"元"池田町地域おこし協力隊~kuro隊員のその後~

平成31年3月に池田町地域おこし協力隊を卒業したkuro隊員の"その後"をダラダラ綴ります

2019年でいちばん"なるほど"と思った言葉~REDPOINT運営記Vol91~

こんにちは。

"そういえば今日一言も発してないな"って日が月に1回はあるkuro隊員です。

きっと天性のネクラなのでまったく気になりません。

f:id:kuroroman:20200120144232j:plain

はやく"クライマーです"と胸をはって名乗りたい

趣味ではなく生き方

こう...なんて言うんでしょうね。

 

わたくしkuro隊員のように

フラフラ生きていても

ですね。

30数年もの間にいろんなことを経験してくると

なるほど

と心から感じる機会って減ってくるのかな、と思うんですね。

 

決してそう言い切れることではないんですが、あまり細かく書くと

それだけで5000字

くらい書けそうなので、またの機会にするとして。

 

2019年でいちばん"なるほど"と思った話!

 

前回の運営記はコチラ↓

www.kuroroman.com

 

元ネタ:サーファーという生き方

ある日ふと、FacebookのTLに流れてきた1つの投稿が元ネタです。

投稿者はkuro隊員の友人の友人で、直接の面識はありません。

が、

これは...確かに...

と納得できる文章だったので、ご紹介。

 

以下、ちょっと長いですが原文の引用です。

[全てのビギナーサーファーと、妻へ]

「サーフィンが趣味なんですか?」
と質問されると返答に困る。
”趣味”ではないからだ。

ホームポイントに波があれば、
必ず海に入る。
朝4時だろうが、
仕事で疲れた夕方であろうが、
風邪を引いていようが、
必ず海に入る。

波が良ければクラゲが浮いていても続ける。
サメに片腕を食われても尚、
残った片腕でパドルし続けるサーファーガールの存在は、
世界中のサーファーが知っているだろう。

海で死ねたら本望だ。

サーフィンは”やる”ものではない。
”趣味”でもない。
「サーファーという”生き方”をする」
が一番近い。

多分これは、宗教とかヨガとかと同じなのだろう。

「ヨギーニとして生きる」
が正しい在り方であって、
「最近のマイブームはヨガです♪」
ってのはヨギーニではない。
そんなものヨガじゃない。

「今、仏教にハマってます」
「趣味は仏教です」
なんて台詞も聞いたことがない。

仏教徒は日々、
”仏教徒という人生”
を生きている。

同じように、サーファーとは
”サーファーという生き方をしている”
者を指す。
(と私は教わったし、今もそう思っている。)

「サーフィンが趣味なんですか?」
と聞かれる度に、これを全部語っていたら「コイツ頭おかしい」と思われるだろう。
(厳密には確かに頭はおかしいのだが)
これが返答に困ってしまう理由だ。

10年間、身体を破壊しながら都会で築き上げてきた、
”実績”も”収入”も全て捨てて、
”見栄”や”雑念”も脱ぎ捨てて、
海辺の町に移住した今、
やっと堂々と胸を張れるようになった。
「私はサーファーです」と。

つい最近までこの言葉に後ろめたさがあった。
週に6日は陸にいるのに、
サーファーと名乗ることに大きな抵抗があった。

宮崎に来てよかった。

仕事がない?
大丈夫、大丈夫。
私は仕事をするために産まれてきた訳ではない。
生きてさえいれば、何とかなるもんだ。

移住を迷ってるサーファーの方の、
何かの参考になれたら嬉しい。
ビギナーの方には是非、
くじけずに続けて欲しい。

そしてこれは、
なかなか上達しない私の妻への、
個人的な激励でもある。

妻よ、
諦めないでくれ。

引用ここまで!

 

さて。

どうでしょうね、これ。

 

kuro隊員は

めちゃくちゃ腹落ち

したんですけどもね。

 

サーファー=サーフィンを嗜む人

って意味じゃなくて、

サーファーという生き方

をしている人ってこと。

 

原文の中でも"ヨガ"を例にしているように、いろんなことに当てはまると思うんですね。

スポーツ関係なんかはだいたい同類かと思うのですが、

ミニマリスト

あたりも同類かと思います。

 

断捨離、という言葉がよく聞かれるようになったのって、いつ頃でしたっけ?

