こんにちは。
北海道十勝地方池田町地域おこし協力隊、残り任期は63日のkuro隊員です。
理想の話
決意表明…というほど大げさなことじゃないけども。
— kuro隊員 (@kuro_ikdcok) 2019年1月28日
チャレンジショップでも移住促進でも交流の場でもなんでも、"利益薄いから行政が(惰性のように)やっている事業"をナリワイにしたいな、と思う。
受託や補助金ありきではなく。
なお、まだ具体策はなにもない笑
タイトルにも見出しにも書いてますが、
あくまで理想
の話です。
特に深い意味...というか具体案もない状況で考え始めただけの思い付きなので、話半分で読んで下さいませ。
理想のナリワイってこれかもな!と思い始めた話!
行政にしかできない...?
かねてからボンヤリと疑問を抱いていた部分なんですけどね。
"利益は上がらないけど誰かがやらなきゃいけないから、採算を度外視できる行政がやっていること"って、
ホントに正しいことなのか?
と。
それはホントに正真正銘
行政にしかできなくて
どうやっても採算の合わない事業であって
補助金注ぎ込まないと維持できない事業であって
なおかつ
利益が無くても続けていかなければならない事業
なんだろうか、と。
ふと、そんなことを考え始めたら次々と疑問が湧いてきまして。
行政にしかできないと思い込んでいるから、いつまでたっても利益が挙がらないし成果も出ない=変化を阻害しているのでは、とか。
"行政がやるべき事業だ"って言い切れるほどの根拠ってなんなんだろ=他の自治体がやっているからウチも...だったりしないか、とか。
官民どちらも、使える補助金は全部使うのが地方では当たり前=自走できる計画を考えない習慣が根付いていないか、とか。
そもそも根本的に、税金の使い道として本当にそれでいいのか、とか。
一度、全てを疑ってみております。
好き嫌いとか良い悪いとか個人的な感情とかではなく、です。
それホントに行政絡みじゃないと無理なの?って部分を徹底的に疑ってみたら、その常識って実は薄っぺらいもんだったりしないかな、という感じです。
行政や補助金にケチつける訳じゃないですからね。
誤解のないように!(保身)
パッと思いつく民間でやりたい行政っぽい事業
協力隊としての3年弱の活動を通して感じたことばかり、ですかね。
移住促進
まっさきに思いつくのはコレですかねぇ...。
地方移住や二地域居住がそんなにレアケースではなくなった現在、お金と時間に余裕のあるシニア層がアツいマーケットなのはわかるんですがね。
レアケースではなくなったからこそ、移住してくるシニアの尖った人材率も高くないのでは、と思います。
以前は真新しいと言われていたことが、特に珍しくない普通の選択肢になったなら、それを選ぶ人も平準化されてくる、というか。
年代問わずに人口が増えるのはもちろん良いことです。
良いことなんですが...仕事をリタイアして残りの人生を田舎でのんびり過ごす、というさほど尖っていない移住者を、例えば1年で10人増やすためにどれだけ費用かけてる?って話です。
あ、別に田舎でのんびりという目的で移住することには何の異論もありません。むしろどんどんやってください笑
役場職員1名を専属として配置するだけで年間数百万、移住フェアや広告費、移住体験住宅の維持費、その他諸々併せて1,000万以上はかかるんじゃないか、とね。
その結果が、"尖っていない普通の移住者を〇人獲得しました!"だとしたら、あんま面白くないっすよね。ぶっちゃけ。
仮に普通の移住者でもいいから"100人獲得しました!"くらいのボリュームがあれば"おおすげぇ笑"と思いますが。
早い話、もっと
アホみたいな人
にたくさん来てほしいんですよ笑
言い換えれば尖ったorぶっ飛んでる人。
ただその町で暮らすだけでももちろん大歓迎なんだけど、自分のアイディアなり事業なりでなにかしらの賑わい、娯楽、人の流れを創っちゃうような、アホほど尖った人がほしい笑
そのために地域おこし協力隊って制度があると思っていたんですけどねぇ...。
10人の普通の移住者よりも、1人の尖った人材を呼び込むほうが面白いのになぁ...。
地域おこし協力隊の受け入れ
ミッションによりけりですが、一部の目的(後述)を持っている隊員を除いた協力隊員は全員役場から外に放り出せばいいと思っております。
言葉が雑なので補足すると、
- 役場が協力隊の導入について"管理が大変だからヤダ"という逃げ道を作らせないため、外部で受け入れる
- 地域・出向先に溶け込むために自ら行動できる人材を選定せねば、という採用基準が芽生える
- 役場の仕事を覚える必要なし、その後に活かされるノウハウもほぼ無い
- 一部の目的を持った隊員=任期後に役場の仕事を受託しようと考えている隊員は役場内でうまいことやるのがベター
- 役場と馴れ合うよりも住民と親しくなる方が定住に繋がりやすい
以上!
