの課題かと思います。

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ガバっと持てるからガバという

ググればいくらでも情報が手に入ると思うんですが、

ボルダリングは全身を使う

スポーツなんですね。

 

一見すると、ホールドをガシィッと握りつぶさんばかりに掴んで、懸垂のように腕だけで身体を引き上げて登る、というイメージがあるかも知れません。

 

ただ、使用するホールドや求められるムーブが

全て力任せ

で解決できるのは低グレードのうちです。

 

例えばこんなホールドがあるんですけどね。

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これ、鷲掴みできそうに見えるかもしれませんが、

表面つるっつる

なんです。

握力で握ろうとすればするほど

トゥルン

って手が弾かれること必至なのです。

 

んじゃどうやって持つかって

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保持力

指先で押さえるように持つのです。

 

この持ち方に握力など

いりません。

 

クライミングでは

保持力

という用語が使われますが

保持力≠握力

です。

 

保持力は決して指先の力だけではなく、足で体重を分散させたり、重心の位置を調整したり、体幹でバランスを取ったり...と、さまざまな要素によって生み出される力でもあります。

 

最初に

ボルダリング=握力

という意識があると、腕以外へ意識を向けることができないため、すぐに腕がパンプして終了です。

(どっちみち最初の数回は腕が死ぬのは避けられませんが)

 

足で体重を分散させることを覚えないと、"何回通ってもすぐに腕が疲れて登れないor上達しない!"と思い込んでしまうことがあります。

 

大丈夫、そんなことはありません。

ちょっとコツを掴めば腕の疲労は軽減されるので、どうかそこで諦めないでください!

 

周りにいる強いクライマーさんの動きを真似したり、ジムスタッフに教えてもらったり、ハウツー動画でイメージを掴んだり、解決策はたくさんあるのです(^^)

 

ボルダリング=握力(腕力)という誤解を解いて、

強くなっていく楽しさ

を存分に味わってほしいと思います!

 

以上!

 

最後に

冒頭に書きましたが、ボルダリング...というかクライミングはまだまだマイナーなスポーツであると同時に。

とても奥の深いスポーツだとも思います。

歴史や作法(?)などもひっくるめて、ですね。

 

わたくしkuro隊員も、一人のクライマーとして、そしてジムスタッフ(代表)として駆け出しではありますが。

これからもクライミングにドップリ浸かって、その魅力をお伝えしていけたらいいなーと考えております。

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テレながらする自撮りがいちばん恥ずかしい

今日も強くなりましょう。

ではまた(^O^)/