こんにちは。
あのスターウォーズが完結すると聞いて、今まで1作も観ていないことを少しだけ後悔しているkuro隊員です。
割と歴史的瞬間だと思うので、急いで全作見るべきか否か迷っています。
コンペ出ようぜ
これは1年以上前から言い続けていることなんですけども。
3~4級で停滞しているクライマーさんに対して
コンペ出たら強くなるよ
ってね。
自分もさほど強くないくせにけっこうな頻度でお伝えしていることですが、そろそろちゃんと理由をまとめようと思いまして。
コンペに出たら強くなるかもねって話!
前回の運営記はコチラ↓
経験済みだから言えること
コンペ参戦数=8回
なにも根拠が無いのに
コンペ出ようぜ!
とけしかけている訳では決してありません!
わたくしkuro隊員、クライミングを始めて
もうじき3年
が経ちますが。
短いキャリアの中で
8回ほど
コンペに出場しております。
回数だけなら、まぁまぁ多い方ではないかなーと思います。
回数だけなら、ね。
結果を問わなければ、ね。
視野が広がる
なぜ
そんな弱いのに
コンペに出るのかと問われると、
視野が広がる
からと答えます。
これは都市部で登っているクライマーさんにはピンとこないかも知れませんが。
地方でしか登れないクライマーって、新しいor今までと違う傾向の課題に触れる機会が少ない、と思うのです。
それは単純にジムの数であったり、セットできる人材の少なさであったり。
十勝で言うならば、商業ジムは2軒しかないのです。
そのうち1軒はうち(RED POINT)なので...。
斬新な課題や強度の高い課題と常に接することができるか?と言われたら
NOっす
と、なるんですよね。
情けな。
かたや都市部。
東京なんて今...何軒あるの?ってくらいに増えているじゃないっすか。
それぞれのジムに特色があったりグレード感が違ったりするのが当たり前のスポーツ(それもすごい話ですよねw)なので。
登れる場所が多ければ多いほど
なにこの課題w
みたいな驚きや楽しみがあったりするのです。
ジムを運営している側としても、一人のクライマーとしても、コンペで外部の課題に触れるってことは、今まで体験していなかった課題に触れるチャンスって言えるんですよ。
例えコンペの一日限りであっても、その体験ってけっこう重要だと思っています。
2つの理由
で、大事なのはここからなんですけども。
コンペで視野が広がるのはわかったとして、
なぜ強くなる
と言い切れるのか?について。
理由は大きく分けて2つあるんですが
- 苦手な課題に手も足も出ない
- 落とせなかった悔しさが深く残る
と、考えています。
どちらも普段のジムでも発生することではあるので、コンペとの違いについて深掘りしていきます!
1.苦手な課題に手も足も出ない
苦手なダブルダイノしか解決ムーブがない、とか。
苦手で全然持てないスローパーで構成された課題、とか。
通常、ジムで苦手な課題に出会ったらどうしますかね?
わたくしkuro隊員の場合は
ちょっと触って後回し
にしがちです。だから弱いんだよオマエ
"あ、これ苦手なヤツだからパスして、落とせそうな課題探そっと!"って思ったこと...きっとあるじゃないっすか。
あくまで、この話の前提は
3~4級で停滞期
のクライマーですけどね。
その時期って、1日打ち込んでも1本も完登できない日があったりするんですよ。
"強くなってんだか弱くなってんだかわかんねぇ"みたいな沼にハマるというか、なんなら過去に落としたはずの課題すら落ちちゃうとか。
そんな時期に一念発起して、"よし!苦手なムーブだけ徹底的に鍛える!"ってマインドには...あまりならないと思うんですね。
むしろ"なんでもいいから1本落としたい...!"って、得意系の課題を探すと思うんですよ。
で。
得意な課題をボチボチ落とせるようになって、他の課題も触ってみようか...となる頃には
課題が更新
されたりして、あの苦手だった課題とサヨナラしちゃうんです。
当然、新しくなった壁でも
まずは得意系
から手を付けるじゃないっすか。
それが普通だと思うし、楽しく登るためにも必要な判断だとkuro隊員も思います。
が、やはり
苦手は克服されないまま
なんですよね。
んで。
その状態でコンペに出場するとどうなるか?
100%とは言い切れませんが
高確率で敗北
します。
The North Face Cupのように、グレードごとにカテゴリ分けされたコンペだと、
いかに満遍なく落とせるか
つまり
苦手が少ないか
が、カギなのです。
仮に落とし切れなくともゾーンを獲得できるか、はたまたスタートすら切れないかではリザルトに差がつきます。
苦手のポッケ課題が初手しか取れず、ゾーン1つの僅差で敗れ去ったkuro隊員が言うのだから説得力あるでしょうよ...!
