こんにちは。
北海道十勝地方池田町地域おこし協力隊、首肩腰が調子悪いkuro隊員です。
3足目!!
3足目のクライミングシューズ。今まで履いていたアグロとタイプ違いすぎて新鮮。 pic.twitter.com/mXAggpDj9p
— 黒田知樹 (@kuro_ikdcok) 2018年9月11日
ホールド買うのと同じくらいにワクワクするのがクライミングシューズ選び!
札幌のコンペに出場ついでに3足目を購入したので、身体の痛みがひどくならない程度に慣らし履き中です。
3足目のシューズの感想!
前回の運営記(コンペ初参加)はコチラ↓
BOOSTER S(SCARPA)
コンペのため札幌に滞在した2日間で、秀岳荘を3回(!)訪れ、熟慮の末に購入したシューズがコチラ!!
スカルパのブースターS!!!
どのシューズを履いても足を入れた瞬間のインスピレーションは正直無く、合計約3時間に及ぶ試着(迷惑)で、最も総合点が高かったので決断。
2足目のアグロの時は、履いた瞬間に"これだ!"感があったので"今回これでホントにいいのかな?なんか俺妥協してんじゃないかな?"とちょっとドキドキ。
まぁ結局インスピレーションを感じたアグロも、実際は履いてたら足が痛くてヒーヒー言ってる状態なので、履き込んでみないとわからない。
特徴は以下↓
- ベースはブースティック
- 足裏感覚がよい
- ヒールにクセがない
- トゥはあまりよくない
- 全体的に柔らかめ
- ややターンイン
- 履いてるうちに伸びる
そんな感じですね。
kuro隊員が履いて数回登った感想としては
- 履き心地は柔らかいけどフィット感あり
- こんなにソール変形するの?ってくらい柔らかい
- ヒールの収まりがちょうどいい
- もうワンサイズ下げてもよかったかも...!
あくまでアグロ→ブースターで履き替えた感想ですよ。ヒールガチガチ、トゥは全面ラバーで変形は多少するけど伸びないアグロとの比較ですから!
で、とにかくブースターは柔らかく感じます。
特に足裏感覚。ホールドに乗れているor乗れていないがすごくわかりやすい。
ソール硬めなアグロなら、乗る位置がちょっとズレてても踏み切れることがあった(だから細かいフットワークが上達しない?)んですが、ブースターを履いていると"あっ今足の位置ベストじゃないな"って感覚がすごくよくわかる気がする。
最近の個人的な課題である"身体全体で距離を出す"ために、もっと足の位置に注意を払わねばと考えていたタイミングだったので、結構いい感じのシューズを選べたのでは...と思います。
ただとにかく柔らかく感じるので、限界ギリギリフルパワーのヒールフックを繰り出したら"シューズ脱げちゃうんじゃねぇか"とちょっと心配だったりもします。
...あ、そんな課題にトライする時はアグロに履き替えたらいいのか!
参考までに、アグロを買った時の運営記もどうぞ↓
アグロは硬い硬いと文句言ってるように聞こえるかも知れませんが、普通にいいシューズですからね!
今回購入したブースターとは全然違うタイプなので、今後も使い続けますよ。課題によってシューズ使い分けるってちょっと玄人っぽいでしょ。
シューズ選びのススメ
異なるタイプを試すか同タイプを貫くか
個人的に思う、初心者~2,3足目くらいまでのシューズ選びについて、kuro隊員の経験を踏まえたアドバイスを少々。
硬いシューズに限った話ではないですが、クライミングシューズは履き慣れていないと"硬いし痛い"と感じるもんです。大げさに言えば初めてスキーブーツを履くようなもんです。激硬。
kuro隊員はボルダリングを始めて1年半の間に3足のシューズを履きましたが、それぞれの特長は
- アナサジ ハイトップ(FIVE TEN)→フラット、ソールだけちょい硬め
- AGRO (evolv)→ダウントゥ、ストレート、ヒール固め、トゥ固め、伸びない
◇evolv(イボルブ)・アグロ AGRO【クライミングシューズ・ボルダリングシューズ】
- ジャンル: 靴・ブーツ
- ショップ: 登山用品とアウトドアのさかいや
- 価格: 21,600円
- BOOSTER S(SCARPA)→ダウントゥ、ターンイン、全体柔らかめ
◇スカルパ・BOOSTER S(ブースターS)【クライミングシューズ・ボルダリングシューズ】
- ジャンル: 靴・ブーツ
- ショップ: 登山用品とアウトドアのさかいや
- 価格: 17,280円
だいたいこんな感じのシューズでした。狙ってか狙わずか、見事に全部タイプの違うシューズたち。
わたくし会長自らが多くの種類を履いてみたほうが、ジムのお客さんにも多少はアドバイスできるので良い傾向じゃないかと。となると次はスポルティバあたり?
