池田町地域おこし協力隊~kuro隊員の活動日誌~

平成28年4月。30才目前にして、北海道池田町地域おこし協力隊として移住したkuro隊員の活動をダラダラ綴ります。

北海道ワカモノ会議キックオフ!~照井町長(江差町)と齊藤副町長(天塩町)の豪華トークセッション~

こんにちは。

北海道十勝地方池田町地域おこし協力隊、ワインを飲み過ぎると記憶を失うkuro隊員です。

北海道ワカモノ会議キックオフ会場

北海道ワカモノ会議

協力隊2年目の現在、1年目の時ほど手当たり次第に研修やセミナーに参加するのは止めました。ある程度人脈が拡がった今、あとは自然増と深く興味のあるものにだけ参加すればいいや、と。

なんせ協力隊の予算も限られているので、 必要な場面、必要な物に絞っていきたいと思います。決して今まで無駄遣いしてた訳じゃないけどね。

そんな中、これは参加しておきたいと思ったセミナーへ。パネラーのお話を是非聴いてみたかったのと、タイトルにそそられたので。

そもそもワカモノ会議とは?

長野県小布施町

恥ずかしながらkuro隊員もろくに知りませんでした。

長野県小布施町の小布施若者会議、が発祥のようです。

以下引用。

小布施若者会議は、小布施という小さな町を舞台に、新しい社会モデルやライフスタイルの実現を目指す、35歳以下の若者によるプロジェクト型コミュニティです。

1年に1度、全国の若者が小布施に集い、つくりたい/ありたい未来像を構想し、その実現に向けた事業や政策をプロトタイプし、実践します。会議で構想した事業や政策は、行政や地域企業、分科会ごとに関わる地域外の企業やメンターが全面的にバックアップし、その実現をサポート。会議が終わった後も、つながり、学びあい、実践するコミュニティとして、小布施での実践を社会全体に広げていきます。

 コチラがHP↓

obuse-conference.jp

なんか面白い事やってますね。2017年は5つのプロジェクトが進行しているようで、あのTV番組「ガイアの夜明け」にも取り上げられたとの事。

参加者やプロジェクトリーダーのプロフィールを見てみると、本当に35歳以下の人たちばかり。もう31歳になったkuro隊員はきっと年長者側でしょうね。みんな若いのにすげー。

続々と各地で開催される若者会議

調べてみたら北海道だけでも色んな町で開催されていました。

札幌市旭川市釧路市北見市など。それぞれは独立した取り組みのようですが、一つの自治体だけではなく周辺自治体からも参加者多数なようで、良い取り組みだなぁと思います。

きっとそのうち十勝版もできるのではないでしょうか。人任せ。

北海道ワカモノ会議キックオフイベント

平成29年7月23日北海道大学にて開催

↓北海道ワカモノ会議Facebookページ↓

https://www.facebook.com/wakamono.hokkaido/

よその若者会議の紹介はあまり深く語れないのでこの辺にして、kuro隊員が参加した

「北海道ワカモノ会議」の話をします。

樽ころというアツき戦いを終えた翌日、筋肉痛で悲鳴を上げる身体を引きずってJRで札幌へ向かいました。車で行けば旅費節約できるんだけどね。時間に余裕あるから帯広からバス&帰路のみJRでもいくらか安いんだけどね。

そんな出張経路はどうせ却下されるので無駄な抵抗はせず、大人しくJRで行く事にしました。ごめん税金。ありがたく使わせていただく。

会場は北海道大学内のクラーク会館。北大の敷地内に入るなんて10年振りくらい。懐かしいなぁなんてボケーっと歩いていたら構内やクラーク会館の外観等、見事に写真を撮り忘れる。blog書いているって意識が足りないっすね。