コンペでもジムでも、苦手課題を敬遠することに関しては一緒かも知れませんが...。
ほんのちょっとでも登れる力が無いと、それがリザルトにはっきりと表れるのが大きな違い、です。
ジムで登っているよりも、自分の弱点が突きつけられる、というか。
そこで苦手の克服に着手するかどうかは別問題かも知れませんが、自分の弱い部分をはっきりと知る機会であることには間違いありません。
現実を知った上で着手したなら
きっと強くなります。
きっとね。
それがまず、1つの理由。
2.落とせなかった悔しさが深く残る
これはわかりやすいですね。
コンペという一発勝負の場では
落とせなきゃ終了
な訳で。
コンペ終了後も課題が残るジムであれば、回収のチャンスはあるかもしれませんが、そういうことじゃないっすよね。
その瞬間に落とせたかどうか、です。
あと1手なのに落とし切れなかった時の悔しさときたら...。
ジムでのそれとは
桁違い
なんですよ。
ホントに。
↑これとかこれ↓とか...。
あぁ悔しい
って思うんですよねぇ。
ジムでゴール落ちしても、悔しいことは悔しいですけども。
"あそこまでいけたから次で落とせる!"あるいは"今日はもうキツイけど、次回ヨレていない状態でリベンジだ!"的なマインドじゃないっすか。
コンペでは
それがない
んですよ。
もうほんのちょっとだけ足の位置を変えたらゴールに届いた、とか。
ムーブがわかったところで、もうトライのチャンスがないんですよ。
めっちゃ悔しい
じゃないっすか。
その悔しさから"普段から足の位置をしっかり微調整しよう"とか"もっと安定するムーブ・体勢はないか"とか、考えるようになるんです。
人から言われて、ではなく
自分の意志で
そう考えるようになると...
きっと強くなります。
きっとね。
これが2つめの理由。
コンペに出ない理由?
という訳で。
改めて言いますが
コンペ出ようぜ
ってことではあるんですけども。
出ない理由も、やっぱり理解できるんですよ。
"自分にはまだ早い"とか"全然登れないから"とか、ね。
そういった理由が大半だったりするのも非常によくわかります。
kuro隊員も初めての出場時は、そんなことを思っていました。
今の自分が出たところで
絶対負けるだろこんなんw
みたいな。今もか
実際に初回のコンペはビリですからねw
RED POINTの看板を背負って出てるのに、
恥ずかしい
ったらないですよそりゃw
ちょうどこの頃、kuro隊員もまさに
停滞期まっただなか
だったんですよ。
3級を初めて落としてから1年くらい、ずーっと最高グレードが3級のままで。
"こっから先ってどうすればいいの?"と思っていたこともありましたし、"仮にもジムの代表がこんな弱くちゃ話にならん"と苛立っていた時期でもありました。
その勢いに任せてエントリーして、結果ボロ負けして帰ってきた次第ですが。
思い返してみたら、そこからなんですよね。
成長曲線が再び上を向き始めたのは。
さっきまで↑に書いていたことの繰り返しになりますが...。
オープンのトレーニングを始めたり、苦手なアンダーやサイドの保持に励んだり(結果手首を痛めた)、今まで以上に自分の頭で考えて登るようになったんです。
そしたら少し、3級を楽に登れるようになって。
調子こいて2級に手を出したら、意外と登れる課題が多くて。
"これは成長期きたか...!"とウキウキしていたら、6月のグラビティコンペでイマイチ残念な結果に終わって。
で、またその悔しさからダイエットを始めて。
グレードが〇級とかではなく、なんとなく保持力ついたなーって実感した頃にはTNFC2020予選で負けて...。
悔しいのでダイエットを継続しつつ、1級もわずかに落とせるようになって。
これを書いている12月現在、今のところまだ停滞期とは感じていない今日この頃、と。
伸びていてもまだ弱いのが最大の問題なんですけどね。
そんな感じで、今現在に至る訳です。
もうホントにコンペがあったから成長できた
典型例
なんですよ、わたくしkuro隊員。
コンペに出ていなかったら
永遠の3級クライマー
だったと思いますw
ビリでも出てよかったです。
...と、まぁそんな感じで。
途中から自分語りになってはしまいましたが、いかにコンペに出ることで強くなる可能性があるか、少しでも伝われば幸いです。
以上!!
最後に
なお、今回は"コンペに出ると強くなる"がメインテーマなので。
文中では敢えて触れなかったのですが、
基本楽しい
ですよ、コンペって。
勝った負けたはもちろん結果として出るし、ここまで書いてきたように弱点も暴かれるし悔しさも残るけど、
それでも楽しい
っす。
楽しい上に、なおかつ強くなれる可能性があるのなら...
コンペ出ようぜ
ってことあるごとに口に出すkuro隊員の言い分にも、多少の説得力が生じるのではないかと思ったり。
来年はコンペで熱くなりましょう。
ではまた(^O^)/