こんにちは。
北海道中川郡池田町地域おこし協力隊、任期の半分を終えたkuro隊員です。
持病=痔
気持ち悪いネタで恐縮ですが、かつてない程に苦しめられたので書かずにはいられません。お許し下さい。
例えPV数の少ない当blogであっても自分の持病が痔だと公開するなんて恥ずかしくてたまりませんが、やっと痛みを乗り越えた開放感から書きます。
地域おこし協力隊blogで書く必要が無いのは百も承知ですがね。
高校1年生から長年の付き合い
初めての痔
痔とkuro隊員の出会いは確か高校1年生の頃。
当時は札幌市でそこそこの強豪校にてバリバリの高校球児だったのですが(無論坊主頭で)、kuro隊員は自分の身体の細さと貧弱さに悩んでいました。圧倒的にパワー不足。
もう身長は伸びきって175cmくらいあったはずですが、高校入学時の体重は53kgくらい。ひょろひょろ。
運動部に所属していない中高生ならそれくらい体重軽くても問題無いでしょうが、野球でもっと上を目指すならパワーが欲しい、そう思ってトレーニングと食事の改善に取り組みました。
ウェイトトレーニングとプロテインにより少し身体は大きくなりましたが、まだまだ先輩や同級生に比べると弱い。「筋肉をつけるためには体脂肪を蓄える必要がある」と、学び始めたばかりのトレーニング理論を信じ「よし、太ろう」と決心。
それまで食が細い方でしたが、とにかく米を食べまくりました。特に夜は丼3杯くらいの白飯は当り前。部活からの帰り道にラーメン食べたりパン食べたりしても、自宅に帰ればガッツリ白飯。我が家の食費はどうなっていたんだろ。
結果として体重はMAX70kgまで増え、高校球児らしい体格にはなりました。結局パワーより技術不足のためレギュラーにはなれませんでしたが。
それはいいとして、それだけ食べると当然「出す」方も活発になる訳ですよ。大量に食べた分大量に出る、当り前ですよね。
そんな冬のある朝。朝食を食べて用を足して、さぁ部活に行こうと便器から立って水を流そうとした瞬間にびっくり。
便器が真っ赤。
血の海。
※画像はイメージです。
大げさじゃなく、クラッとしてその場で倒れるかと思いましたよ。「なにこの赤さ。地獄?」みたいなね。
確かに「出す」時にピリッとお尻が痛んだような気はしましたが、鈍感なんで気付かなかったんでしょうね。と言うかちょっと痛かったくらいで、まさかその時に自分のお尻のわずか20cm下が血の海になってるなんて思わないでしょ。
いわゆる「切れ痔」。それがkuro隊員と痔の出会い。16歳の冬。
止まらない成長
痛みには波がある
高校1年生(16)で初めて痔を患ってから、その後のkuro隊員の人生と痔は切っても切れない(お尻は切れてるけど)付き合いとなりました。
常日頃痛む訳じゃなく、基本的に生活習慣や体調が安定していれば痛みは全くありません。便秘明けとかストレス溜まったとか暴飲暴食後とかに痛み発症、という感じ。
普通に生活して普通の量の食事を摂っていれば怖く無いのです。でも若くて遊び盛りのkuro青年は飲むわ食べるわ生活不規則だわで、月に1回くらいは痛みが襲ってきていました。
血の海になる程の出血は年に数回程度ですが、回数を重ねる内に徐々に見慣れたりしてきたり。見慣れてる場合じゃないけどね。
切れ→イボへ
そんなお付き合いを続ける事数年、ある日トイレにて突然その時は訪れました。
異物感。
お尻に異物感がある。
それが切れ痔からいぼ痔へ昇格した瞬間です。確か23歳くらいだったような。
「お前いつの間にそんなでっかくなったんだよ」と軽くパニックになりつつも、「そういえば父親も痔だったから遺伝かな」とか割と納得する。勝手に暴露してごめん父。
イボになったからと言って、切れてた時と同様に常時痛みがある訳じゃないんです。なのであまり気にせず日々を過ごしていましたね。
なおイボは痛みがある時だけ顔を出し、痛みが無い時は中に隠れています。あまり直接的な表現するのはアレなので、これで察してね。
過去最大の激痛
2017年9月
イボに昇格してから早8年。池田町でゆるりと協力隊やってるなんて誰が想像したでしょうかねぇ。
10月は池田町で最大のイベント「秋のワイン祭り」が開催されます。kuro隊員はありがたい事にボランティアスタッフではなく出店者です。
個人事業としての意気込みとロゼロック&十勝ブラボールの普及にとって最高の機会。なんせ来場者は約5,000人。
「これは燃えるぜ!」と思い準備に励んでいたら、トイレにてお尻に燃えるような痛みが発生。
あ、これ血の海になるヤツだわ。
もうkuro隊員くらいのキャリアになると、痛みの強弱で出血量がわかるんですよ。「これはちょっと滲むくらいだな」とかね。なんておバカな特技だろう。
過去最高の赤さ。
「これちょっとヤバい痛い」と冷や汗かきながらトイレを脱出。今までとは次元の違う痛みに焦る。痛ぇ。ほんと痛ぇよぉぅ。
かくしてワインまつり直前にして、強烈な痛みを抱えてしまったkuro隊員。「なんで今なんだよ...」とイボを呪うも痛みは消えない。当たり前だけど。
とりあえず薬買って応急処置。
秀逸なネーミングですよね。オシリアって。かゆみより痛みに効いてくれ。
思い当たる原因
先ほどイボが痛む原因として「便秘」「ストレス」「暴飲暴食」を挙げました。今回の激痛はどれが原因で発生したのかしばし考える。
ここ数年は便秘なんてない。20代後半になってから暴飲暴食もしていない。ストレスも会社員を辞めてリゾートバイト生活~協力隊となった現在まであまり感じない。
でも考えてみたら9月はワインカクテルBARやらパネラー発表やらRED POINT正式オープンやら神輿担ぎやら標津あきあじまつりへの出店やら。
忙しかったのは確か。となると疲労が原因なのか...?