一風変わった様子の会場

北海道ワカモノ会議キックオフ会場

これは冒頭に貼った画像と同じですが、これ研修開始前なんですよ。無造作に散らばった椅子と、バラまかれたA3サイズの紙。

北海道ワカモノ会議キックオフイベント,ワークショップ用紙

こんなヤツです。何を書くかは不明ですが「※大きく!丁寧!端的に」との事。まぁきっとワークショップで使うんだろうなと深く考えない事にしました。

後日の事務局からの発表によると、参加人数は62名だったようです。地域おこし協力隊、会社員、大学生、公務員、地方創生団体関係者など多種多様。

15:30に開会を迎えます。

豪華なパネラー2名

もちろんワカモノ会議自体にも関心を持って参加しましたが、一番楽しみにしていたのはパネラートークセッション。以下にご紹介。

江差町 照井誉之介町長

史上最年少(29歳)で江差町の町長となった照井町長。

経歴はWikipediaより引用します。

神奈川県横浜市出身。早稲田大学政治経済学部政治学科卒業。大学卒業後、2008年北海道新聞社に入社。2009年から2012年までの3年間、江差支局に勤務し、2010年の江差町長選挙の取材にも従事した。2012年7月、帯広支社に転勤し、2014年4月に北海道新聞社を退社。4月11日江差町長選挙への出馬を表明。同年7月の江差町長選挙に無所属で出馬し、4期目の当選を目指していた現職の浜谷一治町長を447票差で破り、初当選。同年8月8日、江差町役場に初登庁し、正式に江差町長に就任した

就職して3年間、江差町に配属された事がきっかけで後に町長に。帯広支社にも在籍されていたとは知らなかった。

第一印象は「にこやか爽やかそして若い!」でしょうか。しかし話を始めると良い意味で町長らしくないと言うか、都合の悪い話を濁したり誤魔化したりしない。

これ何て表現すればいいかなぁ。立場は思いっきり公職ですが、民間人寄りな考え方や話し方と言うか、「政治家感」が薄い。もちろん良い意味ですよ。

なんとkuro隊員と2歳しか違いません。なのにこのオーラの差はなんだ。

天塩町 齊藤啓輔副町長

こちらも注目の人。

頼りのWikipediaには掲載されていなかったので、簡単に経歴をご紹介。

  • 北海道紋別市出身
  • 大学卒業後に外務省入省
  • ロシア・ウズベキスタンに計6年間滞在
  • 帰国後は総理官邸の国際広報
  • 2016年7月地方創生人材支援制度で天塩町副町長として派遣

たった5行の経歴だけでも、とんでもないポテンシャルの人材だとわかりますよね。と言うか齊藤副町長も36歳なんてすげー若いのにすげーキャリア。溢れ出るオーラ。

元々、kuro隊員の母方の故郷である天塩町に着任された時から、ニュースなどで名前を目にしては気になっていました。私天塩町大好きなので。

そういえばライドシェアの提案者も齊藤副町長。

www.kuroroman.com

パネラートークセッション

そんな注目度MAXなお二人による、期待度MAXなトークセッションがいよいよ開始。

なおトークの中で気になったキーワードや閃いたアイディアは、足元に散らばっている用紙に記入して、また床に置いてくれ、との指示。後のワークショップで使用するよう。

照井町長(江差町)と齊藤副町長(天塩町)

まずは北海道ワカモノ会議事務局より質問。

Q1:ワカモノの声を地域づくりに反映させる意味はあるか?

照井町長:ある。ワカモノ&ヨソモノの目線は地域に眠っている価値を正当に評価し発信する事ができる。しかし全体のバランス(各世代の声)を考える事も同様に重要。

齊藤副町長:当然ある。一つの地域だけで生活していると視野が狭くなる。クリエイティブなワカモノ&バカモノが必要。

Q2:地域づくりにワカモノの活力を活かせているか?

照井町長:十分に活かせているとは言えない。そもそもワカモノの数が少ない。ワカモノが声を上げたとしても、年配者側にそれを受け入れる体勢がまだ無い。

齊藤副町長:全く活かせていない。町の要職に就いているのはみな年配者で、口では世代交代が必要と言うが実際は何も変わっていない。年配者の経験はもちろん財産だが、時にはデータを用いるなど客観視できる判断基準が必要。その折り合いが大事。

ここでちょっと話が逸れ「ヨソモノ」であるお二人はどのようにして地域での人間関係を作っていったか?について言及。

両者:地元のスナックに通う。

スナックに通って常連さんと仲良くなれば自然と情報が集まり、人脈も広がる、との事。納得。

Q3:地域づくりを担うワクワク感は?

照井町長:ある。小さな町なので住民の反応が直に伝わってくる点。その分責任はあるが、良い反応が返ってきた時はやりがいを感じる。

齊藤副町長:ある。役場職員の顔つきが変わってきている点。自身の着任当初は多くのプロジェクトや指示を与えたが、徐々に自発的に仕事に夢中になる職員が出てきた。

Q4:北海道ワカモノ会議に期待することは?

照井町長:地域の情報発信源として、今後も連携を深めていってほしい。

齊藤副町長:それぞれの町が稼ぐ力とPRしていく力のプラットフォームになってほしい。

 

事務局からの質問は以上。

参加者からパネラーへ質問

Q1:なぜ町長(副町長)になったのか?

