こんにちは。
北海道十勝地方池田町地域おこし協力隊、間も無く任期の半分を終えるkuro隊員です。
標津町の「あきあじまつり」
去る2017年9月24日。
昨年に続き参加してまいりました「しべつあきあじまつり」!
長年出店している池田町の関係者が「あれは良い祭りだぞ」と口を揃えるのが頷ける、美味い食べ物はもちろんの事、漁師町ならではの酒飲みだらけで豪快な情に溢れたお祭りです。
ちょっと遠いし過密日程でしたが、行ってよかった。
2016年と2017年の違い
たかが1年、されど1年。
昨年はただお手伝いとしてくっついて行っただけですが、1年経てば色々と状況も変わり、相違点がたくさんあります。
相違点①日帰り
昨年は前日の午前中に出発。
道中、別海町の「ロマン」というお店でコスパ最強なポークチャップを平らげて現地入り。スマホを機種変したせいか写真がどこかへ消えたので、大きさをお知らせできないのが残念。
「どれくらいの大きさなの?」と聞かれるたびに「実物を目の前にして、口に運ばなければその脅威は伝わらないけどね。それでも敢えて例えるならエアーズロックのようだったよ」と回答するようにしています。若干大げさなのは自覚しています。
20代前半の頃は大食いキングの異名を欲しいままにしていたkuro隊員ですが加齢には逆らえず、300gのポークチャップの塊をギブアップ寸前で完食。その瞬間は「もう2日くらい飯食わなくてもいいや」と思ったものです。マジで。
話が脱線しましたが、そんな楽しい楽しい前日入りが今年は叶わず。
前日である9月23日(土)は池田町で神輿を担いだりRED POINTの当番だったりと1日中動かなければならない日だったので、さすがに移動できず。と言うかそんな濃厚な予定の後に出発しても到着0:00だし車中泊決定だし疲れて宴会に途中から参戦するテンションじゃないし。
この宴会がまた豪勢で面白いのです。鮭料理はもちろんとして海の幸ラッシュ。ビール、ワイン、日本酒何でもアリ。2次会のスナックではみんなで肩組んでマイク無しで「それが大事」を熱唱。※2016年度実績。
そんな楽しい宴会の思い出を振り切って今年は日帰りです。
5:30出発で一路、標津へ!(約210km)
相違点②スタッフとしての立場
2016年度は池田町観光協会の出店に隙あらばくっついて行ってました。浦河、下川、標津、トマムと。
もちろん現場では何をしていいかよくわからず、主に会計やドリンクなど、言ってしまえば誰でもできるポジションを担当していました。イベント出店なんて初めての経験だし何していいかよくわからん状態。ふと周りを見れば慣れているベテランスタッフばかり。あぁ肩身狭い。
そんな修行期間を経て2017年度。kuro隊員の個人事業として、森ジャム(下川町)に続き2度目の町外イベント出店はなんとこの標津町。
正確には出店の主管は池田町観光協会。その中でドリンクはkuro隊員、フードは池田町観光協会。と言う分担です。たまたま運よく任せてもらえただけですがね。
昨年度の販売実績に基づいて仕入の量を計算する訳ですが、悩みまくりながらもどこかワクワクしていました。だって去年は、別にいてもいなくても支障無いレベルのお手伝いさんから、ラッキーとはいえドリンクメニュー決定から販売まで全般を担当できるなんて。
色々な巡り合わせに感謝。
相違点③あきあじ大漁つかみどりレースに出場しない
これは若干ネタですが、このお祭りには催しの一つに鮭掴み取りレースがあるのです。
昨年は「あいつ一応若手枠だし協力隊だし標津初めてだし」と言う消去法な粋な計らいでレースにエントリーさせてもらい厳正な抽選を潜り抜けて出場権を獲得。その結果2位に終わったのは内緒。
それが今年は初めてあきあじ祭りに参加するスタッフが数名いたため、kuro隊員が候補に挙がる事は無く。少し寂しいけど、これが2年目の余裕。「俺去年出たからさ」とスカして言えちゃう状況。
なお2016年のkuro隊員激走の動画は残っています。
右端の黄緑のTシャツと帽子をかぶっているのがkuro隊員ですよ。
マジなスタートダッシュから生け簀でモタモタした後、自慢の快速を武器に鮭を掴み損ねたクセに意地汚くゴール前で1位になろうと激走。あぁみっともない。
そんな楽しい催しにも参加する権利を失ったと言う事です。2年目の余裕。ちょっと違うか。
2017年しべつあきあじレポート(本題)
2016年の思い出に熱くなり過ぎて、危うく前後編にする所でした。
ここからが本題。
朝5:30出発
正確には5:00出発。
池田町のレンタルスペースであるPonte!の冷蔵庫で冷やしていた「池田ぶどうサイダー」を回収したり氷を買い込んだりするので、自宅を発ったのは5:00でも実際に池田町を発ったのは5:30。
土砂降りの池田~釧路間。標津町の天気予報は晴れでもさすがに不安になるレベルの雨&霧。こんな天気じゃキンキンに冷やしたぶどうサイダーとロゼロックが売れねぇよ...。
晴天の標津町
8:15標津町到着。中標津町あたりからちょこちょこ氷を買いにコンビニに立ち寄り始めてる間に徐々に雲は薄くなり。
会場に到着してブースがオープンした頃にはすっかり晴天。
この賑わい。昨年度は1万数千人を動員したのはダテじゃない。
これならぶどうサイダーもロゼロックもブラボールも売れる!と歓喜するkuro隊員。
我ら池田町ブースはこんな感じです。kuro隊員は手前側でドリンク売ってました。
池田町自慢の「牛の丸焼き」...ですが遠方での出店時は"ミニ"丸焼きです。
本番のワイン祭りは"ミニ"じゃないのでその目でご確認下さいませ。
標津町の海の幸を堪能
なんとなく空をバックに鮭串を撮影。うまい。
なんと会場内ではいくら丼が無料配布されています。標津町さん太っ腹!!
