こんにちは。
十勝ワインの生産地、北海道池田町の地域おこし協力隊kuro隊員です。
前回の記事に続いてニュースネタ。本当にインプットする時間を作るのは大事だと実感。即アウトプットするのはさらに大事だと実感。
持っている知識と経験に結び付くネタならあっと言う間に1記事(1500~2000文字くらい)書けてしまうことに最近気づいたので、記憶と勢いが薄れる前に書いてしまおう。
群来(くき)とは?
豊漁の時代によく発生
一言で説明すると「鰊の群れが大量に来ること」を指します。
細かく言うと、1月下旬~6月頃にかけて産卵のために鰊が沿岸部に近づきます。
沿岸部の海藻にメスが卵を産み、そこにオスが精液をかけます。
その数が多ければ多いほど、海面が白く濁って見える現象を群来といいます。
群来が多く見られる=豊漁のしるしです。
ただ、現象としての群来を目にするのはなかなかレア。白濁した海面は波によってどんどんかき回されて薄まっていくので。
kuro隊員も実際に見たことはありません。
ニュースにて、小樽の塩谷海岸に今年初の群来が観測できたそうです。
現時点で漁獲量は例年の6割程度らしいので、ここから豊漁となることを願います。
にしん御殿とは?
その名の通り、鰊漁により財を成した漁師たちが立てた豪邸を指します。
まぁとにかく獲れる量が半端じゃなかったんですね。
なお明治時代には鰊は食用の魚という認識は無く、ほとんどは肥料として使われていたそうです。美味いのにもったいない。
現小樽市の忍路なんかは漁師の出稼ぎスポットになっていたようです。kuro隊員は小樽-余市の通過点としか認識していませんでしたが。
鰊を使ったグルメ
これは「にしんそば」を押したい。
有名なのは江差町でしょうか。小樽市や留萌市でも提供している店があるようですが、kuro隊員が実際に訪れたのは江差町だけで、都合よく写真もあることだし紹介します。
ひらがなの店名が柔らかい印象を受けますね。もう雰囲気だけでも美味そう。
店内も(良い意味で)田舎っぽい落ち着いた雰囲気。いい梁ですね。
迷うこと無くにしんそばを注文。店内に置いてあった北海道ミシュランの本を読みながら待っていた記憶が微かにあります。
大量の海苔に隠れて見えませんが、その下には鰊が潜んでいます。
当時はblog用に写真を!って意識は全く無かったのでご容赦下さいませ。
味はと言うと、鰊は甘く煮付けられていて薄めの出汁とよく合った記憶が微かにあります。
当時はblog用に食レポを!って意識は全く無かったのでご容赦下さいませ。
結論、うまい。
すいません、いずれちゃんと食レポします。
場所は「いにしえ街道」沿いにありますが、入り口は若干奥まっているので注意。
なお本当は「横山家」という蕎麦屋に行くつもりでしたが定休日のため急遽やまげんへ行った次第です。でも美味かったから良しとします。
群来という日本酒
kuro隊員が「群来」という言葉を知ったのはつい数年前。
キロロリゾート勤務1年目に同期(年齢的には先輩)として勤務していたO氏に教えてもらいました。北海道が地元の癖に知らなかった男、kuro隊員。
その話になったのは「群来」という名称の日本酒を飲んで酔っ払っていたためです笑
今は小樽での生産を辞めたらしい北の誉酒造が作っていた日本酒。
創業の地である小樽で、かつて小樽を栄えさせた産業の鰊漁にちなんで付けた名前の日本酒。
池田町が誇る十勝ワインもそうですが、そんな地元の文化を冠したものがあるなんて素敵だなぁと思います。
地域おこし協力隊という仕事をしている今だからこそ、そう思います。
という訳で、近々「群来」を買って飲んでみようと思います。
あと江差のにしんそばも食べに行きたいなぁ。
ではまた(^O^)/