"元"池田町地域おこし協力隊~kuro隊員のその後~

平成31年3月に池田町地域おこし協力隊を卒業したkuro隊員の"その後"をダラダラ綴ります

【2018年】ハーフマラソン"サブ100"を目指す話Vol9~練習不足×根性=地獄をみた~

こんにちは。

北海道十勝地方池田町地域おこし協力隊、残り任期は半年のkuro隊員です。

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ダメでした

渋々走ってきましたよ。

今年のマラソンシーズンのトリである"2018フードバレーとかちマラソン"

事あるごとに"いやぁ今年は練習不足でねぇ"と言い続けてきた通り、短いマラソンキャリア史上最悪のレースとなりました。

 

わかりやすく言うと

地獄をみた

です。

 

マラソンに限らず日頃の努力は大事だよ!って話!

当記事を読むにあたって、まずは前回の強がり記事を読むことをオススメします↓

www.kuroroman.com

ギリギリまで走るか否か迷った

苦しいレースを終えてから書く言葉よりも、リアルタイムのツイートの方がkuro隊員の迷いが感じられる気がするので、以下は前日夜~当日朝のツイート貼り付けだらけです。

 

前日夜の気持ち↓

当日朝の気持ち↓

やけに清々しい朝とブルーな私↓

ちょっと現実逃避的に眺める↓

忘れ物だらけ↓

レース直前にて未だテンションが上がらない↓

ダメかも知れないと本気で思った↓

 

散々弱音を吐きながらも走った自分に"お疲れ様、よくやったね"と言いたい。願わくば誰かに言ってほしい。

 

レース中の気分を解説するよ

タイトル&冒頭に書いた通り、

地獄のレース

となりましたが、"練習不足でも根性で何とかするぜ!むしろどんなタイム出るか検証するぜ!"と意気込んでいたkuro隊員。スタートからゴールまで何を感じて走っていたのかを赤裸々に綴りたいと思います。

どうせ大したタイムは出ないと思っていたので、"リアルタイムでツイートしようか"とも思ったのですがさすがにそこまで余裕がなかったので、レース後に思い出しての感想です。

スタート~5km

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ハーフのスタートは9:00。

早めに到着したのでウォーミングアップを念入りに行い、完走タイム1:30~1:59のスタート位置にてスタンバイ。

マラソン大会出場時には欠かせないBGM。今回はプレイリストを作成していないので、適当なアルバムをチョイス。

RSR2018以降、飽きることなく聞き続けているザ・クロマニヨンズ一択。

 

ほぼ時刻通りにスタート。路線バスの影響で...とスタートが数分遅れた美瑛のレースがふと頭をよぎる。思えばあのコースも過酷だった。

毎度のことながら、レース序盤は快調。

フードバレーマラソンのコースは基本的になだらかなので走りやすく、好タイムを狙いやすいのが特徴であり魅力。

"意外とイケるじゃん"とボチボチのペースで走るkuro隊員。周囲のペースに惑わされないことを経験上学んでいるため、あくまでマイペースに。

 

5km~折り返し地点

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なだらかなコースで走りやすい、とは言っても、折り返し地点前にはちょっとした登りがあって。その登りをこえて折り返したあたりから、後半のペースアップへ突入するのが過去2年のパターン。

練習不足の今年は坂でのペースを抑えて慎重に走る。見事なペース配分...と思いきや、かなりゆっくり走っているはずなのに、ここで両脚にただならぬ疲労感が。

"あぁやっぱり登りは練習不足がモロにでるね"と思いつつも、両脚の疲労は半分気付かないフリ。ここで疲労を認めてしまうと焦る。焦るとペースが乱れる。息が上がる。認めるもんか。

 

折り返し前の平坦なコースにさしかかり、徐々にペースを上げていく。折り返しタイムは恐らく60分ちょっと。基本的に後半に強いkuro隊員、"もしかしたらサブ2イケるのでは"とマヌケな欲を出す。

この時点では異変というほどの不調は特に無し。ただし疲労感は濃い。

 

折り返し地点~15km

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折り返し地点からの下りでペースアップ。例年、この下りペースで最後まで走り抜きタイムを稼いでいる。

両脚の疲労感をごまかしながら下りを走破。あとはゴールまでほぼ平坦なコースを走る。ただ走る...それだけだったのに。

 

14kmほどで練習不足の脆さを露呈。

脚が重くて進まない。ホントにおおげさじゃなくて、"どうした俺の両脚!"って思うくらいに重たい。ごまかし切れないほど、右脚のハムストリングスがつりそうな予感。

下りからの慣性のみでどうにか歩を進めてはいるけど、15kmの看板が見えてくる頃には"もう無理リタイアしよう"と本気で考え始める。

RED POINTのTシャツさえ着ていなければ、何の躊躇も無くリタイアしていたと今でも思う。仮にもジムの看板背負って走っているという練習ろくにしていないクセにちっぽけなプライドで、歩くより遅いんじゃねぇかってペースで走り続ける。が。