幸運にも池田町メンバーもいくら丼を確保。ありがたや。
池田町スタッフの誰かが買ってきたり、標津町のスタッフから差し入れをいただいたりと、気付けばアッと言う間にテント内も胃袋も鮭だらけになるのがこのお祭り。
この気前の良さ、さすが漁師町。
池田町ブースの売れ行き
ワインも肉もバンバン売れます。
ミニ丸焼き含めフードは早々に完売、kuro隊員が担当するドリンクも"ほぼ"完売状態。
ブラボールの売れ行きが今一つだったので、もっとちゃんとしたPOP作っておけばよかったと反省。ぶどうサイダーももっと仕入れときゃよかったなぁ。
そんな嬉しい悲鳴を上げながらお祭り終幕を迎えます。
標津町の皆さん、今年もありがとうございました!!!
帰路
養老牛温泉
楽しい時間はアッと言う間に過ぎ去り、14:30でお祭りは終了。
荷物を積み込み標津町の関係者に挨拶を済ませ、ここから恐怖の3時間半ドライブの始まり。
現場にいるスタッフ全員が前夜は満足に睡眠を取っていない中、疲れた体にムチ打って温泉に寄ってラーメン食って帰るという何とも盛り沢山な帰路。
今年の温泉は養老牛温泉。
kuro隊員が愛してやまない開陽台(中標津町)から車で15分程の山の中。
愛車FITのエンプティランプが点くか否かの狭間で到着した養老牛温泉。秘境感たっぷりで素敵。
結論から言うと、古き良き温泉で最高でした。洗い場が5席ほどしかありませんが、それがまた良いのです。
風呂上りに中標津産の牛乳を一気飲み...と思ったら濃厚過ぎて一気飲み断念。
時は16時半。相撲の行方を気にしながらロビーでしばし休憩し、いよいよ残り3時間の地獄ドライブへ...と思いきや。
弟子屈ラーメン
風呂上がりでくつろぐ面々。どこからか聞こえた「晩飯食って帰ろうか」と、風呂上りの緩み切った身体にトドメを刺すかのような提案。しかし抗えない魅力。むしろ待っていたその言葉。
標津町~池田町の道のりは約210km。最短ルートは中標津市街地~釧路経由で高速に乗ってしまうルート。
しかし我々の現在地は養老牛温泉(中標津町のはじっこ)。ここまで最短ルートから外れた以上、むしろ目と鼻の先にある弟子屈町のラーメンを食わずして帰れないのは赤子でもわかる事実。なんならFITのエンプティランプ点いちゃったから弟子屈で給油したいし!って言い訳も思いつくkuro隊員。
その話乗った!!むしろ待ってた!!!
そんなことでやってきました弟子屈ラーメン総本店。kuro隊員は4度目くらいの来店。
生粋の札幌っ子であるkuro隊員は、ラーメンと言えば味噌。
しかし魚介醤油がウリのこの店でそんなワガママなど言う訳も無く、迷わず魚介しぼり醤油大盛をオーダー。流されやすい男、kuro隊員。
安定のウマさ。疲れた体に染み渡る...。
このまま眠ってしまえたらどんなに幸せだろうと心の奥底に生まれた感情を押し殺し、残り2時間半をフラフラと運転。
阿寒横断道路は本当に寝落ちしそうだったけどみんな無事に帰ってこれて何よりです。
景色など
あんまり良い写真はありませんが、一応。
サーモンパーク駐車場に熊!?
kuro隊員が車を停めた目と鼻の先にいました。やはり鮭の匂いにつられてくるのでしょうか。みなさまご注意下さい。
作り物だけどね。
完璧なディフェンス
標津町~養老牛温泉の途中。
どう考えても片側車線に収まらない農業車両。
追い越しできないとか言う前に、対向車来たらどうすんだろと本気で心配。
夕陽
養老牛温泉から弟子屈町へ向かう道中。
いくら疲れていても風呂上りにこんな夕陽が拝めるなら、どこへでも行くしいくらでも働けるさね。
最後に
まとめるまでもなく、やっぱり標津町は最高の町であり、しべつあきあじまつりは最高のお祭りでした。できれば来年は前日の宴会から参加したいと心底思います。
その頃には時間的な余裕がもっとできていればいいけど...。
まぁとりあえず10月1日(日)のワイン祭りが無事に終わる事を願うのが先です。こちらも昨年の単なるお手伝いとは違い、物販ブースで出店する事を許されたのでね。
やたらと長くなりましたが、標津町と池田町の交流が今後も末永く続く事を祈ります。
ではまた(^^)/
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