池田町地域おこし協力隊~kuro隊員の活動日誌~

平成28年4月。30才目前にして、北海道池田町地域おこし協力隊として移住したkuro隊員の活動をダラダラ綴ります。

ゆるキャラグランプリの組織票問題について思うこと

こんにちは。

北海道十勝地方池田町地域おこし協力隊、残り任期は5か月のkuro隊員です。

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組織票は悪か否か

とても平和なニュースを目にしたのでサクッと感想。

組織票を集めた当事者、それを無効票と判断した運営者。

どっちが正しいとか間違っているとかじゃなく、まぁそもそもゆるキャラ自体がどうでもいい話なんだけど...。

普段は役場にブチ切れ隊であるkuro隊員が、珍しく公務員を褒める記事です。 

 

ゆるキャラ組織票問題に思うこと!

組織票問題をザックリまとめ

いつものことですが...キッチリまとめるのは面倒なので、詳しく知りたい人は各自ググってニュースサイトでも読んで下さいね!

  • ゆるキャラ グランプリ2018にて組織票が発覚
  • 運営者は組織票を無効と判断し削除
  • 結果、組織票とは無縁のゆるキャラが逆転勝利

はい、とても平和なニュースですね。ゆるキャラを選挙に置き換えて読んでみると、一気に政治的ニュースに早変わりしますがね。

で、激動のランキング最終結果は

  1. カパル(埼玉県志木市文化スポーツ振興公社):889,346pt
  2. ジャー坊(福岡県大牟田市):843,682pt
  3. こにゅうどうくん(三重県四日市市):807,592pt
  4. 一生犬鳴!イヌナキン!(大阪府泉佐野市):605,177pt
  5. 滝の道ゆずる(大阪府箕面市):192,326pt

とのこと。全部知らねぇや笑

なお組織票が無効と判断される前の暫定ランキングは

  1. こにゅうどうくん(最終3位)
  2. ジャー坊(最終2位)
  3. 一生犬鳴!イヌナキン!(最終4位)
  4. カパル(最終1位)

だったそうで...。

暫定トップ3が多くの無効票によりランクダウン。結果、組織票とは無縁のカパルがグランプリに輝いた、と。カパルの劇的な逆転劇に乾杯。

カパル担当者のコメントは

「うちは職員が5人ほどしかいなくて組織票の『そ』の字も出せない弱小団体。その中でがんばってきて、てっぺんが取れてうれしい」

 とのこと。朝日新聞DIGITALより引用。

 

組織票の実態・関係者たちのコメント

ここからは主にニュース記事の引用に対しての感想という形で。

四日市市観光交流課の職員らが約2万件のIDを取得し、希望に応じて各部局に割り振り、連日大量投票を行っていたことが判明した。

同課担当者は取材に対し「応援してくれる人がすぐに投票できるようIDを作った。無理強いはしておらず、不正を行った認識もない」とする。

強気の四日市市。産経新聞より引用。

確かにルールとして明示されていない以上は不正ではないのかも知れないけど、運営者は毎回、不正と思われるアカウントからの投票は削除しているようなので、まぁどっちもどっち。

カチっとルール化しない限りはいたちごっこが続くのでは...。

 

この結果に森智広四日市市長(40)は「(実行委が)精査した結果、80万票を認めていただいた。素晴らしい結果」と納得し、約3000人の市職員を含む「ルールに従って取り組んだ。市民の思いが詰まった80万票。誇りを持って帰りたい」と胸を張った。来年以降は出場しないと明言し「もうノーサイド。次を向いて歩きましょう」と会場の花園に絡めて前を向き、「記録よりも記憶かな」と報道陣にも感謝していた。

同じく四日市市の森市長。同上の記事より引用。

"ルールに従って取り組んだ"と断言できることに清々しさすら感じてしまいそう。もしも"グレーゾーンだと承知の上で取り組んだ"と断言していたら、個人的には最敬礼しても惜しくないメディア対応。

"記録よりも記憶"というのは確かにその通りで、知名度UPに限って言えば、グランプリは逃したものの充分な効果があったのではないでしょうか。

ただし

38万もの無効票

も立派な記録かと思いますよ。

 

 昨年の優勝キャラ「うなりくん」の千葉県成田市でも、昨年の投票期間中、市職員が休日に約1200人分のアドレスを作成して同僚らに投票を依頼したという。

 担当者は「グランプリを獲ればメディア露出も増える。県外イベントにも以前の3倍くらい呼ばれるようになった」とメリットを明かす。

こちらは千葉県成田市。同じく産経新聞より引用。

優勝した昨年から大きく順位を落としたくなかったんですかね。心証悪いもんねぇ。

個人的には"市職員が休日に~"のあたりに好感をもっています。地方公務員が、手段はどうあれ数字を取りにいくためになりふり構わず仕事してるんですよ!

