"元"池田町地域おこし協力隊~kuro隊員のその後~

平成31年3月に池田町地域おこし協力隊を卒業したkuro隊員の"その後"をダラダラ綴ります

見事に社畜を脱した人のblogを読んで思う事~ワークライフバランスには賛同できない~

こんにちは。

北海道十勝地方池田町地域おこし協力隊、ワインを飲み過ぎると記憶を失う未熟なkuro隊員です。

会社勤めの苦労

地域おこし協力隊として働き始めて1年5か月。任期は最長3年間なので、ほぼ半分に達して折り返し地点目前の今日この頃。

そろそろ任期後の生活を真剣に考えないとマズいなぁと思いつつも、ボルダリングやblogなど、あまり生活の糧にならない事ばかりに精を出していますが、今回はそういった話ではなく。

たまたま目にしたblogを読んで思った事を。

社畜を脱してNZへ移住した人の話

当記事のタイトル通りなのですが、今回はいわゆる社畜生活から見事に脱した人のblogを読んだ感想です。

そのblogとはコチラ↓

www.hassy-blog.com

著者であるはっしーさんは日本のIT企業で5年半働くも過労死の危険を感じて日本を出る事を決断。ニュージーランドの大学へ留学し、卒業後はそのまま現地でプログラマとして就職。

現在はワークライフバランスの取れた生活を手にされたようで、上記リンク以外にも働き方に関する記事を多く書かれています。

こんなのとか↓

www.hassy-blog.com

ぜひご一読あれ。

感想

サラリーマンはすごい

社畜とかブラック企業とか、劣悪な労働環境から生まれた言葉は数多くあり、その実例や経験談がネット上に多く溢れています。多くの人はその内容に共感して頷いたり、自分の方がもっとヒドい環境にいるわ...とか何とか感じているのではないかと。

残業代が出ないのは当たり前、急な対応で休日出勤は当たり前、社内の飲み会参加は当たり前、有給取得しようとしたら上司に渋い顔されるのは当たり前。

本来全ての労働者が持っているはずの権利を阻害するかのような「慣例」「社会の常識」という都合の良い言葉。声高に異を唱えればすぐに「面倒くさいヤツ」認定を受け、その会社でのキャリア形成に大きなマイナス査定を受ける事となるでしょう。

「色々おかしい気がするけど、これが会社であって一般社会なのか」と無理にでも腹落ちさせないと自分がしんどいだけなので咀嚼してみても、それを褒められる事などもちろん無くて。

理不尽な上司、増え続ける仕事量、働かない社員。そんなガタガタな内部事情を引っ提げて外に出れば、激化する競合他社との争い、無理難題を要求するクライアント、モンスタークレーマー。

それでも社会人としての自分の立場又は養うべき家族を守るために今日も必死で働くサラリーマン。

 

すげぇなぁ、と。

皮肉でも嫌味でもなく、そうやって労働して税金納めて家族を作って、社会の一員としての役割を見事に全うする姿は尊敬します。もう一度言いますが、皮肉でも嫌味でも無いですよ。

kuro隊員もそうあろうとしてドロップアウトした立場なので、自分ができなかった事を大多数の人間ができている、という現実には劣等感を覚えたりもします。サラリーマンみんなすごいよ。

はっしーさんの成功について

対して社畜生活を抜け出したはっしーさん。

ニュージーランドでプログラマとして勤務して数年で「残業した事が無い」、と。

IT業界の事情は詳しく知りませんが、プログラマってものすごい激務だと想像しています。IT土方って言葉があるくらいなので。

残業無し、だけではなく「有給5日使って9日間の休暇取得」なんかもやってのけています。「そんなに休んだら仕事がどうなっているか不安...」と思う私にも、まだ元社畜の細胞が生き延びているのかも知れません。おぉ怖い。

そんな誰もが憧れる脱社畜サクセスストーリーを展開しているはっしーさんですが、その成功に見合った苦労は当然されています。

 