ここ数年は痛む頻度が確実に減っていたんです。きっと会社員を辞めてフラフラし始めた事でストレスが減ったからと思っていましたが、単純に疲労でも痛みは発生するんだなと結論。
まだまだ若いつもりでも、見えない所で体力が衰えてきているのかなぁと思った31歳、kuro隊員。
眠れないレベルの痛み
ズキズキビリビリ
今回の痛みは過去最大レベルです。「ヒリヒリ」とか「チクチク」じゃなくて「ズキズキ」「ビリビリ」くらい。
早い話、安眠できないレベルの痛みでした。お尻が燃えるように熱くて痛くて、いくら寝返りをうっても楽な姿勢が見つからない。気付けば布団に入ってから2時間くらい経過しててゲンナリ。普段2分で眠れるのに。
眠る時以外でも常に痛い。座ってお尻が接地している時はもちろん、無意識下で腸が収縮(?)するだけでも痛い。身をよじるくらい痛い。
「病院」「手術」といったワードが頭をよぎりますが、そこは頑固で病院大嫌いのkuro隊員。しかも肛門科の受診って、ワイン3本くらい飲み干してからじゃないと行けないくらいのハードル。恥ずかしい。治したいけど恥ずかしい。
とりあえず耐える事を選択。ワインまつりさえ終わればちょっとゆっくりできるはず。それでも快方に向かわなければその時は覚悟を決めて病院へ行こう、と決めて。
突然の訃報
ワインまつりが無事に終了し一安心...と思ったのも束の間、2日後に祖母が亡くなったとの知らせが。人生いつ何が起こるかわからないですよ。
「今のお尻で札幌まで3時間運転したら俺も死んじゃう」と笑えないくらい不謹慎な事を考えながら葬儀へ。お経を聞きながらベストなお尻ポジションをモゾモゾと探す31歳。何やってんだか。
取得した忌引休暇は3日間。最大5日まで取得できたそうですが、ちょうど10月7日~9日までの連休と繋げて6連休となるので3日のみ取得しました。
休暇1日目に移動&通夜、2日目に告別式を終え、3日目は移動日。座っている時間が長かった2日間、お尻は「もう無理だよ!」と悲鳴を上げている。そんな悲鳴を無視して札幌のボルダリングジムを視察するという強行。もとい凶行。力む度に痛む尻。
しかし札幌で病院を受診した所で、もし手術が必要なら(体感的には手術すべきレベル)十勝に戻ってからの方が都合が良い。2回も病院に行きたくないんですよ。
昔、痔の手術を経験した父に探りを入れてみました。「入院した?何日?」「術後の痛みは?」etc。やはり何日かは入院したようなので、休暇を取得する事を考えても十勝に戻ってからでいいやと札幌での受診は断念。
座りっぱなしの3時間ドライブを終えて無事に池田町に帰ってくるも、3連休により病院もお休み。週明けまで大人しくしていようと決意。
快復の兆し
3連休が明けても痛みが全く治まらなければいよいよ病院へ、と悲壮感溢れる覚悟を決めていましたが、大人しくしていたのが良かったのか徐々に痛みが引いていきます。
イボのサイズも「立派な枝豆」→「納豆一粒」くらいに縮小。これならもう大丈夫と勝手に確信。汚い話で本当に恐縮です。
この記事を書いている10月18日現在、燃えるような痛みはありません。用を足すときにはちょっと痛みますが、全然耐えられるレベル。
「俺はこの戦いに勝ったのだ」と意味のわからない誇らしさすら感じる今日この頃です。健康って素晴らしい。人間の自然治癒力って素晴らしい。お尻が痛くないって素晴らしい。
規則正しい生活リズムと食生活、そしてストレスフリーな人生を歩む事を改めて決意しました。
辛い時こそ人の優しさが嬉しい
人間、弱っている時に優しくされると嬉しいものですよね。
kuro隊員のお尻炎上の事実を知っている友人からプレゼントをいただきました。
円座クッション。しかも薄っぺらいのじゃなくて結構しっかりしたヤツ。
ありがたくて涙が止まりませんね。優しい気遣いに感謝。
最後に
全体的に汚い話でごめんなさい。
とりあえず痛みは消えてきたので元気です。さよならイボこんにちは健康。
つくづく健康である事のありがたみを実感します。皆様もどうか健康であれ。
ではまた(^^)/
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