こんにちは。
北海道十勝地方池田町地域おこし協力隊、読書と映画に飢えているkuro隊員です。
1か月半遅れの開催報告
ぼちぼち暖かい日が増え、積もった雪も融け、そこかしこに春を感じる今日この頃です。
kuro隊員にとって十勝で過ごす2度目の冬でしたが、「あと10年住んでもこの寒さには絶対に耐性できないわ」と心から言えるくらい寒かったです。十勝の冬ホント無理。
冬が厳しい分、いよいよ間近に迫る春の足音がありがたくてたまらない訳なんですが、そんな中で真冬のキャンドルナイトの振り返りをしようかと思います。
もっと早く振り返っておけばいいのにねぇ。
第2回スノーキャンドルイベント
"バレンタインの夜はJR池田駅前が幻想的な光に包まれます"的なコンセプトで、企画から開催までガチで1週間で実施した2017年が第1回。
前回の反省を活かしつつ、3週間くらい前から軽く打ち合わせ(それでも始動遅い)。
「商店街にもキャンドルを置いてはどうか?」「ワイン城にも置けないか?」「キャンドルの個数どうする?」etcの拡大案のほとんどが消え去り、結局「キャンドルの個数だけ200個増やそうか」と結論。
商店街に協力要請してキャンドルロードみたいなのはやりたいけど(kuro隊員は商店街活性化を一応のミッションとしている隊員)、まぁ人手集めるのがキツイな、と。
「町の賑わいのためだから!協力してください!」と無理矢理に巻き込むことはできるかも知れないけど、こういう採算度外視&始まったばかりのイベントはまず運営側が楽しめないと持続できない(ような気がする)ので、「渋々でもいいから参加してもらおう」なんて気は全く無し。むしろ積極性の無い手伝いはいらん。
なので2017年よりちょっとだけキャンドルの個数は300→500に増やすけど、場所は変わらずJR池田駅。
キャンドルの個数計算のために撮影しましたが、ちょうど大雪の後で真っ白。
別に1年や2年で大規模なイベント目指してる訳ではないので、あくまで”有志だけでできる範囲”を優先して、身の丈以上の事はしません。
キャンドル製作
キャンドルの個数が増えるので、2017年よりも作業日をちょっとだけ増やして2/11~13で黙々とキャンドル製作。世間は3連休らしいけど、kuro隊員は10日もREDPOINT当番だったから休んだ気がしないよちくしょう。
嬉しいことにフル参加してくれるボランティアさんが2名、休日(2/11&12)だけ参加してくれるボランティアさんが3名ほど。
去年も数名のボランティアさんに物凄く助けられたけど、今年はさらに助けられました。人数こそ大差無いけど、延べ人数というか密度がスゴかった。
日に日に増えていくキャンドル。全3日の作業予定が2日目にして8割完了。これはいいペース。あと100個キャンドル買ってもよかったか...って欲が出るくらいに順調。
池田町の協力隊メンバーでは、運営側のM隊員(雪像やオブジェ担当)の他、貴重な女性目線を教えてくれるN隊員とT隊員もしっかりお手伝いいただきました。「こんな雑なイベントに巻き込んでゴメンね」と思いながらも、その労働力をありがたく拝借。
どんなイベントでも定着するには時間がかかるなんて、とうに織り込み済み。こうやって自発的(?)に手伝ってくれる人を待っていた訳ですよ。
本番
順調にキャンドルを作り続けた3日間。いよいよバレンタインデー=いけだ幸灯りステーション当日。
保管しておいたキャンドルをバケツリレー方式でダンプに積み込む。地べたに置かれた500個ものキャンドルを1mほどの高さのダンプ荷台に積み込む=500回ほどスクワットみたいな動きを繰り返す。
腰は痛いし膝が笑いそうになりながらもキャンドル運搬完了。
そして並べ始める。張り切って作ったキャンドルに対してローソクが足りないトラブルを乗り越え、かなり時間押しつつも全てのキャンドルに点灯!
自己満なのは百も承知だけど達成感。
見知った顔と(わずかだけど)見知らぬ顔がキャンドルの写真を撮っている。
そこで嬉しい誤算が一つ。
なんとブドウ・ブドウ酒研究所=通称ワイン城もライトアップされているではないか!
聞いてないよそんなサプライズ!
ワイン城と言えば池田町はもとより十勝が誇る観光スポット。
そのワイン城が。
仮にも役場の管轄であるワイン城が。
頼んだ訳でもないのに、こんなちっぽけな有志のイベントにフットワーク良く動いてくれるなんて。
感動しちゃうじゃないか。
なお色々とお世話になっている職員さんたちが、昼の内からライト周辺の雪かきをしていたそうで...。それに気づけないなんて恥ずかしいっす。
最後に
という訳で、どうにか第2回を数えた「いけだ幸灯りステーション」が終了しました。
負け惜しみではなく本心で自発的な協力者を募っていたら、まさか役場管轄の施設が動いてくれるなんて想像もしていませんでした。
協力隊の任期は最長であと1年=最短で池田町を去るのもあと1年"以内"。
でも池田町に死ぬまで定住したらあと1年~50年(平均寿命まで)。
地域おこしとは協力隊任期の期間が全てでは無いと思っているからこそ、長い目で育てるイベントに携わっているのですが、2年目にして思わぬ援護射撃を得られて本当に嬉しく思います。
仮にkuro隊員が池田町を離れたとしても、冬のキャンドルイベントが定着したらいいなぁと思います!
ではまた(^O^)/
ブログランキングに参加しています。
いつまで続くかわからない協力隊blogですが、どうか下記バナーへ応援クリックお願い致しますm(_ _)m