 

15km過ぎたあたりで、

右脚のハムストがやられる。

レース前に密かに設定していた両脚つる(くらいに頑張る)という目標を、ここで半分達成。あとは左脚がつれば目標達成だ!!もう笑うしかない。

 

走り続けられる訳などなく、立ち止まってストレッチ。念入りにストレッチ。まだプライドは捨てていなかったようで、できるだけギャラリーの少ない場所を選んだ上でね。

再び走り出す...が長くは走れない。すぐに立ち止まってしまい、"よしリタイア!"という救済にも似た逃げの選択が迫ってくる。もはや戦う意思は完全に消えたと言ってもよい。

その後はレース運びもクソもなく、

ちょっと走る

歩く

止まってストレッチ

ちょっと走る

以下ループ...

 

次々と知人たちに"大丈夫!?"と声をかけられながら抜かれていく。

人に心配されるのを嫌うkuro隊員にとって、この瞬間の切なさは生涯忘れられない...ような気がするよ。

 

15km~ゴール!!

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もう惰性以外の何物でもなく、ちょっと走る→50mくらいで辛くなって歩く→立ち止まってストレッチ→ちょっと走る...の繰り返し。

RED POINTのTシャツを着ていることだけが心の頼り。"会長として、このTシャツを着ている間はリタイアしてなるものか"...と思った1分後には"もう無理リタイアしたいよぉ"という思考も無限ループ。

 

数えきれないほどのランナーに抜かれていく。

子どもの頃は足が速かった自分にとって、こんなにもあっさり誰かに抜かれていく光景が新鮮だった。妙に冷静。

そんな光景を眺め"あぁまだこんなに後続がいたんだな"と、前半の自分はそこそこ頑張ったんだと気付く一方で、"もしリタイアしたらなんて言い訳しようか...脚つっちゃって、かなぁ"と負け犬思考がフル稼働。

 

レース中にほとんど時計を見ないkuro隊員。残り時間を一応確認しようと18km地点でついに時間をチェックする。

時刻は11:04。

ゴール締切は11:25。

残り21分で3km。

1km7分ペースなら完走できる...!

 

完走の芽が見えたことで気力が蘇る。が、今のペースでは恐らくアウト。

最後の力を振り絞って走った。走ったと言っても、実際には歩くよりはちょっとマシなくらいのペースね。

さっきまではせいぜい50mしか走れなかった。が、多分100mくらいは走るようにした。

右脚のハムストはやられっぱなしで、さらに両大腿筋...細かく言えば両大腿四頭禁の両内側広筋が今にもつりそう。要は内ももね。

もう表情をつくる余裕など一切無く"サングラスをかけてて本当に良かった"と思いながら、少しでも長く走る。ゴールが近づくにつれて増えるギャラリーに反比例して減っていく余裕。

21kmの看板が見える。ラストスパートをかけるランナーたちに次々と抜かれていく。"なにくそ!"と奮起する気力も体力も全く残っていない。

 

 

 

そして...。

 

 

 

 

 

 

2:21:37でフィニッシュ!!

自己ワースト記録ながらも完走。

 

ゴール10m前で"もう歩いても大丈夫だ...!"と安心して歩こうとしてブレーキをかけた瞬間、両内側広筋がつったのはウソじゃない。

 

以上、ムダに長いレースレポでした。

 

検証結果

アラサーのオッサンが練習なしでどれだけ走れるか?についての検証結果ですが。

 

上記のレポからもわかる通り、

全然走れません。

完走できたのは完全に奇跡です。むしろホントやめとけと全力で言いたい。

 

その後の筋肉痛もかつてないほどに強烈です。

なおこの記事を書いている2日後(10月30日早朝時点)でも、猛烈に筋肉痛です。

 

とりあえず、2か月半で16.3kmしか練習していないとハーフマラソンは地獄ってことです。断言する。

せめてその前に走り込んでいたとかの下地ができていれば話は別かも知れませんが、基本的にやめとけ

 

一応準備したことと言えば、毎日のストレッチとカーボローディング。

まぁちゃんと走っていない時点でほぼムダな悪あがきでしかない訳ですよ。

 

もう一回言うけど、練習不足で根性だけで何とかしようとしても

地獄みるぞ

 

最後に

"今年は5本くらい大会出る"という目標にはカスリもしませんでしたが、シーズン最後のレースで"両脚つる(くらい頑張る)"という目標は達しました。目標の意味とは。

大して走っていないので、シーズン総括記事を書くかどうかはわかりませんが、とりあえず2018年マラソンシーズンを怪我無く終えました。

 

協力隊任期が終了する2019年はちゃんと走れるのだろうか...。

 

ではまた(^^)/