こんにちは。
北海道十勝地方池田町の地域おこし協力隊、kuro隊員です。
完全なる雑記です。
このタイトルで記事を書こうと思ったのは実に3回目。
1回目はblog始めてすぐの頃。書けそうなテーマだけザーっと羅列しておいて、後日見返してみたら「これやっぱりイメージ湧かないや」と削除。
2回目は昨日(1/31)。冬で運動不足のせいかマラソンへの想いが募り、「よし書こう!」と思ってPCに向かっていたら、いつの間にか観光について語る内容に変化。
という訳で3度目の正直です。
マラソンという己との勝負
マラソンを始めたきっかけ
kuro隊員は平成28年4月に池田町地域おこし協力隊に着任しました。
協力隊員は自治体から住居を割り当てられます。ちなみに賃料なんかの経費は協力隊予算(国から自治体へ交付される特別交付税)から支出してます。
よって自分の住居がどんな物件なのか、実際にこの目で見るのは着任数日前に引っ越してきてからです。ドキドキです。
幸い、独身男が一人暮らしするには充分な部屋でした。
それまできったない住み込みの寮に慣れていたkuro隊員にとってはむしろ天国かと思いました。すきま風が強烈な天国。
で、その物件は池田町の中心部(駅とか商店街があるエリア)からちょっと離れた住宅街、「利別」ってエリアにあります。静かでいいですよ、利別。
自宅の目の前を走る道道73号線を音更町方面に向かうと、池田町「千代田」というエリアを通るんですが、この辺は開放的な景色で気持ちいいんです。道沿いにはいけだ牛の牧場や圃場(ブドウ畑)があったりと、池田町らしい風景だなぁと感じます。
で、そんな景色を見てたらフラっと散歩してみたくなって、引っ越しの片付けを放り出して散歩に出かけました。
いい景色だなーとか空気がうまいなーとか思っていたのは最初の10分だけ。当時3月末、その日は風が強くてすっげー寒かったんですよ。
30分くらい歩いて引き返すんですが、「もう寒すぎて歩いてられん!」と走って帰ることにしたんですよ。距離にしてわずか2~3kmだと思いますが、吐きそうなほど疲れました。
どうにか帰宅したものの、体力の衰えに一人ショックを受けます。
「これから地域をおこしていくのに、こんな体たらくでいい訳がない...」
※ちょっと盛ってます。
とりあえず体力つけようと決心。こんな気持ちのいい風景の中を走るなら楽しみながら走れるし、軽く始めてみよう!というノリで走ることにしました。
それがkuro隊員とマラソンの出会い。
三十路直前の重たい脚
マラソン経験は、高校の行事で強制参加だった札幌マラソンに3回出場。
10kmで43分くらいが最高記録だったように記憶しています。
短距離走は昔から得意でしたが、長距離は大嫌い。野球部の練習ではそれなりにランニングメニューはありましたが。マラソン大会前の2週間くらいから練習の最後に全員で5km走とか。きっつ。
もちろん野球から離れて以降はほとんど走る訳もなく。
「まぁ今でも10km50分くらいならイケるだろ」って思ってましたが、三十路直前の体にそんなポテンシャルは無かったと痛感。
Google mapで距離を計ってタイム計測してみると...。
3.1km18分30秒→6km/時→10km走ったら1時間かかる(/ω\)
全然ダメじゃん。
人間タイムや点数が絡むとアツくなります。
肺と横っ腹の痛みを堪え、重い脚をさすりながら今後のランニング計画をたてます。
5分考えた結果→やっぱり目標が無いとダメだ→ハーフマラソンに出よう!
