"元"池田町地域おこし協力隊~kuro隊員のその後~

平成31年3月に池田町地域おこし協力隊を卒業したkuro隊員の"その後"をダラダラ綴ります

DMVとJR~冬季アジア大会を見ながら考える廃線or新技術~

こんにちは。

十勝ワインの生産地、北海道池田町の地域おこし協力隊kuro隊員です。

 

本日2/20は定時帰宅!

いい感じのパウダースノーが降っていましたが、明日の研修の資料が用意できていないこと、たまにはのんびり映画を観たいこと、blogを書きたいこと、洗濯物が溜まっていることなどを優先し、直帰しました。

幕別町の明野が丘スキー場のナイターに行こうかなぁと思いましたが、我慢。

奇しくもこの記事を書いている途中、幕別町の高木選手が冬季アジア五輪3000mで金メダル獲得のニュースが流れていました。

北海道出身の選手は無条件で応援する男、kuro隊員。

 

本題行きます。

DMVとは?

新たな交通手段?

デュアル・モード・ビークル(Dual Mode Vehicle)。

早い話、電車でありバスである乗り物です。線路がある区間は電車として走行し、通常の道路では車のタイヤで走行できる大谷翔平も真っ青な二刀流。

電車に比べて車両維持費用が安価だったり、輸送客数が極少ない地方でも既存の貨物引き込み線を活用できたり、道路を使用できるため応用が効くのがウリです。

さらに車道→線路への切り替えは約10秒で行えるため、メリットだけを聞くと地域おこしにピッタリな気がしますね。

 

DMVの課題とは?

そもそも個人的には「バスじゃダメなの?」と思ったりします。

もちろん既存の資源?である線路を活かすことは選択肢の一つとは思いますが、線路の維持費用も当然発生します。

JR北海道も赤字路線沿いの自治体には上下分離方式を提案していたりするので、そこに税金注ぎ込むくらいなら新しく住民にとって利便性の良いバスを走らせるほうがメリットある気がします。

まぁ素人考えなので浅はかかも知れませんがね。

 

個人的な意見はここまでにして、一般的に指摘されている課題を紹介します。

  • 線路走行時の積雪への弱さ(札沼線での脱線事故)
  • 既存の踏切システムに対応していない
  • ベースとなる車両の耐久性
  • (やっぱり)路線バスとの違い
  • 運転手確保(鉄道用免許とバス用免許、かつ両方の技術)

と、様々な問題があるようです。

二刀流がいかに大変なことか、よくわかりますね。

 

DMV導入を試みる自治体は?

  • 北海道夕張市
  • 静岡県浜松市
  • 静岡県富士市

などがあるようです。

北海道贔屓のkuro隊員からすれば、夕張市にいち早く導入してほしいと思います。話題が話題を呼んで、多くの人が夕張市を訪れてほしい。

夕張市の知名度と言えば夕張メロンか財政再建団体としてかは不明ですが、ある意味有名な町。

当時の史上最年少市長として話題を呼んだ鈴木市長のもと、財政健全化に向けて官民一体となって歩んでいる自治体。

kuro隊員も地域おこし協力隊となる前にたまたま読んでいた本がきっかけで、池田町との2択で協力隊に応募しました。先に内定の出た池田町を選んだのは正解か不正解かはまだわかりませんが、「0からのスタート」どころか「-(マイナス)からのスタート」という環境に使命感を感じていたため、協力隊としては縁が無かったにしろ影ながら応援しています。

 


お、夕張市への想いで1記事書けそうだな。

 

最後に

DMVについて書こうと思ったのは、定時帰宅してニュースを見ていたら気になるトピックがあったので。

2016年の台風被害により運休中のJR日高線を廃止するか否かの話し合いがもたれたそうです。

JR側の意見はバスへの転換、対して公式な発言ではないですが新ひだか町町長が「日高門別-静内間にDMVを」と発言。乗り鉄・撮り鉄へのPRにもなる(?)とのこと。

しかしJR側の返答は「直接意見を伺った訳ではないのでノーコメント」だそうです。

さて、どうなるこの問題。

 

とりあえず可能性を期待されているDMVの紹介でした。

鈴木直道著,夕張再生市長,池田町地域おこし協力隊blog

ではまた(^O^)/