こんにちは。
北海道十勝地方池田町地域おこし協力隊、任期の半分を終えたkuro隊員です。
稚内視察研修2日目
早朝出発、長距離移動、宗谷岬、うに丼、白い貝殻の道、まちなかメディアラボの視察、刺身盛り合わせ、辛口の日本酒、酢だこ、うに、爆睡。
そんな視察1日目を終えて2日目へ。と言っても2日目はカッチリした視察予定は無く、半分観光と移動日。気楽な工程で素晴らしい。
レポート後編を書くまで、前編からかなりの時間が空いてしまったけど気にしない。
レポート前編はコチラ↓
視察2日目の朝
さよなら稚内
爽やかな空と気温が心地よい視察2日目の朝。ちょっとだけ二日酔いを感じながらホテルの周辺を散歩して、潮風っぽい匂いの稚内の空気を堪能。
なんて気持ちいい朝だこと。こちらは宿泊した「ホテル滝川」。The ビジネスホテル。朝食バイキングはビジネスホテルにしては品数多くてgood。
次の目的地は豊富温泉ですが、チェックアウトしてから寄り道せずに向かうと時間が余るので、ちょっとだけ稚内観光。早く着きすぎても待つ時間がもったいないからね。遊んでいる訳じゃなくて時間の有効活用ね。
ノシャップ岬。根室の納沙布(ノサップ)岬じゃなくてノシャップ岬。
十勝晴れに匹敵する清々しい天気。しかし暑すぎない北海道らしい夏の気候。穏やかな風。潮の香り。海。あぁ稚内最高だわ。半年くらい住んでみたい。
適度に時間を潰した所で豊富町へ出発。さよなら稚内。また近いうちに必ず。
豊富温泉へ
アトピー治療に効果的?
kuro隊員が不勉強だっただけかも知れませんが、ここ1年くらいの間にTVなどのメディアで目にする機会が多い豊富温泉。
注目度が高まっている理由は「アトピー治療に効果的」だから。
アトピー性皮膚炎とは、もともとアレルギーを起こしやすい体質の人や、皮膚のバリア機能が弱い人に多く見られる皮膚の炎症を伴う病気です。
主な症状は「湿疹」と「かゆみ」で、良くなったり悪くなったりを繰り返し(再発)、なかなか治らないこと(慢性)が特徴です。一般的に、6カ月以上(乳幼児では2カ月以上)続くと慢性と判断します。
コチラのサイトから引用。
アトピー性皮膚炎とは?|治療薬にも種類があるってご存知ですか?|あなたにあったアトピー性皮膚炎治療を。|マルホ株式会社
kuro隊員は幸いアトピー体質ではないので、治療の大変さはわかりません。が、いくつかのサイトを読んで調べてみるとなかなか完治が難しいそうで。
治療によって症状をコントロールしながら付き合っていく...という印象を受けました。間違っていたらごめんなさいm(_ _)m
そんなアトピー治療に効果があると言われる豊富温泉。湯治を目的に多くのアトピー患者が訪れ、移住促進にも一役買っているとか。
温泉の泉質が非常に特殊で、「油分を含んでいる」そうです。その油分が保湿・保温効果を、同様に含まれているタールが抗炎症作用を発揮するとの事前情報はあるが、油分の含まれている温泉って全く想像つかない。
これは視察せずにいられないですよね。ただ温泉に入りたいだけじゃない、って証明できる名目があって本当に良かった。
豊富温泉街に到着
稚内市から1時間弱、豊富温泉街に到着。規模は小さく良い意味でひなびた感じ。
数軒の入浴施設がありますが、kuro隊員が個人的に入りたかった「川島旅館」はまだ営業時間前。視察団の一人が「ちょっと早いけど入れませんか?」と交渉に挑むも撃沈。そりゃそうだよね、オープン1時間前だものね。
以下は川島旅館外観。2016年に「開湯90周年」を迎えリニューアルオープンしたので現代的なデザイン。
入口に写っているのは視察団の2名。前述した「ちょっと早いけどいいですか?」と交渉に挑んで断られた2名。ドンマイ。
オープンまで時間を潰すという選択肢は、突然降り出した激しい雨により消滅。必然的に、既にオープンしている「町営温泉入浴施設 ふれあいセンター」に決定。
なお全4軒の入浴施設があるようです↓
ふれあいセンター内には2種類の浴場があり、「一般用」と「湯治用」に分かれています。kuro隊員はせっかくなので湯治用をチョイス。ここまで来て一般用しか味わわないなんて勿体ないじゃない。