ノリで走り始めてノリで大会出場を決意。そんな自分が割と好きです。
ウェアとシューズも早速購入。
2016年は3つの大会に出場しましたよ。
マラソン大会記録
1走目
大会名:第8回なかしべつ330°開陽台マラソン
種目:ハーフ
ドッキドキの初ハーフマラソン。しかも大好きな開陽台周辺がコースなんて最高じゃないか!と思ってたら泣きを見ました。
5~10kmまでは快調。折り返し地点で55分という110分で完走ペース。
快調っていうか飛ばし過ぎただけ。後半は地獄まっしぐらな展開へ。
13km地点あたりから、「あっこれもう無理だな」感に包まれます。脚は重たい、爪先痛い、股関節外れそう、両肩痛い(長距離走ると肩の筋肉もめっちゃ疲れます)。
ペース落としたとしても2時間ジャストくらいでゴールできそうだし、ゆっくり行こう...。と思ったら最大の難関、ミルキーロードの超絶アップダウンに打ちのめされる。
諦めてトボトボ歩きだす男、kuro隊員。
結果、完走はできましたが敗北感を拭えず。帰りの運転中には足がつるという、ベタなオチが発生。
走っている間は「なんでこんな辛いことやってんだ俺は」と思っていたんですが、敗北感が消える頃には「次は2時間切るんだ!」と決意を新たにしていました。
記録:2:08:24
2走目
大会名:第44回オホーツクマラソン
種目:ハーフ
中標津の悲劇から2か月。ついにリベンジの時。
前回の反省を活かし、爪先が痛まないよう靴下で調整したり、朝食にカロリーメイト2箱食べてカロリー確保したり、準備段階から成長っぷりが伺えます。
あとはペース配分。前回は前半飛ばし過ぎるて後半バテるという、いかにもノリと勢いでいったけどダメだった!みたいなマヌケな結果に終わったため、均一なペースを心掛ける。それに尽きる。
いざスタート。控え目なペースで距離を刻んでいくも、どんどん抜かれていく自分にやや焦る。どう見ても重たそうな体をしたオジサンランナーにも抜かれてさらに焦る。
「落ち着け...ここでムキになって飛ばしたら負けだ...」
自分との戦い。アツい戦い。
折り返し地点の到達。タイムは1:02くらい。
「ペース抑えすぎて2時間切れないじゃないか!!」
これまでの理性は吹き飛んでペースアップ。もう気合で走る走る。
焦り過ぎて12km地点の給水所で派手にむせる。あぁ無駄な体力使っちまったわ。
前回同様、17km地点くらいが一番身体が悲鳴を上げる。
もう沿道で応援してくれる人たちに向けて表情を作る余裕など全く無い。頼むからこっち見ないでくれ!くらいの顔してた気がする。
ゴール間近のT字路を左折するコースなのに、判断能力ゼロの状態で直進しようとして係員に止められる。あぁまた無駄な体力使っちまったわ。
結果、ギリギリで2時間切れました。達成感と脱力感。
ハーフ完走賞として鮭1本GET。さてどうしようかコレ。
記録:1:59:09
3走目
大会名:2016フードバレーとかちマラソン
種目:ハーフ
シーズン最後となるであろう大会。しかも開催地は十勝の中心、帯広市。
マラソンを始めて早6か月。前回は2時間切った。3日前から炭水化物摂りまくってエネルギーはためこんである。
池田町の知人3名も参戦するアツい戦い。
いいレースにしよう!!
はいスタート。
折り返し地点前後くらいまではそこそこ平坦な道が続く。少し肌寒いが走っている内に身体が温まってくる。
前回、前々回とは大会規模も違うため、沿道の応援者の数も多い。大丈夫、まだ表情保ててる。
ペース配分は上々。折り返し地点で1:00ジャスト。そしてここからペースアップ!!
給水所ではちゃんとスピードを落として水分補給。むせてたまるもんか。
で、12km地点くらいだったか...?
「スイーツエイドステーション」って見慣れない文字が目に入る。
なんと六花亭がスイーツを提供しているではないか!
さすがフードバレーとかちの名に恥じないサービス、と感心するも。
今食える状態じゃねぇよ。
美味しそうなのはもちろん伝わってくるし、ハーフマラソンというストイックな戦場にいる今、係の女性たちが輝いて見える。ついつい目線がその笑顔へ...。
でもただでさえ口の中パッサパサだから、スルー。後悔は無い。
15kmくらいからゴールまではほぼ直線のコース。
応援者もやけにテンション高く、ハイタッチの構えでランナーたちを煽る。
つられてkuro隊員も思いっきりハイタッチを数回交わす。あぁ無駄な体力使っちまったわ。
コースが平坦でペース配分も悪くない。身体はしんどいけど、まだ気持ちは萎えてない。これは好タイムの予感...?
帯広市の中心部に戻ってゴール。さてタイムは!?
あれ、前回と2秒しか変わらないじゃん。
精神的に余裕だったのは、少しペースを抑えすぎたのか...?
記録:1:59:07
以上、kuro隊員の2016年マラソン記録でした。
怪我無くシーズンを終えられて何よりですが、記録が全然伸びなかったのは不満。
フードバレー後は一度も走っていません。
3月頃からまた身体を作り上げて、今年の目標は5レース出場&1:30台!!
自己ベストから20分縮めるつもりです。キツくて笑えてくる。
ではまた(^_^)/~