全部kuro隊員の経験と想像によるものですが、役場の仕事をお手伝いするだけの協力隊よりもアホみたいなことする人材がほしい、というのは移住者の件と同じです。
で、せっかく隊員としてやってきた尖った人材を役場に閉じ込めていたって、宝の持ち腐れです。迷わず野に..じゃなくて町に放ってください。.
で、その受け入れ先がまた尖った民間の企業・団体だったら相乗効果ありそうじゃないっすか。
激しく反発しあうことも充分にあり得るけれども笑
まちづくり会社みたいな組織で協力隊を受け入れている例は珍しくない気がするけど...それ系の会社で
補助金無しで利益出して持続
ってめっちゃしんどそうですね...自社商品でも無ければ不可能では...?
今はまだ見えないけど、民間として協力隊を受け入れたい...!
チャレンジショップ
どっちかと言えば商工会の領域かも知れませんが、これも民間でやりたい。
イメージ的には"その事業めっちゃ尖ってて面白そうだから、ウチの建物格安で貸すわ!やってみ!"みたいな。
スペースの賃貸料金は定価なんか決めず、どれだけ面白いか、どれだけ町が賑わうかのプレゼンで価格決定!くらいに、ゆる~く人情に溢れたシステムにしたいのです笑
kuro隊員の当初の願い通り、ゲストハウスを経営できていれば"なんなら家もここ使え(格安)!"くらい言えるようなね。
住み込みで短期集中チャレンジショップ、家賃などの固定費・維持費は極力抑えて本業に集中できる環境...。
そんなことができれば、それこそ遠方に住んでいるけど池田で起業したい!なんて尖った移住者が現れるかもしれないじゃないっすか笑
まずはチャレンジショップとして活用できるハコを整えなきゃならんですけどね...。
尖らせて楽しむ
なお念のため申し上げておきますが、kuro隊員はそんなに行政の事業や仕組みに対して深い知識がある訳ではありません。
素人目線であり、地域おこし協力隊目線であり、町の発展を願う一人の町民目線です。
現時点の知識・立場ではどう頑張っても
素人感100%の理想
の域を出ませんが...なんて言うのか、だからこそ純粋に"行政の事業としてそれどうなの?"って疑問を抱けるようにも思うんですよね...。
もちろん深く知るに連れ"あぁ...これはどうやっても変えようが無いのか..."と諦めざるを得ないこともあるかも知れませんが、それも疑問を持って行動してみて自分の体験として理解したいのです。
全てを自分一人の力でどうこうできるほど思い上がっている訳でもないし、全てを自分で確認することが時間のムダに終わりかねないことの非効率さも理解しています。
"もっとうまくやれよ"と言われることもあるでしょうが、そもそもムダに終わっても非効率でも別にいいんですよ。
わたくしkuro隊員、
自分が楽しい
と思っていればなんでもいいんですからね。
失敗しようが恥かこうがお金が無くなろうが、楽しけりゃなんでもいいんです。
自分の根っこが効率良くスマートに!みたいな人生を求めていないのでいいんです。
うまくいく方法があっても面白くなければやりません。
補助金や融資ありきでなければできないことなら、
それこそ行政がやること
と何ら変わらないじゃないっすか。
いろんな条件や都合に縛られて荷物背負って、途中でさらに挑戦的なことを思いついて方向転換したくても簡単にはできなくなる、と。
はい、つまらん事業のできあがり。
縛りのある援助に頼らず自分でやっていくことの最大のメリットは(ある程度)自分の好きなように進めることができる、という点だと思っております。
つまり民間人が行政っぽい事業を余計な縛りを負わずに走らせると
尖らせる
ことができる...はず。
それこそ先のチャレンジショップの件じゃないけど、"面白さで家賃決めるわw"みたいなノリが実現できるとか
楽しいじゃないっすか。
自分が。
それが全てなので、その方向でいってみようと考えております。
”やっぱり民間じゃ無理でした!”ってオチになるかも知れませんが!
最後に
まとまっていない考えをダラダラ書いただけなので、よくわからん文章でお送りしてまいりました。
つまりは自分が楽しく好き勝手に進められることだけしたら、結果的に町に良い効果があった、という事業をナリワイにしたい、なんて考えているのです。
いやもうホントに暗中模索状態ですけどね...。
ちゃんとメシ食っていけるかな笑
まだ詳しくは書けない事情もありますが、当blogも一つの収入源であり情報発信ツールでもあるので、事が動き出すまでは淡々と更新していきたいと思っております。
ではまた(^_^)/~