照井町長:3年間記者として勤務したが、江差町のような町がふるさとだったらいいな、と思って。

齊藤副町長:地方創生のモデルケースを自分たちの手で作るため。

Q2:役場の若手職員のモチベーションをどう保つ?

照井町長:自身と若手職員のみで定期的に懇親会を開催している。また課長クラスに対しては若手職員の意見にしっかり耳を貸すよう指示している。そして住民からの反応を感じられる喜びをモチベーションとしてほしい。

Q3:北海道のブランディングについてどう思う?

照井町長:既にブランド力は十分。あとは稼ぐ力=販路が必要。

齊藤副町長:同じくブランド力は十分。販路が全て。何となく特産品を開発しても販路が無ければ失敗に終わる。

Q4:地方創生の定義って?

齊藤副町長:住民の所得向上に尽きる。

 

※バシッと一言で言い切っていて清々しかったです。確かに移住促進も特産品開発も少子化対策も、地域の課題は数あれど全てをひっくるめた対策は所得向上が一番だと思う。

Q5:都会に出て行ったワカモノをどう呼び戻す?

照井町長:町自体がしっかりとした将来のビジョンを示す必要がある。不安なのは雇用だけでなく娯楽も町の将来も含めた全てである。

齊藤副町長:地域に稼ぐ力が無いとダメ。またワカモノ自身が将来(Uターンして)自ら雇用を作り出せるよう、町内の学生には英語とITスキル強化に重点を置いている。

Q6:地方創生という言葉と地方交付税削減の矛盾についてどう思う?

齊藤副町長:国の助成金を待っているだけ(口を開けてエサを待っている、と巧い例えが飛び出す)の時代は終わった。稼ぐ力の無い地域はどんどん淘汰されていくのが必然。国に頼らず稼ぐ力をつけなければならない。

 

会場からの質問は以上。

あー面白かった。

アンカンファレンス式ワークショップ

トークセッションが終わりワークショップへ。いよいよ会場にバラまかれていた用紙の出番。会場から椅子が撤去され、一面にキーワードが記入された用紙がバラまかれた状態。

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ルール説明。文章にして伝わるだろうか。

参加者は会場内を自由に歩き回る→「このキーワードが気になる」という用紙が見つかれば、それを拾って掲げる→同じキーワードに注目する人を募ってグループトークをする(他の人が掲げているキーワードに乗っかってもよし)

ごめん伝わらないっすね。

例えばkuro隊員が「スナックは情報収集の場」と書かれた用紙を見つけて、「これは同意できるし、このテーマについて誰かと話したい」と思ったとします。kuro隊員はその用紙を掲げて、同じく「スナックは情報収集の場」というキーワードが気になる人を探します。一人でも見つかれば、そのキーワードについてフリートーク開始!てな感じ。

反対にkuro隊員が用紙を拾わずに、「スナックは情報収集の場」というキーワードを持っている人を見つけたとする。「あの人が持っているテーマ面白そうだな」と思ったら、その人に「フリートークしませんか」と持ちかけてトーク。

 

 

...ルールが伝わったでしょうか?

まぁ雰囲気だけ伝わればいいや。

kuro隊員が参加したトークテーマは3種。

  • スナックは情報収集の場
  • 喫煙所でミーティングが発生する
  • 口だけの世代交代

時間制限がある中で、割と大人数のグループでガヤガヤ意見を出し合ったのでまとめきれません。詳細は割愛。

とりあえず大学生たちとの意見交換は新鮮でした。

最後は参加者全員で集合写真撮って終了。事務局さん、写真お借りします。

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最後に

楽しみにしていたトークセッションは期待通りでした。お二人の意見はどちらもキレイごとでもなければ夢物語でもなく、地方創生の現場をその目で見ているからこその説得力がありました。

個人的なベストシーンは「地方創生の定義とは?」→「所得の向上だよ」という簡潔極まりないけど核心を突いた齊藤副町長の回答でした。

今後の江差町と天塩町の取り組みは要チェックです。

 

なお北海道ワカモノ会議の本会議は8/19、20に夕張市にて開催されます。kuro隊員は残念ながら都合がつかず参加できません(ボルダリング当番と商工会ソフトボール大会に参加のため笑)。

次回は「企画立案と推進」に特化した内容だそうです。ご興味ある方はぜひ参加してみて下さいな。

 

ではまた(^O^)/

 

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