ブームに乗じて、きっと多くの人が断捨離(w)を実行したと思うんですね。

人生を変える断捨離

人生を変える断捨離

  • 作者:やましたひでこ
  • 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
  • 発売日: 2018/02/22
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

それ自体には良いも悪いもないので、特にどうということもないんですけども。

一つ言えるのは、"ブームの流れで行った断捨離の先にミニマリストというライフスタイルを選択することはほぼ無いだろう"ということ。

 

 

ミニマリストという生き方は

  • 断捨離してます!
  • こないだ断捨離してみました!

という単発的な思考の世界ではないということは、それほどミニマリストではないkuro隊員でも当然理解できるのです。

 

かねてから、メディアの作り上げるブームと、それが常識だと言わんばかりに振りかざしてくる世間一般に嫌気がさしていたkuro隊員にとって、これ以上ないくらいに共感できた言葉だったんですね。

 

 

あくまでライフスタイルの一つって話、です。

 

クライマーという生き方

さてさて。

どうしてここまで

腹落ち

したかと言いますと。

 

これって

クライミング

にも当てはまることなんだろうな、と思ったからですね。

 

あくまでkuro隊員目線なんですがね。

長いキャリアを持つクライマーや、"格"をまとっているクライマーって

漏れなく変わり者

であると思うんですよ。

いやこれ最大級の

誉め言葉

ですからねw

 

だってね、どう考えてもそうじゃないっすか。

マイナースポーツ(そもそもスポーツとして認識されていない)の中でもけっこうなリスクを伴うものなんですよ。

ケガなんて当たり前、なんなら命を落とすクライマーもいるくらいなのでね。

 

そんなリスクを背負ってまで、クライマーは岩を登る訳です。

もちろんその下準備としてトレーニングもするし、ダイエットもする。

もっと言うならば月々のお小遣いを遠征費に充てたりもする。

 

新しい岩場やルートが開拓されたら当然行く。

新しいジムができたら当然行く。

f:id:kuroroman:20200120143501j:plain

多少指が痛くても登る(ホントはダメ)

 

そのためなら摂生も節約も苦じゃないんです、きっと。

kuro隊員はまだその域に達していないので想像ですけどね。

 

"今度の日曜どこ行くー?"

"カラオケかボードもいいけど、ボルダリングジムにしとく?"

"それいいねーそうしよっか"

 

というテンションで語られるものではないんですよね。

クライマーという呼称は、趣味や娯楽と同列で語られるものではないんじゃないかなって思うのです。

 

もちろん、"クライミング(ボルダリング)が趣味です!"ってライトなスタンスでも全然かまいません。

誤解してほしくないポイントは"奥深いところで趣味のクライミングと、クライマーの意味合いが違う(ような気がするよ)"って話なのです。

 

たまたま2020年のオリンピックのおかげで脚光を浴びていることもあって、"クライミングをやってみたい!"という人はまだまだ増えていくのではないかと考えています。

 

が、大衆化するスポーツかどうかと問われると...微妙なところではないかと思っています。

競技人口は一時的には増えるでしょうが、クライマーという生き方に至る人なんて100人に1人いればいい方じゃないかな、と。

 

ただし。

とても現実的なことを言うと、

趣味クライマーさま

のおかげで

クライミングジム

の経営は

支えられている

のも一つの事実かな、と思います。

売上的に、ね。

いつもありがとうございます。 

 

わたくしkuro隊員のスタンスとしては

100%ハマらなくてもいい

のでとりあえず

続けてみてくれよ

といったところです。

 

その先でもし、

岩やコンペ

に挑んでみたいという気持ちが芽生えたなら、

ぜひ一緒に行こうよ

という感じです。 

www.kuroroman.com

 

 

別に営業トークでもなんでもなくて、少なくとも

クライミングで人生変わった

ってことだけは自信を持って言えるのでね!

 

以上!

 

最後に

趣味や娯楽って、人生に欠かせないものじゃないっすか。

広く浅くでもOKだし、狭く深くでももちろんOK。

 

なんでもいいんですけど、一つでも自分の中で"趣味っていうかライフスタイルかな"と言い切れるものがあると...

きっと人生楽しい

んでないかな、と思っております。

 

そんな感じで、わたくしkuro隊員も

クライマーです

と胸をはって言えるよう精進いたします。

 

では(^O^)/