自分がヒマだからと他部署におしゃべりに来るヒマ公務員にも見習ってほしいもんだわ...おっと話が逸れてしまう。

グランプリの成果としてメディアやイベントでの露出が増えたのはわかるけど、それでいくら自治体にお金が落ちたのかもコメントしてほしいもんですね。 

 

「嫌ですよね、組織票。純粋に人気でやってほしい」(来場者)
 「キャラはものすごく頑張っているのに、周りの行政の方がキャラのイメージを逆に悪くしてしまっているのが悲しい」(来場者)

GP会場(東大阪市)の来場者からのコメント。MBSの記事より引用。

これはちょっとよくわからんね...。

純粋な人気だけで勝負しても、結果が出なければ税金投入して作り上げたゆるキャラの成果が挙がらない=無駄だと言うのに...。注目集めるためにグランプリを狙うのは当然だと思うんですけどねぇ。

仮に町を盛り上げたい有志が自腹で打ち立てたゆるキャラであれば、正々堂々と純粋な人気勝負に負けて"精一杯やったので悔いは無いです!"とか言ってたらまぁまぁ美談だけど、行政が仕事としてやってることなんだからね...勝ちにいかなきゃダメじゃあないかね。

キャラが単独で頑張っているって訳でもないでしょう...周りの行政の人が税金使って頑張っているのが正しい。"結果としてイメージを悪くしている"というのは仰る通りですね。

 

また、自治体の担当者からも「騒動でかわいいゆるキャラのイメージが悪くなってしまい残念だ」(関東地方の自治体職員)「ゆるキャラなんだから、ゆるくやったらいいのに」(中部地方のPR担当者)と疑問視する声が漏れた。

再び産経新聞より引用。

これもちょっとね...。

ゆるーくやりたいなら税金使うのやめりゃいいのに。ゆるキャラ自体はゆるいコンセプトで作られているからと言って、それを担当する職員までゆるくやってちゃダメでしょう。

"僕はゆるキャラ担当職員なので、成果とかそういうのじゃなくて、ゆるキャラ担当らしくゆるーく仕事してまっす!"って職員がいたら"君アホか"と言いたくなるでしょってことね。

 

感想まとめ

はい、以上のように複数の立場から多くの意見があるようですよ。

kuro隊員は騒動の一連の流れを目で追っただけですが、感想を一言でまとめると

やるじゃん公務員

って感じです。皮肉じゃないですよ!

 

グランプリのために捨てアカ大量に取得して不正認定上等な方法で攻めるなんて、公務員らしくなくて大いに面白いじゃあないですか。法律に従って仕事しているはずの公務員が、グレーなやり方で自分の自治体をPRですよ!

一昔前のアフィリエイターが、中身の無いサイトで本命サイトの被リンクを大量に稼ぐ手法に似ているような気もします。もうその手法はGoogleに見破られて淘汰したようですが、(運営者に)バレて(票が)消えていくって点もそっくりじゃない。

 

もう一度言いますが、全然皮肉じゃないですからね。

そもそも組織票がルール違反だという明示があった訳でもなく、運営者とシステム管理業者が不正と判断した票を削除していっただけなので、個人的には捨てアカ組織票作戦はルール違反じゃないと思うのですよ。まぁ間違いなく公務員のやることとしてはモラル違反ではあると思うけどね。

"よーしルール違反じゃないから捨てアカ大量生産して大量投票!これでグランプリ間違い無し!"ってアイデア出して、その通り実行しちゃうんだから大したもんじゃないですか。中身うんぬんではなく実行力がね。

 

ぶっちゃけた話、仕事なんてしてもしなくても給料にさほど影響しない公務員が、

グランプリという成果をガチで獲りにいった

って点にすごい好感を持っているのです。

"ゆるくやればいい"とか"結果にこだわりすぎ"とかヌルいこと言ってないで、仕事として成果を出すためにルールをギリギリ守ってグレーゾーン攻めたことに、心から拍手を送りたいと思います。

やるじゃん公務員!

 

最後に

ちなみにkuro隊員は

今さらゆるキャラって必要?

と考えているタイプなので、今回の騒動はものすごくどうでもいいと思っております。

 

ただ、グレーゾーンを攻められる自治体職員がいたことに興味を惹かれて、当記事を書き殴った次第でした。

似たような話として...先日の闇ふるさと納税の時もやはり"面白いことする自治体あるじゃん。いいぞやれやれ笑"と思っていたので、今回こうして書けて大満足でございます。

 

ではまた(^_^)/~