実際には湯治目的ではないので「場違いな冷やかし客みたいに見えるかもなぁ」と僅かな不安を抱きながら浴場へ。ちなみに湯治用を選択したのはkuro隊員含め4名くらい。いざ入浴。
油分を含んだ泉質
事前に油分を含んでいる事は承知していましたが、想像以上に「油」。色、におい、感触全てが、です。
やや黄色がかった色、揮発性の燃料を彷彿とさせるにおい、そしてツルツルとした感触。着火したら燃え上がるんじゃないかと思うくらい「油」。写真に収める訳にもいかないし、どちらにしろ入浴してみないとこの油感は伝わらない。
湯温は熱くもなくぬるくもなく。kuro隊員センサーでは40℃くらいでしょうか。
10名以上いた入浴客はほぼアトピー患者。その中にどう見てもアトピー感ゼロの視察団が数名。はっきり言って我々は浮いていたでしょう。
でも決して冷やかしで湯治用を選んだ訳じゃないのでご理解下さい...。
なお入浴後の肌は泉質の効果でツルツルです。が、においも残りますのでご注意。帰路につく我々視察団の車内にはガソリン臭が充満。
池田町への帰路
音威子府村でそばを食す
強烈な印象と車内のガソリン臭をもたらした豊富温泉を後にし、帰路へ。
道中の寄り道は特に定めず、どこかでランチして適当に休憩していきましょうか、と。
豊富町を発って音威子府村に到着する頃には時刻はお昼時。音威子府村で古くから店を構える「常盤軒」へ。
ちなみに北海道の有名なそばの産地と言えば幌加内町ですが、ここ音威子府村は「最北端の蕎麦産地」と言われていたりします。北海道の位置上、日本最北端&最東端を名乗れる権利があるのは何となくアドバンテージ。
常盤軒は音威子府の駅舎内にあります。
創業80年以上の歴史を誇り、店主は2代目。
何とも味のある店構え。常盤軒のそばを食すためだけに訪れる人もいる程の人気。
さっそく天ぷらそば(470円!安い!)を注文。
おぉ。なんと麺が黒いぜ。
これは一体どんな味なのか...と一口すすって驚き。そばの風味が強くて美味。
普通の田舎そばよりも風味が濃厚な気がしますが、味覚オンチと呼ばれて十数年のkuro隊員の感想なのであまり真に受けないように。
でもうまいっす。店構えとか店主の雰囲気とか店の歴史とか、そんな先入観でうまいと感じる訳じゃなくて純粋にうまいっす。ボリュームは少な目だけども。
しかしこの安さでこの味。もし近所にあれば迷わず通う。週3で通う。
視察団一行は満足して再び帰路へ。
名寄市へ
常盤軒のそばを食した後は再び道北の道をひた走る。スコールばりの大雨に襲われながらも池田町を目指す。そろそろ十勝の風景が恋しい。
と思ったらすぐに寄り道。名寄市の「なよろプリン」を味わうために。飯食ったらデザートが必要だからね。
と言う訳で名寄市のお菓子店「なよろ菓子工房ブラジル」へ。異国感漂うネーミングは恐れ入る。
なよろプリン発見。こんなにバリエーションがあるなんて迷うけどkuro隊員はプレーンを選択。迷った時は一番素材の味が出るであろうものを選択すると心に決めている。
写真撮り忘れたけど、これがまたうまい。好んで甘いもの、特に洋菓子系は食べないkuro隊員だがこれはうまい。
柔らかく滑らかな舌触り。一口ごとに溢れる牛乳の香り。そして極めつけは苦味の効いたカラメル!
優しい甘味のカウンター的に味わう苦味は素晴らしいマリアージュ。これは甘い物が苦手な人でもいけると思う。
今後道北へ行く際はブラジルに立ち寄る事が決定した。そしてプレーン以外の味も試してみる事に決めた。2018年も下川町の森ジャムに出店できるなら間違いなく立ち寄る。
さて、これで本当に寄り道は終わり帰路へ。
最後に
とても多くの学びがあった2日間でした。「半分は観光だろ」と言われそうですが、なんせ今回の視察団は「池田町観光サービス部会」なので観光からも学ぶのですよ。遊びじゃないよ、視察だよ。
とりあえず視察のメインだった稚内市の動画制作については池田町で活かします。また面白い試みになりそうで今からワクワク。
ではまた(^^)/
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