各メーカーそれぞれに特徴があるのはもちろんですが、特に違いを感じるのは形状ではないかと思います。自分の足形にフィットするかどうか、メーカーによって全然違うのです。
足形とサイズ感
シューズ選びの際に注意したいのは、単純に靴の長さを表すサイズだけを見るのではなく"履いた時のフィット感"が最も重要かと思います。
そのフィット感に関係するのが足形。
足形は以下の3種類。
- エジプト型:親指から小指にかけて短くなっていく
- ギリシャ型:人差し指が一番長い
- スクエア型:指の長さが均一に近い
とのこと。
日本人の70%がエジプト型、25%がギリシャ型、5%がスクエア型だそうで、kuro隊員は人差し指の長いギリシャ型です。
ギリシャ型は通常の靴でも余裕のあるサイズを選ばないと、魚の目やタコができやすく、人差し指が圧迫されて曲がったまま固まるハンマートゥになってしまったりするのです。
足にしっかりフィットしたシューズを選ぶためには、履ける限り小さなサイズを履く(攻めたサイズ、と呼ぶ)のがクライミングシューズの常識。
足の実寸(靴のサイズではなく足そのものの大きさ)に近ければ近いほど攻めたサイズとなり、フィット感が増してフットワークも向上、となるのですが...
ギリシャ型は攻めにくい
と、思います。
参考までにkuro隊員の足は実寸26.4cm(親指の頂点は26.0cm)で、通常の靴は27~28cmを履いています。意外と足デカいの。
クライミングシューズで攻めたサイズを履くなら26.5~27.0cm(US8.5~9:UK8~8.5:EUR42)なので、試しに履いてみても
人差し指が折れそうなくらい痛い
のです。ホントに人差し指だけ。
同じギリシャ型の人ならきっと理解してくれるはず...!
そんな訳でアグロもブースターも27.5cm(US9.5:UK9:EUR43)を履いています。アグロはそれでもキツくてブースターはジャストくらいのサイズ感。
実寸サイズが近くて足形がギリシャ型の人は参考までに。
1足目はとにかく履きやすいものを選ぶ
特に1足目を購入しようと思っている初心者の人へ言いたい!
長くボルダリングを楽しむために、まず1足目は
履いてて痛くないシューズ
を選ぶことを強くオススメします。
ボルダリングを始めたばかりの頃は、登りに行く度にただでさえ激しい筋肉痛になるでしょうから、さらはキツいシューズで足まで痛んで指にタコができて...なんて苦痛を味わう必要はありません。
まずはしばらく履いていられるサイズを選んで、ジムに通う回数を重ねて、数か月経って"今後もボルダリング続けられそうだな"とか"もうそろそろエントリーシューズじゃ性能的に物足りない"って思った時に、攻めたシューズを探せばよいのです。
ちょっと頑張れば引き締まった身体に手が届くのに"腕も足も痛いからもういいや"って止めちゃうのはもったいないです。
継続は力なりという言葉の通り、ボルダリングを長く続けられるように
自分の足形に合う形状
と
痛みの少ないサイズ
を優先して買いましょう!
最後に
シューズ選びについてはあくまで個人的な意見です。割と最近まで初心者だったkuro隊員の体験に基づく意見なので、リアリティはありますが絶対に正解って訳でもありません。
もしかしたら最初から攻めたサイズのシューズを履いて練習したほうが、上達するスピードも早いかも知れません。
ぶっちゃけ言えば、どんなシューズ履いてもボルダリングは楽しいんですけどね!
参考になれば幸いです。
ではまた(^_^)/~
次回の運営記はコチラ↓