"元"池田町地域おこし協力隊~kuro隊員のその後~

平成31年3月に池田町地域おこし協力隊を卒業したkuro隊員の"その後"をダラダラ綴ります

サラリーマン時代の社訓的な言葉がやっと腹落ちしてきた話

こんにちは。

とある研修会の講師を依頼されたので、"コイツもう二度と呼ばない"ってくらいにキレイゴト皆無なトークを炸裂させてこようと目論んでいるkuro隊員です。

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社畜時代に得た言葉

好きな言葉

社訓とか理念とか指針とかあるじゃないっすか。

会社によっては、朝礼かなんかの場で大声で唱和したりするようなアレです。

 

33歳になった今、あれらの言葉がなんだか妙に腹落ちするようになってきたよって話!

 

 

存在意義がわからなかった

もう5年以上も前の話になりますが...。

 

kuro隊員が最後に勤めていた会社(まっとうな一般人として生きる最後のチャンスだった会社)でも、もちろんあったんですよ。

社訓の類

がね。

 

母体を含めてそこそこしっかりした会社ではありました。

営業手法も精神論などを持ち出さず、きちんと体系だてて練っていくようなスタイルというか。

そのわりには(?)毎朝の朝礼で社歌を歌ったり、休日に上司のマラソン応援に駆り出されたりと、

なんかアレだよね

って習慣もありましたがね。

社歌を毎日歌うって普通のことなの?

 

で。

会社から支給されていた、当時の業務用ノートを見返してみたところ

  • 事業理念
  • 行動指針
  • スローガン
  • 会社の考え方(後述)
  • 我が社は何屋なのか
  • 経営理念
  • 遵奉すべき精神
  • 行動基準

という文言がズラッと並んでおりました。

 

いやもうぶっちゃけ

多すぎて意味わからん

のですよw

その類だけで業務用ノートの10Pくらい埋めちゃっててさぁw

 

"この会社を作るとき、エライおじさんたちが一生懸命考えたんだろうなぁ"と思うと多少の申し訳なさを感じますが...。

あえて、心を鬼にして言うならば

もうちょい簡潔にまとめてよ

とね。

 

あるいは。

そんなボヤっとした抽象的なキレイゴトよりも

売上いくらで給料いくらUP

を書いとけよ、と。

 

...と、まぁそんな感じで。

当時は心から

クソほどいらねぇ

と思っていたのですがね。

 

やっぱり環境が変われば考えも変わるもので。

当時20代後半の自分と、とうにアラサーを通り越した今の自分。

 

かつての社訓の一部が、最近やけに腹落ちするなと思い始めたのですよ。

 

楽観、計画、実行

31の考え方

前述した社訓の類の中に

会社の考え方

というものがありまして。

 

これ正確には

31の考え方

と呼びます。

 

31(個)の考え方=日替わり社訓

みたいなもんです。

1日には1日のデイリー社訓があって、10日には10日の、20日には20日の社訓があるのです。

ホントこんなんよく考えたわw

 

で。

その中で1つ、2018年末から現在にかけての自分に

よくマッチした

考え方を紹介しようと思います!

 

楽観的に構想し、悲観的に計画し、楽観的に実行する

長いw

長いのですが、これが

ベスト オブ 腹落ち

しております。

 

元ネタは京セラの創業者である

稲盛和夫氏

の言葉(経営哲学)のようです。

稲盛和夫の実学―経営と会計

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  • 作者:稲盛 和夫
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構想と計画の違いって、即答できるでしょうか。

営業や販売などの仕事で、日常的に企画会議やら戦略会議をしている人ならば簡単かもしれませんね。

 

別にクイズを出題したい訳ではないので、その答え(kuro隊員の認識交じり)を以下にまとめると

  • 構想は物事の骨格や基本となる考え方を組み立てること
  • 計画は具体的な実現をするための方法や順序を考えること

 

たとえば。

家を建てるとするじゃないっすか。

 

さてじゃあどんな家にしようか、と。

日当たりがよくて庭の広い木造の家

にしたい、というのが

構想

で。

窓の数・位置・大きさをどうするか、どんな材を使うか、どんな職人に頼むか、庭と家屋の割合をどれくらいにするかetc

ってのが

計画

です。(...かね?)

 

 

構想なんて、ホントに好き勝手に創ればいいのです。

リアリティよりもフィーリングで、あれもしたいこれもしたいもっとしたい...的なノリで。

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そうして出来上がった

夢と理想100%

な構想を、計画に移せばいいのです。

楽観的な構想

です。

 

なんせ好き勝手に組み込んだことばかりなので、計画段階ではさまざまな問題が浮上します。

現実的に考えると不可能なことも当然含まれているでしょう。

実現するためにものすごい障壁があることも含まれているでしょう。

 

ここでいう悲観的という言葉が意味するのは

決してネガティブ

な意味じゃない、ということです。

 

"冷静に考えてみたらこんなのムリだよね"ではないのです。

楽観的な構想をそのまま実現するためにはどんなリスクがあって、どうすればそれを回避なり解消できるのか、という

実現することを前提

として

構想を疑いまくる

のです。

 

重箱の隅をつつくように、"この部分は細部まで考え込まないとダメじゃないか"とか"計算上は問題ないけど、いざトラブルが発生したらどうするか"などなど...。

ネガティブな気持ちで"できない理由"を探すのではなく、

ネガティブな視点で

リスクを潰していく作業、とでも言いましょうか。

 

そうまでしてブラッシュアップされた計画があれば、

楽観的に実行

するのみ、ですね。

 

...とまぁ。

文字にすると

すっごい当たり前

なんですけどね...。

 

なんでしょうね。

サラリーマン時代のように上っ面の理解ではなく、全身で理解できるようになったというか...。

あんなに"こんなキレイゴトがなんだってんだ"と思っていたものが"あぁ、これってこういう意味だったんだね"と腹落ちしたのが妙に気持ちよくてですね。

 

そんな勢いで書いた乱文でした。

お付き合いいただき感謝。

 

最後に

環境が変われば考え方も変わるもので。

自分を正当化したい訳ではないけど、"あの頃はこう思っていたけど、今はこう"ってのが普通だと思うのですよ。

その環境に適応するための変化ならば、ですけどね。

 

過去の社訓(の類)にはまだまだ思うところがあるので、また似たような記事を書くかと思いますw

 

ではまた(^O^)/