英語を学ぶために様々な手法を用いており、Wikipediaを使った学習やオンライン英会話についても記事を書かれています。面白そうなのでじっくり読んで試してみよう。

この英語学習一つとっても、ブラックじゃない労働環境を手に入れるって目標に対してあれこれ考えて必要な行動をしたから、結果として望んだ環境を手に入れたって訳ですね。

人生の大部分を占める仕事に関して、少しでも良い労働環境に憧れるのは皆一緒(ですよね?)。どんなに現実離れした理想であっても、とりあえずそっちに向かって一歩踏み出せばいいんです。ダメなら引き返せばいいし。

元々そんな考え方をしているkuro隊員ですが、人生と仕事について改めて考えるきっかけとなった記事でした。

ワークライフバランスという言葉

働き方や豊かな人生について書かれたコンテンツを読むと、頻繁に登場する「ワークライフバランス」という言葉。

ワークライフバランスは、仕事と生活を共存させながら、持っている能力をフルに発揮し、それぞれが望む人生を生きることを目指します。 企業がワークライフバランスに取り組む目的は、社員が働きながらでも仕事以外の責任や要望を果たせる環境を提供することにより、能力を最大限発揮し、会社に貢献してもらうこと。

ワークライフバランス・ダイバーシティより引用。

正直言ってあまり共感できない言葉です。「仕事は減らないけどプライベート充実させてね」って言われてるようで、「大きなお世話だ」と思ってしまう私はひねくれ者なんでしょうかね。

個人的な体験で、ワークライフバランスの一環かなんか知りませんが、一方的なプライベート介入で取りたくもないタイミングで「記念日休暇」取らされるなんて事があったり。「休日増やしたからその分成果出してね」って言う理屈はわかるけど、それを個人個人のタイミングで実行できないんじゃただの福利厚生の押し売りな訳で。

もちろん「休めてラッキー!」と思う人もいるでしょうが、結局は本人次第。実際に休んだ事で仕事の能率が上がって目標達成できれば文句無しですが、1日稼働が減った事で未達に終わった日には「休んでリフレッシュしたのになんで達成してないの?」とブーメランのように自分に跳ね返ってくるのは目に見えているので、休みたくないという心理。

今は過剰な労働を強制する事には敏感な風潮ですが、過剰な休暇取得の促しもそれはそれで面倒臭いと思ってしまう。と言うか平日休んでも会社携帯とスケジュール帳を手放せなければ休んだ気しないし、挙句の果てには遅れた仕事を取り戻すために本来の週休日である土曜日にヤミ出勤。見事な本末転倒。

もちろん対外的には「ウチの会社はワークライフバランスを導入して社員の満足度向上に努めています!」って言える方が見栄えはいいだろうけど、その恩恵に預かる事ができる人間って一体どれくらいいるんでしょうか。

愚痴っぽくなってしまいましたが、あくせく働いた経験は無駄じゃないと思っています。むしろ社畜経験があるからこそ多少の無理は苦にならないと言うか。いや、それも危ない考え方のような気もするけど。

最後に

kuro隊員が常々思っている事ですが「嫌なら辞めりゃいい」って考え方。

ゆとり世代丸出しと思われそうですが(実際にはゆとり世代ではない)、自分の人生どこにフォーカスするかの問題だと思います。

もっと忙しくてもいいから稼ぎたいのか、貧乏でもいいからのんびり働きたいのか、不便でもいいから田舎で暮らしたいのか。

何か叶えたい事があるのなら、はっしーさんのように行動する事が必要ですね。

kuro隊員も脱社畜していますが、これから先の生活が成り立たないと成功とは呼べないので今が踏ん張りどころ。いずれ「kuro隊員のように田舎に移住して自由な生活がしたい!」と言われる日のために(オススメもしないし責任も取りませんが)、成功事例となれるよう精進します。

 

まとまりの無い記事になってしまったので、この辺で。

ではまた(^^)/

 

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